中国の「暗号通貨」がマレーシアでも買えるようになった? & 相場談義

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マレーシアのニュースを中心にネットサーフをしていたところ、興味あるニュースを見つけました。

Now You Can Change Your $ to China’s Official Government-Backed Cryptocurrency!

これって、「中国の公式な暗号通貨がマレーシアで買えるようになった」と読めるわけですが、なんなんですかね。

 

それはついに起こった。世界の主要な政府は、暗号通貨の世界に不信任決議と正当性の巨大な投票を授けました。中国は、前例のない動きで、中国の公式コインとして特定の暗号通貨を正式に採用していることを発表しました!

中国政府は、新しいコインの購入とマーケティングに優先企業であるYuanPayGroupを選択したことを通知しました。中国のコインの販売は2022年7月13日に正式に開始され、現在これらのコインはYuanPayGroupからのみ購入できます。

実際、中国の劉昆副大臣は、彼らの新しい公式コインの価格はわずか0.34リンギットであると通知しました!

 

ふ~~ん、と思ったし、買えるならちょっと買ってみようかと思ったんですよ。

そして記事を読み進めていくと、「どうやって買うのか」の説明がある。そして「買ってみたらすぐに儲かった」と話は続く。

これがまぁ胡散臭いのなんの。

私が暗号通貨を購入したとき、そのコストは1コインあたり0.084米ドルだったので、最初のデポジットである250米ドル、約1020リンギットは2976.19コインになりました。同じページで私のコインの現在の価値を見ることができます。
PS:初期の投資家として、彼らは私に1,367枚の追加コインを無料でくれました!

わずか4時間で、価格は0.084米ドルから0.216米ドルに上昇しました。この時点で、私は前向きに驚きました。すべての専門家が、数か月のうちにコイン1枚あたり少なくとも2134.99米ドルに値上がりすると予測しているため、現時点ではコインを販売していません。

なんだ、もう販売していないのかと思うわけですが、まだ話は続きます。

アップデート
本日[ 2022年7月14日木曜日]現在、マレーシアの人々のほぼすべてのポジションが満員であるというニュースを受け取りました。YuanPay Groupは、ユーザーあたりの利益を高く保つために、限られた数のユーザーのみを受け入れることができます。現在、まだ(37)のスポットが残っているので、急いでサインアップしてスポットを確保してください。

限られたユーザーは買えるようになっているので、急いで買えと

こういうインチキ記事に引っかかる人がいるんですかね。

もっとちゃんとした記事っぽく書けば引っかかるかもしれないけれど、これじゃあねぇ。

マレーシアってこういう「記事に見える釣り」って結構あるんですよね。

以前にも「マレーシアのトレーダー達がとんでもない額の利益を叩き出している」という見出しのニュースを見つけて、なんだろうと思って見てみたんですよ。すると「バイナリーオプション」というFXのトレードに参加したトレーダーがどんどん利益を出していると。そしてその例がいくつも載っているのね。「こんな簡単に利益が出るとは思わなかった」なんて高級車の前に立っている写真つきで。

なんだバイナリーオプションかぁと私は思いましたが、バイナリーオプションを知らない人は「新種の儲け話か」と思うかもしれないし、ちょっと眉唾だけれど、もしかするともしかするからやってみようかなんて思うのかもね。記事には今回と同じ様に、どこでどうやって始めるのかの案内までついている。

実際にバイナリーオプションって簡単に儲けられるような気がしますし、釣られた人は多いのかも。

その時にも、騙すならもう少しそれらしい書き方ってあるのになぁと思いました。こういう書き方って「嘘です」と白状しているのと同じじゃないですか。でもそういう書き方をするってことは「マレーシアではこの方が釣れる」という実績があるからかもしれませんね。

ちょっとその中国の暗号通貨が気になったので調べてみましたが、この通貨に関するまもとなニュースは見つからず。

インチキ臭い中国の暗号通貨の記事があったのは「ForbeM」という、なんとなく有名な「Forbes」のMalaysia版を連想するようなサイト。危ない、危ない。

ただ世界は暗号通貨を出す方向で動いていて、中国が先行している。日本政府内にも発行を視野に入れた研究会があると聞いています。また参政党の党首となった松田学元衆議院議員は暗号通貨を使った日本経済の立て直しを参院選での公約としていた。

暗号通貨がどんどん身近に近づいているのは間違いがなくて、「暗号通貨なんか・・・」とバカにした考え方はもう古い。

今の金融界は「米ドルが中心」で、お金のやり取りは「SWIFT」を通して行われている。つまりSWIFTから排除された金融機関はお金のやり取りがかなりめんどうなことになって、不可能ではないにしても首を絞められたのと同じ。だから中国にしてもSWIFTに対抗する組織を作ったし、それに賛同する国々は決して少なくない。そしてそれに暗号通貨をかまそうとしているわけで、これが成功すると「米ドルの王国は崩壊する可能性もある」んじゃないですかね。

技術的に政治的に経済的にどういうことになっているのかは、私の頭では理解が非常に難しいのだけれど、今の体制をぶち壊そうとしている勢力があって、彼らは決して弱くはないのが見えるわけで、この件は「う~~む、わからない・・・」で済まして良いことには思えず。

でも私の脳みそでは無理。(笑)

困りましたねぇ。

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ここからは毎度の与太話。

ちなみにビットコインですが、高値から8ヶ月で70%の下落。

値ごろ感から買いたくなる水準ですが、どうしてここまで叩き売られたのかの背景をしっかり考える必要がありますね。でも「買いたい」という思いがあると、「買っても大丈夫だ」という理由探しをしてしまうのが人の心理ですし、それに気が付かないから相場は難しい。逆を言えば、「欲望と恐怖」をコントロールできれば相場は思うほど難しくないかもしれない。かつて相場師だった私の父の口癖は「相場は簡単。ただし自分をコントール出来れば」でした。(笑)

アメリカの株価(ナスダック)も今年に入ってから30%の下落。

この数年、アメリカ株で利益を出していた人の「必勝法」を信じて「よし!俺も」なんて去年末から参戦した人たちは泣いているでしょうねぇ。そして中には「安くなったのだから買増するチャンスだ」なんて思う人もいる。でもプロはまだしも、トーシロが「難平買い下がり」をして成功するケースは非常に稀なのは歴史が証明している。

そういえば、一週間ぐらい前ですが、「アメリカの個人投資家は全滅」というようなニュースを見た覚えがあります。多くはビットコインみたいですが。

相場の世界って常にこれを繰り返すんですね。だから「儲けるより生き残りを考えろ」と言われるわけです。でも初心者にはその意味がわからない。勝たなければ生き残れないじゃないかと思うんでしょう。トレードって勝つか負けるか、ツーペーかしかないわけで、負けないようなトレードを重視するのが生き残るコツだと私は思っています。負けないようにしていると、利益はくっついて出てくるのね。

手法ですが、私はやっぱり「トレンドに乗る」方法がベストだと思っています。かつては逆張りもナンピンもありとあらゆることをやりましたが、「トレンドに乗る」のが一番だというのがわかるまで20年は掛かった。(笑)

では「どうやってトレンドを見分けるのか」に10年掛かって、「どうやってそれに乗るのか」にまた年月がかかる。

な~~んていうとやる気がなくなるはずですが、これは冗談です。きっちり基本を押さえれば数年でハイアマになって利益を積み上げることもあるかもしれない世界。ただ手法はそれぞれで、決して「トレンド追従型」がベストってことでもない。私のトレード仲間でも逆張りの上手い人、突っ込み買いと吹き値売りばかり狙って利益を上げる人もいましたっけ。極論を言うと10人いたら10の手法がある。要は自分にあった手法を開発できるかが重要。

でもきっちり勉強をしないで「誰かのマネ」ばかりするとか、自分の頭に浮かんだチャンスを重視していると【何十年やっても負け組】なのが普通なのね。それは経験しなくても周りを見ていればすぐに分かること。ほとんどの人がそれですから。80%の参加者が損をするって、私にしてみれば当たり前だと思うわけです。ゴルフで練習もきっちりすることもしないで、耳学問だけでクラブを担いてコースに出てどうすんの?みたいな。

ここで注意しないとならないのは「理論だけはすごい人」っていくらでもいるのね。だから話を聞く時には、聞きづらくても「実績を聞く」ことをしないと駄目。

かつて多くのトレーダー初心者が集まる掲示板に、「理論がすごい人」が入ってきて、「トレードのすすめ」を説くんですわ。多くの人が一目置いてその人の話に耳を傾けていたのですが、話がうますぎると感じた私は「凄いですね。それでどの程度稼ぎました?」と聞いたんですよ。すると「わっはっは、儲けるのは下手で負けています」とその人は笑った。ま、正直な人だから良かったですが、「私?まだ片手ぐらいです」なんて人もいますが、その言葉もそのまま信じたら駄目なのね。

実績があっても、相場って上がり続ける、下がり続ける、ヨコヨコに動く等、様々なパターンがあるわけで、「どうやってそれらの動きを乗り越えたのか」を聞くのも非常に重要なのね。上げ相場の中でガッツリ儲けた話ってあまり意味がないわけです。例えばアメリカの株式の動きを見れば、「損をするほうが難しい動き」でしょ。相場の世界って、あるときとんでもない利益を出しても、知らないうちに消えていく世界。そういう人の必勝法を聞いても意味がないのね。

10年以上も上がりっぱなしだったアメリカ株。私はこんな一方通行の動きって他に知りません。だからこの動きで利益を出した人は多いにしても、これを基準に考えたら駄目。実際に「アメリカ株は儲かる」とその気になって去年末から参戦した人たちはどうなっているでしょうか。

ナスダック。月足。

下のは日本の日経225の約40年の動き。これを見ると「天国、地獄」が入れ替わり来るのがわかりますが、私は相場ってこういう動きをするのが普通だと思っています。さて、こんな動きをする中でどうやってコンスタントに利益を出します?それを考えるのがスタートで、上がり続ける銘柄を探したいというのは全てのトレーダーの願いですが、そんなのはまず不可能。だから私は「Buy & Hold」で利益を出すことは不可能。長期投資は自分には出来ないと自分の中で決めて、それぞれの波の中で「上がっても下がっても小さな利益を出す方法に特化した」わけです。そしてその「時間軸」がどんどん短くなっていっただけのこと。

やっぱり実績って大事で、上手い人って「単純移動平均線」だけで儲ける人もいる。そういう人を見つけて「理屈ではなくて【技術】を盗む」のが重要な世界。このチャートみたいに、平均足とストキャスティクスがあれば十分という人もそこそこいる。

どちらにしても「諦めたらそこで終わり」なのはどの世界も同じ。常に自分を疑いながら精進するしかないし、前にも書きましたが、自分の性格や癖、好き嫌い、得手不得手をちゃんと把握しているメンターに出会って、逐一細かいところを教えてもらうのが一番早いはず。山のような書籍を読み、多くのセミナーに出ても無駄だと私は自分の経験からそう思っています。(笑)

ゴルフでもなんでも同じじゃないですかね。良いコーチ、良いメンターとの出会いが何よりも重要かもね。そうじゃないと自分は短距離走にあっているのに、延々と長距離走の勉強、練習ばかりして結果が出ないなんてことが起きる。

私も20年くらい前でしょうか。素人だけれど半端じゃなくトレードのうまい老人と出会って、彼に手取り足取り教えてもらったのがブレイクスルーとなりました。私は彼に「daboさんは一度裸にならないとわからないかもね~」と何度も言われていたのを思い出します。つまり「大きな失敗をしないと大事なことはわからない」という意味。当時の私は「待つことが出来ない」という大きな欠点を抱えていました。すぐ飛びつくのね。そもそもそういうダボハゼみたいな性格がdaboというHNの由来。(笑)

私にトレードのいろいろを教えてくれた彼って、「ここだ!」というチャンスが来るまで何ヶ月も待てる人でした。彼は「篠原Cレシオ」というインジケータ使いだったのですが、私にはそれの理解は結局出来ませんでした。でも彼のいう「基本」は本当に役に立ちました。当時はデイトレード(日計り)というのはプロのディーラーがやることで、素人は日足を見ながら短期でも数週間~数ヶ月というトレード方法が主流でした。デイトレなんかできる環境そのものがなかったのね。段々とできる環境も整ってきましたが、手数料が高くて「手数料を払うためにトレードをする」みたいな感じ。それと比べると今は「天国」です。

待つことって本当に大事で、サーフィンと同じで来る波来る波、全てに乗るなんて不可能ですし、波が来ないのに乗ろうとして一生懸命漕ぐなんてバカなことをしたりするのがうまくなれないトレーダーの特徴かもね。私にもそんな時期がありました。でも面白いもので、「俺は結構うまい」なんて思ってたのね。でもそんなやり方だととんでもない痛い思いをする時が必ず来る。

そもそも自分も株を買ってみようと500万円用意したとします。多くの人はその資金で1週間かそこらの内に投資先を決めて買っちゃうのね。面白いでしょ~~?そんなやり方で儲かるなら、損するやつはバカじゃないですか。

株でもやってみようか、暗号通貨も買ってみようかと思うときって、多くの人が利益を出して、値も上がっている時にそう思うんですね。でもそれって「そろそろ売り時か」と思ってみている人が多い時で、現実的には「自分が参戦した時には天井」なんてことが多い。

昔良く言われていたことは、「家庭の奥さんやオフィスレディ、株に手を出したこともない人が「株の話」を始めたら【そろそろ売り逃げを考えろ】ってこと。これも正しいケースが多くて、【そういう人たちが買った後、一体誰が買うのか?】ってことなのね。

ビットコインもそうで、値がどんどん上がっているのを見て、「もう見ているだけは我慢できない。買おう!」と思った時が天井だったという人は多いはず。後でチャートを見ると、「なんでこんなバカな場所で買ったんだ」と思うけれど、実際にはその天井って「とんでもない出来高が多い」のが普通。

でも当然、上がり続けることもあるわけで、簡単ではない。

これは下げも同じで「我慢に我慢を重ねて、もう駄目だと投げ売りした時が底値」なんてことが多い。ここも出来高が多い。20年ぐらい前ですか、私も日経225先物のロングポジションを抱えたまま、下げトレンドを我慢していたのですが、もう駄目だと投げた場所が【ピッタリ底値だった】なんてことがありました。自分には底値がわかる能力があるのかなんて、今思い出すと笑い話です。

今では上げトレンドで売りポジション、下げトレンドで買いポジションを持つことはまずありえませんが、きっちりルールを決めて手法を固めないと「勘が前に出てきてしまう」のね。でもそれって【欲望と恐怖に囚われている】のは間違いがなくて、それに任せて売買するとほぼ間違いなく負ける。面白いです。

痛い思いをするのって学びには良いとは思うけれど、絶対にそれが必要かというとそうでもない。学校教育は無駄ではないってのはそういうことでしょ?全て経験しなければ何もわからない、なんてのは原始人と同じですよね。

どんな世界でも諦めずに頑張っていれば、トップにはなれないしてもその世界で生きていけるようになるんじゃないですかね。そうなったらしめたもんで、相場の世界で大きくなるのは実業みたいに難しくないのね。会社にしても店舗にしても、うまく行っているからと言って売上や利益を二倍三倍にするなんてことはとんでもなく難しいでしょ。でも相場はそれにくらべたら簡単。利益を投資に回していけばOK。でもこれもまた壁があるのね。小心者はすぐにビビるから、額が大きくなると勝てる勝負も勝てなくなる。(笑)

かなり前ですが、あるトレーダーのブログを読んでいて、「この人、半端じゃなくうまいなぁ」と思ったんですよ。チャート分析もしっかりしていて、売買ポイントもばっちり。ごっそり稼いでいるのかと思ったら「私の目標は毎月15万円稼ぐこと」と書いてあったのを読んで、ずっこけました。もったいないですよね。彼は才能があっても良きコーチ、メンターに出会ったことがないのだろうと思った。

そうかと思えば、始めて数年で数十億、数百億稼ぐ若者が増えている。私が気になったのは彼らの売買手法ではなくて、「お金をお金と思っていない」ところでした。かの有名なBNF氏もテレビの密着取材番組で何度か見ましたが、普通の人と違う、どこかズレている感じさえしました。これって私がこのブログで知り合って何度か会った稼いでいるトレーダーも同じですが、とんでもない額を儲けても損をしてもケロっとしてるのね。

こういう人は「これで行ける!」と確信を持てた時にそのまま伸びることができるんでしょう。私はと言うと額が大きくなると、心臓がバクバクしたり、手は汗でびっしょり、声は高くなって呼吸困難になる。私の場合は息を吸えるけれど吐けなくなるのね。そしてリターンキーを押して売買を決定したくても押せなくなる。(笑)

そういえば、昔のトレーダー仲間に「空手五段」というのがいたんですよ。彼も全然ビビらないのね。

アドレナリンの制御ができるか出来ないかが、大きくなれるかなれないかの差かもしれない。腹の大きさってそれなのかもね。そういう意味じゃ、私はいつまで経っても小物のまま。(笑)

実はこれの解決方法もあって、一般的な自動売買ソフトではないけれど「半自動」ができるソフトってあるわけですよ。それでロットを決めたり、撤退だけは自動にするとかが可能。そしてビビリ屋ならロットの数を見ずに売買ポイントだけに集中するとか。損切りが苦手な人には、強制撤退をそのソフトにさせるとか。Ninjatraderというチャートソフトを使っていれば、BlackBirdというソフトがそれ。(クリック)

私はこのソフトを使っていますが、自動、半自動で動かしたことは無し。やっぱり自分でコントロールしたいという思いから出られない。売買ポイントを表示させるBloodHoundはお勧め。

とまぁ。いつもの雑談。これを始めると止まらないのでこの辺で・・・。

すいません。m(_ _)m

-----(追記)-----
 

円安がすごいことになってますね。139円台。

ちなみにマレーシア・リンギット/円。円安が進んで31円台。

マレーシア・リンギット/米ドルは高値更新。

私としては嬉しいですが、喜んでいる内に流れは変わってくるのが毎度のこと。さて、どうしましょうか。今の時点ではリンギもそこそこあるので増やしたくないし・・・。

こういう時に、「リンギットのFXがあれば・・・」と思うわけです。実際に米ドルのキャッシュを替えることなく、FXで米ドルをショート(つなぎ売り)すれば米ドルの下げに対するヘッジができるわけで・・・。

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