海外からの株取引

これに関しては何度も書いていますが、ブログって情報がどんどん埋もれてしまいますので気が付いたときには同じ事を書くようにしています。

「非居住者」「証券会社」「口座」これらの語句でネットを検索してみてください。かなりの数ヒットしますが、その大半は

「非居住者は株の売買が出来ない。法律で禁止されている。」

というのに気が付くはずです。で、おっちょこちょいの人はこういうのを見てそのまま信じてしまうわけですが、必ず自分で調べることをしてもらいたいと思います。

証券会社に聞くと、確かに「法律で・・・」と答えるところもあるようですが、その法律を決めているのは証券会社じゃありませんから大元を調べる必要があると思います。それは金融庁監督局証券課。昔の大蔵省証券局。

私が確かめたときには非居住者の株式売買が禁止されているなんてことは全く無くて、担当官は証券会社が口座を開かせてくれないことすら知りませんでした。

これはおかしいと思って調べていくと、日本証券業協会の申し合わせであることがわかりました。なぜ海外在住者には口座を開かせたくないのかは考えてみればすぐわかります。今回の東日本大震災でも証券会社がかなりの大打撃を受けたのは聞いていると思いますが、現物売買ならまだしも、信用取引、あるいは先物、オプション、FXなどレバレッジを効かせることが出来る商品って多いわけで、つまり、預かった金額以上の損失が出る商品が多い昨今、海外在住者と取引するのは証券会社も怖いのは簡単に想像できます。

また、私は日本の証券会社のことはもうほとんど覚えていませんが、毎月取引明細書みたいなものを発行しないとなりませんよね。でも連絡が簡単に取れないような客だとその証券会社の義務が履行できないことにもなりかねない。という理屈をつけて断るのかもしれません。

また株式の中には外資規制があるものがありますよね。そういう管理が難しくなる問題もあるのかもしれません。

どちらにしても口座を開かせないという法的根拠はないし、株や金融商品を売買できないという法律もありません。

これを聞いて、ああそうなんだ、なんて思わないでくださいね。そういうことをするからインターネット内のデマに惑わされるわけです。是非ご自分で確認を取ってください。また実際に法律が変る、規制が掛かる、あるいはなくなることがあるわけですから、自分に関わることは自分で確認を取る作業をして欲しいと思います。

で、日本には非居住者でも口座を開ける証券会社がいくつもあります。検索すればすぐわかります。ただ各社微妙に条件が違うようで、口座開設に必要な書類も違うようです。

しかし私から言わせてもらえば、海外に出るのだからいつまでも日本の会社にしがみつく必要はないんじゃないかということ。もちろん取引条件などでどうしてもこの会社を使いたいということはあると思います。それはそれでなんらかの方法を考えなければなりませんが、普通は海外のほうが取引条件が良いと私は思っておりまして、日本に拘る必要はないと思っています。

過去においてですが、もう10年以上前かな。トレーダーズ証券が出来て麻布に会社があった頃ですが、どうしてもトレーダーズ証券に口座が欲しくて(先物、オプションの取引条件が良かったから)、海外在住だけど認めてくれとごり押しして口座を作ってもらったことがあります。そういうことも他社で可能かもしれませんので、どうしてもこの会社というのがあれば食らいついて相談してみたら良いと思います。

それと私が長い間使っていたIBというアメリカの会社。Interactive Brokersですが、ここは全世界の市場、全世界の金融商品にアクセスできるといっても大げさじゃないですし、取引条件もかなり良いと思います。どうも近年日本に支社(支店?)が出来たようで、ここに相談してみるのが一番いいかもしれないなんて思っています。興味がある人は連絡してみてください。

そして税金。株式、あるいは先物オプションなどから得た所得に対して非居住者は納税義務がありません。これも必ずご自分で確認してみてください。国税局に電話すればすぐにわかります。

ただ私がわからないことは、もし日本の在住者として証券会社に口座を持っていた場合、本当は非居住者なのだから申告しないで良いのかどうか。私は日本のその手の所得の納税システムがどうなっているのかわかりませんが、源泉徴収というシステムもあるんでしょ?それって確定申告したら戻ってくるのでしょうか。私は日本の証券会社に口座を持つ理由もないし今後も持たないと思うのでその辺を調べていませんが、多くの方は海外に出てもそれまで使っていた証券会社を使いたいのが普通でしょうし、その税金関係はしっかり調べたらいいと思います。

私のアメリカ在住の友人ですが、非居住者は非課税だというのを知らずに、日本の証券会社に口座を持ったまま売買を続け、数年前ですがかなりの税金を払ったのがいました。知らないってのは怖い、もったいないと思います。

日本で売買しているのだから日本に税金を払うのが当たり前と思っちゃうんでしょうね。でもそんなことをしていたら益々世界から日本へ金が入ってこなくなるわけで、そういう鎖国みたいなシステムなわけがないんですね。

でもま、今は世界のどこからでも世界の市場にアクセスできる時代ですから、日本の封建的とも言える証券会社に固執する必要はないんじゃないでしょうか。

それと海外からトレードする場合ですが、これもまた海外に出るのですからいつまでも日本のやり方を引きずろうと考えるのではなくて海外は海外流のやり方をするべきだと思います。

まず、日本ですが

○ 停電しない。
○ インターネットのスピードが速い。
○ インターネット接続が切れることはない。

こういうのは当たり前ですが、海外のスタンダードから考えるとこういう日本は異常だとも言えると思います。つまり

○ 停電する。
○ インターネットのスピードが遅い。遅延もある。
○ インターネット接続はある日ある時突然切れる。

これを前提として考えるべきです。オーストラリアもそうですし、マレーシアもそうでしょう。

ですから無停電装置(UPS)を必ず繋いで電源の確保。これはせいぜい数分から10分程度しかもたないはずですが、その間にポジション調整をすることが出来ますから絶対に必要。PCも複数台あったほうが良いですが、一台は電池駆動できるノートという選択も良いと思います。ただ、PCはUPSに繋いだけれどモデムの電源は忘れていたなんてボケをしませんように。(笑)

それとインターネット接続を複数確保すること。同じ会社じゃないほうが良いでしょうが、例えば光、あるいはADSLと無線のWiMAXとか。ただこれももしかしたら気休めだけかもしれませんね。繋がらないときにはどれも駄目ということがありそうです。でも私はこの10数年、両方繋がらなかったことは一度もありません。

それと電話。停電した、あるいはインターネットが繋がらない、あるいはPCが爆発した(中国製か? 笑)、なんでも理由はかまいませんが取引画面にアクセスできないケースがいつ起きるかわかりませんので、証券会社に必ず繋がる電話を横に置いておくこと。

ただ電話で注文を受けてくれるところじゃないと意味がないですね。でもそれをしないところが多いと思います。しかし新規注文は受けないけれどポジションをスクエアにするのだけはOKというところが多いはずです。

トレードスタイルは10人いれば10人違うでしょうが、大事なことは注文時に必ず最低でもストップロス注文を入れておくべきではないでしょうか。これなら停電でもなんでもちょっとは安心できます。

ということで、 Enjoy happy trading!! (笑)

     
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