やっぱり胡散臭いFX業界

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前からFX業界を胡散臭いと思っていたのは前にも書きましたが、色々調べている内に、それをまとめてある文を見つけました。

ここ ←クリック  (英語です)

多くのブローカーは危ないことを平気でやっている。でも我が社は違うよという業界の裏の暴露です。(笑)

でもこれも満更おかしな話じゃなくて、大手の優良ブローカー(?)でさえも、自分のHPに「我が社はクリーンです」みたいなことを書いているのが普通ですから、それだけ業界そのものはグレーなんでしょう。

私がかつては為替はFX業者ではなくて先物でやっていたと書きましたが、私がFX業界は変だと思う理由の第一は相対取引が主だと言う点。つまり株の取引に代表されるような取引市場を介して売りたい人買いたい人をマッチングさせるシステムじゃないってことなんですね。

相対取引ってことは、我々が買ったとしたら、それを売るのは業者だってこと。

つまり、我々の損は彼らの利益であり、我々の利益は彼らの損であるということ。(当然彼らは他社との売買によってヘッジもする)

客に損をさせるためのあの手この手があるというのは多くの経験者の体験談がインターネットにはゴマンとあるのでそれを見ればわかりますが、今日紹介した文にはその内容がまとめて書いてあって非常にわかりやすいと思いました。

最近は取引市場を通す為替取引もありますし、海外ではECNというシステムを通して客の注文はそこに送るようになっている業者が増えているし、その方が安心だと言われています。

でも、ECN業者でもマイクロロット(例えば千ドル単位)を扱うところは、ECNに接続はされているけれど、その極小ロットは自分のところで飲んでいるとのこと。その部分は相対取引なんですね。でもそんなことを明記している業者なんていないんでしょう。

どうしてそれがまずいの?って思う方もいるかもわかりませんが、小遣い程度で遊ぶならまだしも、まともにやろうと考えている方としてはこんな業界(というか会社)は危なくてしょうがないわけです。FXは個人だけではなくて当然大企業もやりますし、大手の投資機関はそんなわけのわからんところは使わないですよね。いくら自分の扱う額が小さくても私はまともな業者と付き合いたいと思ってます。

でも、本当にちょっとギャンブルでもやるつもりでやるなら、手数料がなくてスプレッドが小さいところがいいとか、中には入金するとボーナス(キャッシュ)をくれたり、様々なオマケがつくようなところもありますからそういうところを使うのが良いのでしょう。

インターネットカジノって知ってます?わけのわからん国に運営会社とサーバーを置いてオンラインギャンブルが盛んに行われていますよね。あの手の業者も、1000ドル入金するとボーナスを500ドルくれるとかわけのわからんサービスが多いですが、それらと多くのFX業者とどうも私にはダブって見えるんです。

近年流行りだしたCFDもそうでしょ?世界中の株や指標、商品も扱っている。日経225もある。あれもまた相対取引なんですね。ソニーのCFDを売買したからといってそれが株式市場にどういう風に流れているのか考えても意味が無い。その業者(あるいはグループ)が勝手にやっているソニーCFDという商品を売買しているだけなんですから。

変な業界ですよね。

これらは私はイギリスが発祥だと思っています。あの国はそもそもギャンブルには寛容で、様々ギャンブルが存在しますね。サッカー賭博、野球賭博、日本の大相撲まで対象になっている賭けが公然と行われていると聞いています。

その延長線上と考えると、FXもCFDも良く理解できそうです。

そのうち、来月のロンドンの降水量はどのくらいか、なんていう投資対象も出てくるかも。俳優のXXXXはいつ離婚するかとか。ってもしかしたらもう存在するのかもですね。

ま、多くのFX業者って似たようなもののようで、しかしそれらと一線を引いてまともなことをやろうとしている業者も存在する。日本のクリック365なんてのも良く知りませんがそのうちの一つかもですね。

実際にちゃんとした企業や投資機関が使うようなFXの業者もあるので、どうせなら私としてはそういうところを使いたいなぁ。

私として良さそうだと思うのはスイスのDukascopy、そしてCitiがやっているCitiFXかな。

私は心配しすぎなのかもしれませんが、デイトレでも回数が多いから10万ドル単位の売買でも一日に数百万ドルの取引になるわけで、やっぱり胡散臭い業者には近寄りたいと思いません。

これって先物も同じで、日経225だとして1単位なんて小さく感じますが、実際には1000倍の取引と同じで、一枚は日経平均が8000円だとすれば800万円分の取引なんですね。日本国債なんか1回の取引が億ってことですし、もしこれが大阪証券取引所を介した売買ではなくて、相対取引でやりませんか?我が社を相手に売買しましょう、なんて言われて、多少取引条件がよければそっちを選びます?

やっぱり遊びじゃないんだから私としては業者選びはこだわりたいところです。日本の業者の方がもしかしたらまともかなって思っています。海外は本当に海千山千の世界で、元は同じなのにその枝分かれみたいな感じで違うビジネスモデル、違うメリットを押し出している下請け業者みたいなのがいろいろあるようで、わけわからず。

それと小額から始められるのを売り物にする業者も多いけれど、それって私には釣りにしか思えないし、そういう業者は敬遠したいです。そもそも先物にしてもFXにしてもレバレッジが掛かっているので投資資金は小さく感じますが、実際に売買している総額って凄い金額なんですよね。それに麻痺してくるとある日あるとき恐ろしいことが起きる。(笑)

株の信用取引もそうですが、自分としてはレバレッジ1倍で取引しているという感覚を常にどこかに持っておく必要があると私は考えています。レバレッジを掛けられるとか証拠金が安いというのは、本体の分の資金はいらないっていう意味じゃなくて、その差分(こちらのほうがはるかに大きいわけですが)を他のローリスク投資に向けられるってだけだと思うんです。

で、万が一の時があってもそれを切り崩せば生き残ることができる。これって仕事も同じですよね。私はアホで、若い頃って、これだ!と思う案件があると平気で借金してやっていましたが、それがうまく行かなかったときの悲惨さ。

万が一のことが起きても、自分は辞めない、退場しない、舞台から降りる必要がない状態を維持することって非常に大事だと思っています。

上に紹介した分を読んで、そんなことを考えていました。

英語が苦手な人はグーグルのWEB翻訳にでも掛けて読んでみてください。FX業界の素性というか生い立ちというかそんなのがわかると思います。

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