生活費3分の1?

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マレーシアに住むと生活費は日本の3分の1で済むと良く言われます。

でも実際に住んでる方は3分の1は大げさで、そりゃちょっと無理でしょうとおっしゃる方も少なくない。

実際はどうなのか?

まぁ、答えはその人によるということでしょう。特に多くの方がおっしゃるには日本食を中心に食べるとお金が掛かるということ。これはその通りだと思います。多くの日本食品は輸入物ですから高くて当たり前。これはオーストラリアも同じ。

でもこの話が出たときにいつも欠落している事項があると私は思うんです。それは税金のこと。

普通、収入がある人は税金を払う。当たり前ですね。で、その割合はその人の収入の額、収入の種類によって違う。だから一般論で話すことは無理なわけですが、税金を払っていることに違いは無い。

マレーシアにMM2Hで渡ると海外からの収入には税金が掛からない。ただこれもまたその収入の源泉国で課税されるものされないものがある。我々の年齢になりますと収入の多くは年金であり、金融所得になりますが、それに限定して言えば、源泉国でも税金がかからないケースが多く、また税金が掛からないようにすることが可能であることが多い。

ただ、給料をもらっていたり、あるいは家賃収入などは源泉国で無税というわけにはいかないケースもあるでしょう。

ま、そんなことでマレーシアに渡るとどのくらいの節税効果があるのかはケースバイケースであるとしか言いようがないのですが、私のような金融所得、あるいは年金所得しかない場合だと、100%の節税効果があります。無税ということ。逆の言い方をすれば手取り収入が増える。二倍になるケースもある。

マレーシアでの生活費はどのくらい安いかの話になった場合、これを考慮しないと全く意味がないと私は思うんですよ。自分の収入を税引き後の手取りで考える人が世の中の大半ですが、ここでは税込みで考えるべきですよね。

マレーシアの生活費ですが3分の1は無理にしても、では2分の1?生活パターンによっては同じかもしれない。でももし税金で半分取られる人だとしたら、その場合、生活費は6分の1、4分の1、2分の1になるってことなんですね。

私はゴールドコーストで安く生活するのは難しいと考えていて、日本のほうが安く上がると思っています。そういう意味でマレーシアでは本当にゴールドコーストの3分の1で生活することが可能かもしれないと想像しています。

ゴールドコーストには金融所得で生活している日本人も多いと思いますが、マレーシアへ渡ると2分の1、場合によっては6分の1にまで生活費が落ちてくる。つまりそれだけ手元に残るし、多くの場合は今払っている高い税金分だけでマレーシアで生活できるはず。あるいはお釣りがくる。

マレーシアでは3分の1の生活費だと言わずに、とんでもない、3分の1どころか6分の1も可能になります、とこれから言うようにしましょうか。(笑)

しつこいようですが、数字で考えてみます。

100の収入があったとして税金その他で手取りは70になるとします。そして生活費は60で残りが10。マレーシアに行って生活費が3分の1だとするとそれは20。ところが手取りが70から100になるわけですから、実質的に生活費は手取りの20%、5分の1になるということ。そして残りが10から80に8倍も増えるってこと。

生活費が同じだとすると、手取り100。生活費60で残りが40。これでも残りは10から40へと4倍になるということ。

これはあくまでマレーシアへ移っても収入は変わらないという前提ですので一般的ではないでしょうが、我々の年代は無職で収入は金融所得と年金だけという方も少なくなく、決してレアなケースだとは思っていません。

私の場合ですと、オーストラリアは税金が高く手取り50。生活費が60で毎年-10の赤字。もし3分の1の生活費で済むなら20となり、手取りも100になりますから、-10の赤字が一転して+80になる。天と地の差です。なおかつ家を売ったお金を金融商品の方へ回す予定ですからそれがプラスされる。

というのは嘘で、生活費が3分の1になっても二人の子供達の学費、生活費があり、それらに変化はありませんから、実際にはマレーシアで3分の1だとしても生活費の合計は20にはならず40ぐらいでしょうか。それだとしても手元に残る額は-10から+60になります。

我が家の台所事情を書いてしまいましたが、この取らぬ狸の皮算用が我々がマレーシアへ渡ろうとする最大の理由です。

私としては6分の1で生活が可能だとしてもそうしようとは思わないし、逆に同じ額で6倍の内容の生活をしようと思っていません。その中間ぐらいを狙っています。

額としてはゴールドコーストより安く、内容的にはゴールドコーストより充実した生活ができるのかどうか。

さぁ、果たしてこの計算どおりに行くのかどうか、楽しみです。

マレーシアで老後を過ごすことを「ご褒美人生」という方も多いですが、私にとってのご褒美は「マレーシアでは無税」であること。それに尽きます。

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