豪ドル

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

フリーフォール状態で落ちていた豪ドルですが、今日になって下げ止まりました。さぁ、これからどうなるのでしょうか。

これがわかれば誰も苦労しないのですが、ダボ流の簡単な見方を書きます。

今の状態がこれ。日足です。

11月7日に平均足も陰転し、その後すぐに平均足の移動平均(私はこれでトレンドを見、抵抗線、支持線としています)も陰転し途中で小さな戻りを入れて下げ続けました。そして今、平均足が陽転、緑色になっているところがそれ。

ここは非常に難しい場所だと思います。そういう意味で今日これを書いているわけですが、順当な見方をすればここで再び陰転してまた下げると見るべきなのですが、上髭も長く、結構上昇力があるように見えます。

結果的に上に行くかもしれませんが、見方としてはトレンドの通りここは下げるであろうという前提で売り場を探すポイント。

これと同じようなポイントを丸で示してみました。私はこういう場所で出撃するのですが、水色の場所は成功。赤色の丸は失敗です。

失敗のところは出撃後すぐに平均足の移動平均が反転していますね。だからこの移動平均に重きを置いてちゃんと見ていればすぐに撤退できるので傷は深いことはないはずです。(平均足の移動平均に逆らうことは絶対にしない)

次に下のインジケータを見てください。上の平均足が反転してもインジケータは反転していないケースが結構あるのがわかるはずです。つまり、前にも書きましたが、平均足のチャートだけ見て赤で売り、緑で買いと単純に見ないでくださいというのはこのことなのです。下のインジケータをちゃんと見ていれば赤丸で囲んだ失敗のケースでも出撃しないで見送ることが出来るということ。

極端な言い方をすると、平均足(ローソク足でも同じ)を見て判断するより、下のインジケータだけを見て出撃するほうが勝率が高いといえるかもしれません。どんなインジケータだとしても所詮、値動きの焼き直しでしかありませんから、何を見ても同じことであるのは間違いが無いのですが、いくつかの見方を総合して見ると、楽勝なところ、難しいところがわかるんですね。ここがチャートの不思議なところだと思います。

それと私が大事だと思うことですが、赤丸のところは実は反転してトレンドが変った場所でもあります。気持ちとしてはここをしっかり捉えて勝ちたいわけですが、それを狙っていると逆に水色丸のところで負けることが増えてくるはずです。そしてそれが大負けする大きな理由の一つだと私は思います。

トレンドに沿って出撃するというのが基本だと私は考えていて、気持ちとしてはトレンドの変わり目で出撃したいですが、それをやってはいけないということ。

例えば、上がり続けていると、いつ下がるのかそればかり見るようになってしまいます。下がり続けているとその逆で、いつ下げ止まるのかそればかりが気になる。でもそんなのは絶対にわからないと考えるべきで、上がっているなら買う。下がっているなら売る。これを基本にしたほうが出撃チャンスは多くなるし、勝ちも多くなるはず。

トレンド方向で出撃するのは簡単だとも言えると思います。水色丸のところで出撃するのはそのポイントを見るのも簡単だし、精神的にも楽です。チャートのインジケータを見ると24日の時点で陽転していますが、ここで買っちゃ駄目って事。結果的には買えばそれなりの利益が出ていますが24日の買いはギャンブルだとしか思えません。

このチャートを見て難しい場所だと私が思うのはちょうど真ん中の黄色の線が引いてあるところ。ここで下げトレンドが上げトレンドに変っていますが、黄色の線が示しているように、下値を更新した直後に上昇している。下値を更新しているということは下げトレンド継続中の大きなサインですから、それだけにこの陽転を掴むのは難しい。

一番左の黄色の線を見てください。真ん中とは違いますよね。下値が切り上がって、そして上昇トレンドが出来た。こういうときの出撃(水色丸のところ)は非常に簡単で気持ちよく取れます。でも真ん中の場合は下値がきり下がっていますから下げトレンド、買いではなくて売りの見方をしてしまいますから上げ波動に乗るのが難しい。

そういう見方で今の状態を見ますと、とりあえず陽転していますが、下げトレンドだと見て、陰転する瞬間に売るべき場所でもあります。

でも下のインジケータからはもう陽転したと読める。

さぁ、どうしましょう。私にはまるでわかりません。こういうときには陰転しても売り出撃しませんし、もちろん買うこともありません。

ここは買いたくなる場所ですが様子を見るべきで、このまま上昇して平均足移動平均も陽転するのを待つか、あるいは陰転したとして一番右の黄色の線を下に抜けるのか抜けないのかそれをまず確認する必要があると思います。

トレンドの変換点を見るのが私には一番難しくて、その初動は絶対に取れない、自信があっても出撃しないと決めています。なぜか?その考え方の元になるチャート理論があります。それはエリオット波動。

上昇トレンドの中では上昇5波動、下げ3波動、合計8波動で一つの波が構成されているという考え方です。下降トレンドの中ではこれの逆の8波動ということ。

私はこの理論を厳密につかっているわけではないのですが、基本中の基本である

○ 第2波動の下げは第1波動の下値を下回らない。
○ 第3波動の動きが一番大きい。

その他いろいろあるのですが、まずこの基本を頭に叩き込むのは良いと思います。これが起こるケースが非常に多いですから。というか、相場参加者の心理を考えてみてください。トレンド転換時は皆恐る恐る出撃しますから大きく動くことはないし、その後の動きを見て、よし、トレンドが変ったと思うところで大きく張り込んで来るはずです。それが第3波を形成するってことなんですね。

つまり、トレンド転換の第1波動は小さいのが普通ですし、ましてやそれが第1波動なのかあるいはまだ引き続いているトレンドの修正波なのかの判断が非常に難しいんです。

だったらそんなところで悩む必要はないわけで、第1波もどきはやり過ごして、第2波を確認し、第3波を待って出撃すればよいことになります。その一つの条件が前の波動の下値を下回らない(上げトレンドだとすれば)ということ。つまり黄色の線の一番左のような動きってことですね。真ん中の場合はトレンド継続中と読むしかないということ。

これって厳密に言うとちょっと違うのですが、まぁ、簡単にはそういう見方でも結構使えるはずです。で、今後の動きとして私が注目するのは今の小さな上昇波の次の波動がどう動くかって事。このまま上げて平均足の移動平均も陽転するのか、下げ波動だとすれば黄色の線を下抜くのか(下げトレンド継続中)。それともその前で陽転するのか(トレンドが上昇に変った可能性大で買い出撃)。それによってトレンドを判断するわけです。

ややこしいですか?

これって言葉にするとややこしいですが、形で覚えるとなんてことないんですよ。子供でもわかるはず。

ま、暇があったらちょっとエリオット波動とは何か調べてみてください。

ここがわかりやすいかも ←クリック

またそれと平行してフィボナッチ数もちょっと頭に入れておいたらいいと思います。

私自身はフィボナッチは使いません。これは有効ではないというのではなくて、私の場合はこれを考えるとそれがバイアスになってしまってわけがわからなくなるんです。でもエリオットやフィボナッチの使い手という人も存在して、恐ろしいほどピタリと当てる人と過去にあったこともありました。これも相性ですから、勉強してみると自分に合うか合わないかわかると思います。

ちなみにこのフィボナッチ数って一つの興味としても面白いです。

皆さん黄金分割比ってご存知ですよね。自然の中に存在する摩訶不思議な比率で、どうもそれを美しいと人間は感じるように出来ているようでモナリザの絵やミロのビーナスがそうだといわれていますし、パルテノン宮殿などの建築物にも古代から応用されている。


ここが面白いかも
 ←クリック

これが相場にも関係があると気が付いた人がいたんですねぇ。

確かにそうかもしれないと思うのは、例えば上がり続けていた値が下がりだしたとします。で、ある程度下がると、「まぁ、この辺で止まるだろう」みたいな場所が必ずあるんですね。あるいは人間が、まだ下がると思う場所、かなり下げたと思う場所、それが偶然なのか一致する。

たとえが悪いですが、子供に怒ったとしますよね。でもいつまでも怒り続けることはなくて、まぁ、この辺でいいだろうと思う点が必ずあるじゃないですか。それと似た様なもので、この辺で・・・と思う点が相場でもあって、そしてそれが黄金比、フィボナッチ数に関係があるというんですね。これは私は自然科学として、人間の行動科学としてそれは間違いなく存在すると思っています。

相場でもよく半値戻しとか、押しが深いとか浅いとか言いますがそれがまさにフィボナッチに関係しているんですね。何が浅くて何が深いのか、その基準ってなんなのか。半分戻せばもう十分と思うのはなぜなのか、それを突き詰めるとフィボナッチに関係しているであろうと言うしかない現象があるってこと。

つまり、このフィボナッチで抵抗線、支持線を想定することができるし、下げ、あるいは上げでも目標値の予想まで出来る。

でもま、私としてはこれがバイアスになって、つまり余計な予想になってしまうことの方が経験的に多いと感じています。ていうか、使いこなせないということですね、はっきり言えば。(笑)

でもうまい人っていますから、これはこれで研究すると面白いはず。

チャートの見方というのは10人いれば10人まるで違いますが、私の見方はこうだという話でした。終わりっ!

次回はインジケータを中心に書きましょうか。どういう時が綺麗に決まるかとか。あるいはどういう時に出撃するか。私がインジケータで何を見ているのか書きましょう。

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ