最近好きになった会社

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会社を好きになるって私にとっては非常に希なことです。どこの会社も余裕があるところは少ないでしょうし、あるいは金儲けに走る会社も多いし、当然何が何でも生き残らなくてはなりませんから、客の満足を第一に考える会社が少ないのは理解できます。

最近日記にカメラのことを書くことが多くなりましたが、このカメラを通して一つの会社が好きになりました。それはシグマという会社。一般的には前にも書きましたが知らない方が多いと思います。カメラとしての市場占有率なんてゼロに等しいぐらいではないかと思うくらいで、知名度としてもレンズを作ってる会社でしょ?程度だと思います。

この会社のDP2というコンパクトデジカメを手に入れたのは何度も書きましたし、最近のメルボルンやブリスベンの写真はこのDP2で撮りました。まぁ、まだまだこのカメラの本領発揮というほどの写真は撮れませんが、中には自分でもドキッとする写真が無くも無いのです。

それが切っ掛けでこの会社のこと、そして他のカメラ(一眼レフのSD15)を調べているのですが、あちこちでこのシグマのポリシーを感じることがあります。具体的にどういうことかはいちいち書きませんが、客を大事にする気持ちが感じられます。そして自分たちの製品に対する愛着、こだわりも感じます。彼らのカメラに関して言えば、それこそ孤高の人じゃありませんが、多くの人に支持はされなくても良いものを作りたいという職人気質がイヤというほど伝わってくる。

私が和食に拘るのと似たような感じでこの会社が好きになりました。私も日本で、そしてオーストラリアで仕事をしてきた中で一つの信条があります。「儲けはお客様の笑顔の数で決まる」ということ。そういう意味で世界には希なサービス精神を持っている和食の世界が好きなんですが、それと似たようなものをこのシグマという会社に感じます。

私はホリエモンってとんでもないヤツだと彼が注目された頃から思ってるのですが、その対極にある感じ。ってホリエモンの名を出すこともないですが・・・・(いつかどうしてホリエモンがとんでもないやつか書いてみましょうか。これは彼が法律的にどうだとか、今裁判中である内容とは全く関係なくて、彼が一体株式市場を通して法律に触れ無ければいいという前提で何をしたのかという点です。いかに羊のような無知な投資家から金を集めたかという点。私はそれに彼の本質を見ました。)

フトこれと同じような事を感じたホテルがあるのを思い出しました。私はプライオリティクラブというホテルグループを中心に使っていますが、その中のトップクラスはインターコンチネンタルホテルです。各地で泊まりましたがびっくりしたのが東京ベイインターコンチネンタルホテルです。私としてはフォーシーズンズ、マンダリンオリエンタル、リッツカールトンなどにも泊まることがありますがこの東京ベイほどの感激をしたことはありませんでした。

これまた詳細を書いてもしょうがないですが、従業員達は多分「給料は会社からじゃなくてお客様から頂戴していると思え」という教育がなされているはずだと確信するぐらい客第一主義であったのに驚いたのです。また笑顔がみんな素敵でした。時間があった時にこれまたサービス抜群のドアマンの若い従業員と立ち話をしていたのですが、「良いホテルに働けて良い経験ができて良かったね」と言ったところ、彼は他の地方のホテルから来ている研修生で「仰るとおり、自分は運が良いと本当にそう思っています」と明るい笑顔で言っていたのが忘れられません。

東京ベイインターコンチネンタルホテル。私の中では世界一のホテルです。

ま、歳も取って自分ではもう仕事らしい仕事をしない今になってみると、こういうことが気になってきます。お金を儲けるのは大事なこと。でもその根底にもっと大事な物があるはずで、それを忘れた、あるいはないがしろにした人間、店、会社を私は評価することは絶対にできません。逆に自分の身を削っても客を満足させようと努力している姿を見ると、どうにか応援してやりたいという気持ちを抑えることもできません。

そんな自分の生き方の中で、久しぶりに好きになった会社。それがシグマ。応援したいと思いました。

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