スターウッドでマイル獲得大作戦 玉砕!

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ちょっくらシミュレーションしたのを載せます。

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(3 Resale X WKV) + (3 New X Lagunamar) Total 6 TSes

a. Initial Total Cost $98700
b. Total MF $5477.28/year
c. Total SP 343500sp/year (Mile 429375)(OP 645600)
d. Carrying Cost @7% $6909/year
e. ( b + d ) / c = $0.036059

Amortization 50% in 10years $4925/year then e = ( b + d + $4925 ) / c = $0.5039

If no Carrying Cost & no amortization then e = b / c = $0.0159

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細かいことは考えていません。大ざっぱに計算してみました。

WKVというのは Westin Kierland Villas のこと。Lagunamarもウェスティンです。

●3つのタイムシェアを中古市場から買って、3つをスターウッドから買う。初期投資が$98700、
●MFってのはメインテナンスフィー。
●SPはスターポイント。
●mileはJALマイル。
●SOはスターオプション。
●Carrying Costはこれを買う事によって失う将来利益(これを買わなければ投資に回して収入があるわけですから、その分の事です)。
●Amortization とは償却の事。初期投資分が10年で半額になるという仮定で、それを年割りにして経費として計上。

普通、タイムシェアを買う人は、それを買う事によって減る利益のことは考えませんよね。また、販売時にいくらで売れるかも考えない。その考え方で行くと、スターポイントの単価は驚異の1.59セント。JALマイルに換算すると1マイル1.272セント。

でもそんな計算はインチキなわけです。楽しんだからいいやとかそういう感情的なものは排除します。で、失う将来利益を年間7%で計算しました。買わなければこの金額は自分の収入になってるという考え方です。その場合、3.6059セント。スターウッドから買うと3.5セントですからすでにもう駄目だという結論がでます。

また、タイムシェアは買った値段では売れない。この計算上では中古が3つと新品が3つですが、両方とも10年後には半額になっているという計算。中古物件はすでにかなり値下がりしていますし、新規物件はもともと高い物ではありませんから、比率として10年後に半額になるという考えはまぁまぁ妥当な線だと思います。で、その損失分を10年で割って、経費参入します。その場合のスターポイントのコスト単価は5.039に跳ね上がります。全くお話になりません。この一発が決め手で完全にノックアウトですね。玉砕です。

マイルのためにこれを買うのは駄目だという結論がはっきりしました。

ただこれも考え方に寄るんですね。スターウッドから3.5セントで買えるという前提で、それに比べてどうかという比較をしていますが、スターウッドからは一人暦年20000ポイントしか買えないのですから、本来はそれと比べる事は出来ないはず。とは言うものの、まぁ、いろいろ手があって買おうと思えば買えるわけですから、やはり3.5セントというのを基準に考えても良いと思います。

さてここからどう考えるか。とりあえずマイルのことは忘れて、まだこれに利用価値があるのかないのか考えてみようと思います。スターポイントが34万3500入るわけですが、これの使い道ってどんな感じでしょうか。

スターウッドグループで日本で一番高いホテルがウェスティンホテル東京ですが、そこに17泊出来ます。白金にあるシェラトン都ホテル東京だと34泊。横浜ベイシェラトンもほぼ同じ。シェラトン札幌だと49泊。

次にマレーシアを見てみます。ウェスティンクアラルンプールでは49泊。シェラトンインペリアルクアラルンプールだと85泊。

これを見ると結構泊まれる感じがしますよね。クアラルンプールのシェラトンで85泊なんてちょっとびっくりしちゃいます。でも毎年のメインテナンスフィーで5500ドル。50万円以上払うわけですから、私としてはこのくらい泊まれて当たり前。つまりびっくりするほど良いってわけじゃないですね。

その他いろいろポイントを使えるわけですが、こうやって細かく見ていくと、なんだぁ、大したことないなと言う感じ。

初期費用に1千万近く払って、毎年50万以上払ってこんな程度。やっぱり駄目すね。メリット無し。

さてこれで結論が出ました。マイルも採算が合わない。他の利用方法もたいしたメリットはない。

中古を買って、次に新品を買って、中古の分にも特典を付けてもらうという裏技を使ってもこれだけのパフォーマンスじゃ騒ぐほどの事もないですね。

ということで、この作戦は却下!!

裏技を使ってもこの程度じゃ、デベロッパーであるスターウッドから高いお金を出して直接買ってる人はどうなっちゃうんでしょうね。話にならないどころじゃありません。

結局、タイムシェアというのは自己満足の世界で、冷静に計算していくと結局喜ぶのは客じゃなくてデベロッパーだというのが良くわかります。

タイムシェアの話を書き出した一番最初に、どうしてこの二十年、雨後の竹の子のようにタイムシェアの開発会社が出てきてどんどん開発して売り出して、大手もわざわざホテルをタイムシェア用に変更したりしているのか書きましたが、そりゃやっぱりこれが儲かるからなんですね。ホテルなんて馬鹿らしくてやってられないのでしょう。タイムシェアというのは建設費から、あるいは将来の宿泊費までお客さんはまとめてどーーんとくれるわけですから。やっぱり効率が良いってことなんでしょう。

消費者は常にカモにされ、ババ抜きゲームの最後のババを抜く役目。それで世の中の経済が成り立っているわけですが、なんだかここでもうまくやられちゃってるなぁ、って気がしませんか?うまく乗せられて、夢を見せさせられて何百万も払って。夢が覚めたらどん底に落とされる。タイムシェアの中古価格が地に落ちていますが、私はこれは景気が悪いからじゃないと思うんですよ。これが本当の値段なのかもしれませんね。

前にも書きましたが、一般的なタイムシェアのセールスマンに18-25%のコミッションが入ると聞きました。大きく広告宣伝して、無料で泊まらせたり、凄いと思わせるインセンティブを付けたりして一生懸命売るわけですが、彼らの経費は40-50%だと聞きました。ですから、中古市場に出たときには半分以下っていうのは全く不思議でも何でもないような気がします。

私はまだ彼らに乗せられて高額商品を買ったわけではありませんが、やっぱりいろいろ調べると、しっかり乗せられてカモられているのは消費者だという何とも言えない怒りが湧いてきます。消費者というのはそもそもそういうものなわけですが、やっぱりそこから私は一歩抜け出たいと思う気持ちで一杯です。

良いと思ったスターウッドも細かく調べていくと結局この有様。

さて、最後に残った消費者の味方は一体何なんでしょうか。

サンメンバーズだけかも・・・・・・・・・・

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