あるマレーシア人のブログ

私はマレーシア人のブログも結構読むのですが、ほとんどが食事、レストランの紹介みたいなもの。(笑)

最近、マレーシア国内での投資事情を調べているうちに、あるマレーシア人のブログと出会いました。中華系でまだ若く、IT関係の仕事をしている青年のようです。

彼は理論的に財産作りを考え、実践しているのですが、マレーシア在住ですから、彼の考えを聞いているうちにマレーシアの事情が垣間見ることが出来て、我々のようにこれからマレーシアで生活するものに取っても参考になります。

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当然英語ですが、もし英語に弱い人でも是非チャレンジしてみてください。下手に語学学校に行くより、興味のある内容のものなら読んでいても飽きませんし、使われている単語も話の内容で決まっていますからすぐに慣れるはずです。また投資や金融関係の単語を覚えることも出来るし、単に語学の勉強をするよりも頭に入るスピードは速いはず。私は語学の勉強は、実はしゃべることじゃなくて、聞くことでもなくて、読むことだと思っています。いつの間にか単語やフレーズが自分の中に染み込んで、しゃべったこともない単語やフレーズがフトした時に口から出るようになると思っています。

このマレーシア人のブログからマレーシア人はどうやって財テクを考えているのか、マレーシアにはどんな財テク法があるのかなどがわかってきますが、彼の理屈を読んでいるとそれは世界的に通用する普遍的なものがあるのもわかります。私自身、ハッとすることもありました。

インフレ率の事に関して彼が書いている内容が面白いと思いました。インフレとはスローキラー、つまり段々と我々に忍び寄る殺し屋みたいなものだという所は全くその通りの大賛成で、私もわかっていながらこいつには悩まされましたし、結局はこの殺し屋の毒牙に掛かってしまった自覚があります。多くの日本人は長年のデフレのせいでこの感覚がないのが大きな問題点であり、かなり危険だと私は思っています。そういう感覚で将来設計をし、インフレが当たり前の海外に住んだらどうなるのでしょうか。

そして彼のいうインフレですが、政府など公的な発表のインフレ率は自分には関係ないと思えと言うんです。これもまた納得で、言われてみればその通りですが、なかなかそういう認識はできないと思いました。公的な機関が発表するインフレは何を計算しているのか見れば、自分に直接関係があるものばかりではないのがわかるし、特にマレーシアの場合、多くの国民に関わる物資で価格統制がされているものの割合が高いというんですね。だからインフレ率はその家の金の使い道によってまるで違うはずだし、自分にとってのインフレ率をちゃんと計算すると公的な発表の数字よりはるかに%が高いのがわかるはずだと言っています。

これもその通りでしょうし、それをはっきり自覚できている点で彼は頭がいいなと思いました。私はそんな気がしてもそう考えないように自分を押し殺してしまいますから。(笑)

で、自分のインフレ率をまず計算しろと。それをX%とする。

そして今の自分の投資を含めた稼ぎ。生活費を引いていくら残るかということだと思うのですが、それの総資産に対する%をY%とする。

XがYより大きいとマイナス成長なわけで、その場合は生活スタイルを変えるしかない。当たり前の話です。で、Yの方が大きければ良いわけですが、それが今の時点の最低必要な、そして自分が生み出せる現時点で最大の%であることを認識しろと。そしてそれをZ%とする。(YがXより大きければY=Zとなる)

そして、自分の到達するべきゴールを計算しろと。彼曰く、Zの2倍が普通のゴールだと言うんです。できれば3倍を狙えと。ここが彼の考える Financially Independent (日本語でどう訳せばいいのでしょう)になるための条件だとのこと。

かなり目標値が高いですね。実際に数値を入れて見ても、今現在稼いでいる%は彼は6%だと書いています。これは私が考える最低必要な%と全く同じですが、それはマレーシアの公的な積み立て(年金とかK401みたいなもの)の%がこの%の様です。当然定期預金はこれより低いし、それどころか定期預金は自分のインフレ率より低いことがわかるはずだと、恐ろしいこと、しかし現実にはそうであることを彼が見抜いているのに関心しました。

ここのところは我々リタイア組みはちゃんと考えるべきところであって、定期預金に入れて、日本より利回りが良いなんて喜んでいられる状態じゃないんですね。公表されるインフレ率より、本当の自分にとっての現実的なインフレ率が高いことを考え合わせると、どうしようもない、稼ぎたくても稼げないからといって現実を見ずに自分の都合の良いように考えるべきではないと思います。でも多くの人は逃げてしまう。私も似たようなもので今更面倒なことはしたくないのが本音。しかし、そういう考え方の行き着くところは、そう「破綻」。これだと思います。

そういう意味でも最低限必要な%の2倍を狙うのが普通だという彼の論理は間違えていないし、最低そのぐらい毎年積み上げていかないと資産なんかできないわけです。だから裕福と言われるクラスを狙うのであるならば彼の言うように当然3倍が目標値となるのでしょう。

彼は目標値を2倍の2Z%とするならば今の時点でそれを確保できているそうです。つまり年率12%稼いでいるってこと。現役なら当たり前かもしれませんが退職者から見たら凄いですよね。でも3倍の3Zを狙うのであるならば、

○ 投資信託
○ 株式投資
○ 金投資
○ 不動産投資
などに投資をしなければならないと括っています。彼のブログを読むとここから先の話が出てきますので興味がある方は是非読んでみてください。

ま、攻撃は最大の防御ということで、それは当たり前といえば当たり前ですが、そんなの無理、難しいという考えがあると現実を直視することからどうしても逃げようとするのが人間の心理だと思います。

ただ我々には一つのアドバンテージがある。それは「長くは生きない」ということ。(笑)

つまり彼のような若者じゃありませんから、将来を考えて資産を作る必要も無いし、最後はタコの足を食べちらかして手足もないダルマのようになって死ねばいいのだという言い逃れが出来る。(爆)

でもその最後は裸になって死ぬというのが前提のプランって安全なのでしょうか?ここですよね、最大の問題点は。

これに関してはこのブログの読者は何度も耳にタコが出来るくらい聞いているはずですが、私はこういう考え方も「破綻する可能性大」と考えているのはお分かりだと思います。

公表されるインフレ率でさえも稼げるか稼げないかという低利回りで、つまり自分の実質的なインフレ率を確実に下回る稼ぎしかなくて、しかもそこから生活費を出すなんて恐ろしいことをするわけですよね?その利益に手をつけないにしてもインフレでやられる危険があるのに、貯めるどころか使っちゃうんですから。

タコの足を食って生活するにしても、1本食うのに何年掛かるかわかりませんが、百姓でいう種籾を食いながら生きようとしているわけですから、インフレと相まってタコの足がなくなるスピードも年々早くなるわけです。そうこうしているうちに、もし想定外のことでも起きればそこで簡単にゲーム終了となってしまう。

さてどうしましょう?

私の考えの基本は、資産なんかいくらあっても絶対に足りなくなる(持っている人はそれなりに使ってしまうのが世の中の常)ときが来て、やっぱり自らが稼ぐ力の維持を図るしかないと思っています。この現実から目をそらすことなく、そういう状況であることをしっかり踏まえた上で何か行動を起こすしかないという呼びかけ、何をすればいいのか、皆で何かできないのか、共有できる情報は無いのか、それを模索したいというのがこのブログを私が書き続ける理由でもあります。

     
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