マレーシアは我々MM2Herにとっては間違いのないタックスヘイブンですが、MM2Hを紹介するテレビや書籍でもその点、つまりタックスヘイブンであることを強調するものを見たことがありません。
マレーシアを利用すれば相続、贈与はもちろん、金融資産を多く持つ人に取っては非課税である恩典を目一杯受けることが出来るわけですから、それだけの目的でマレーシアへ渡ろうとする動きが出ても全くおかしいとは思えません。
と書きつつ、私達もオーストラリアの税金の高さ、物価の高さに我慢が出来ずマレーシア行きを考えるわけですから同じことか。(笑)
日本は今、減税を考える時だと思うのですが、逆に重税感が段々と増すような状態にあるように見えます。企業が海外に出て行くのが社会問題化していますが、実は個人も同じ事を考えているのかもしれませんね。
話は変りますが、どこの国でもビザを取るのは難しくて、それは永住ビザも就労ビザも同じ。簡単なのは観光ビザだけ。
ところが日本のビジネスビザって500万円の投資で簡単に取れちゃうのを前にも書きました。こんな簡単なビジネスビザって私は聞いたことがありません。
そして5年いれば日本の市民権、つまり国籍も取れちゃう。
ここでおかしいのが、永住権の場合は10年掛かるってこと。これは法務省の中で国籍の部署と永住権の部署が違うからだそうです。縦割り行政もここまで来るとバカとしかいえませんよね。永住ビザを取るより国籍のほうが簡単なんですから。
そこまで門戸開放しているのは日本の人口減少を食い止める為でしょうが、だからといって世界中から日本へ人が流れるという話は聞いたことがありません。ただあのアジアの大国からは日本の金目当てにどんどん入ってきているそうですが。
マレーシアで老後を過ごすってのが注目されていますが、そもそも退職者が海外に出たいと思う国ってよっぽど居心地が悪いってことですよね。普通は海外で儲けて、退職したら本国へ戻るんじゃないでしょうか。
私もいつかは日本に帰りたいという強い願望がありましたが、実は東日本大震災を切っ掛けに帰りたいと思わなくなりました。それは国、メディア、日本を代表する企業に対して信用が全く出来なくなったから。
日本は素晴らしい国だと思います。国民も素晴らしい。ところがその上に座っている政治家、日本をリードする企業、そしてお目付け役係りであるはずのメディア、どれもこれもケツの穴が小さいとしか思えない頼りがいの無いやつ、いや、日本を駄目にしている張本人に思えるのです。そんな連中が居座っている日本で最後を迎えるのは悔しいと思うようになりました。世界中の人たちに自慢できる日本ではないのが悔しいです。
私に出来ること?それは外から文句を言うだけ。(笑)