年商何百億?

テレビの番組録画を見ていて面白いと思ったことがあります。

金持ち紹介番組みたいなのが結構ありますよね。私は下世話な人間ですからそういうのが好きなんです。まぁ、カンブリア宮殿もそうですが、見ていてハッとすることがあるんですよね。アイデアや新しい考え方、価値観を頂戴できるのが楽しいと思っています。

で、バラエティ番組の場合ですが、彼らは年商と年収がごちゃまぜになっていることが多いのね。年商150億、すげ~~~なんて紹介の仕方をする。

世の中の人の感覚ってそんなもんなのでしょうか。

商人の私からすると、年商そのものって関係ないと思うんですがどうなんでしょう。それって単なる取引高であって、利益とは全く関係ないのね。

また友人同士の話の中でも、「どう?」「うん、忙しい」「へー、良かったね~」という会話が多い。忙しい=儲かってると考える人が世の中に多いのね。これってサラリーマンが多いからかもしれないなんて思いますが、世の中って働くこと=利益じゃないんですよね。利益が出なくても売らなければならないことはあるし、忙しいと言っても垂れ流しの赤字をどうにか食い止めようと抵抗しているだけってことも良くあるパターン。

忙しければ、あるいは売り上げが上がっていれば「良かったね」といえる人ってうらやましいと思うこともあります。

相場もそうでしょ?「忙しい=儲かってる」じゃないですもんね。「取引高が多い=儲かってる」これも違う。事業もそう。

それどころか取引高が多いということはそれだけ動きが活発なわけですが、それがゆえに利益が出るチャンスがあるのと同時に大きく損をする可能性も高いって事ですもんね。事業も同じで、売上高が多いってことはそれだけその売り上げを得るために多くのリソースを使っているわけで、何かことが起きれば一気にバランスは崩れる。だからやっぱり売り上げはそこそこで、利益率が高いほうが良いな、なんて思ってしまう。人間の本性は保守的であるということでしょう。

でもそれじゃやっぱり儲からないから困るんですよね。

相場で言えば、投資金額は出来るだけ少なくして、利益率を上げようとする。その第一の方法として、利幅をしっかり取るということ。でもそれこそが相場で一番難しいことなのに、多くの人はそれに挑戦する。そして儲けたり損したり、それの永遠とも言える繰り返しに陥る。

まぁ、商売も事業も相場も面白いと思います。常識とか人間の恐怖や欲に基づいて行動するとまず利益がでない。でも損は簡単に出る。

「人の行く 裏に道有り 花の山」

私はもう二度と事業を起こすこともないだろうし、後は枯れていくだけだろうと思いますが(笑)、私の人生で得た教訓、金科玉条はこれ一つといっても良いかもしれないなぁ。常識を否定すること、他人と同じ事をしないこと。これが私の行動パターンでしたが、今では私の哲学と言ってもいいくらいになりました。それと共に、「変人である」という評価も固定した。(笑)

ところで年商何百億って話ですが、まぁ、事業としてはその取引高を作るのは半端じゃない至難の業。私はサラリーマン経験って7年ぐらいしかないのですが、では自分でいろいろやっていてどうだったか考えてもそんな売り上げなんか作ったこともない。10億単位ってどうにかなってもやっぱり100億単位って凄い額だと思います。砂場の山と富士山の違いがある。もしかしたら事業を起こしたことのない人に取っては億単位の取引も想像が付かない世界かもしれない。

でも違うんですね。

相場を張っている人ですが、自分の年間取引高って計算してます?損益だけ?

これを一回やってみると面白いと思いますよ。嘘だろ!って数字になるはずですから。もちろん手法によって違いますが、億単位には簡単になるんですね。特に短期売買をしていると取引高はすごいことになります。日経225の先物をやっている人で、一日4回たった1枚単位で売買する人でも、一日の取引高は3000万円を越えるって事。

トラリピでも同じだと思います。1万ドルの仕掛け玉でも年間取引高は億を超えるんじゃないでしょうか。

年商億単位の事業主に間違いありません。(笑)

スキャルピングをやっている人は年間取引高で何十億は当たり前ってことですね。ちょっと張り切ると年間100億を軽く超えちゃう。そしてそういう人は世界中にいくらでもいる。

これを考えると、自分っていかに恐ろしいことをやっているのか、ヤクザな世界にいるのかって思いません?

でもこれがFX、相場の世界の実態であるし、「貴方の為の外為」なんて恐ろしいキャッチフレーズでそういう世界になーんの経験もない若者を引きずり込もうとする世界。

そういう世界に自分がいるという自覚って大事だと思います。また自分がいくら売買しているのか。ましてやポジションを長時間キープする手法の人はポジション残高がどれくらいなのか。損益だけ見ていたらいつの日か半端じゃない怖い思いを必ずさせられますよね。

この年間取引高。自分のそれを常に意識してリスクを考えるのって大事だと思います。

相場で損をすると半端じゃない痛手を被るケースが多いですが、そんな時に世の中の人たちを見渡すとみんなニコニコしていて、いいなぁ、この人たちは相場に手を出したこともないんだろうなぁ、なんて思うような時もある。

あの感覚って二度と味わいたくないし、そうならないためには、一体自分は何をしているのかをまずはっきり自覚することだと思います。自分が売買している莫大な取引高って、世の中に何か起きたときにはその大きさがモロ自分にのしかかってくることですよね。

私の相場の必勝法は「負けないこと」だと何度か書いていますが、負けない為にはどうするかというのを書いたことがないかもしれませんね。

負けない為には「戦いに参加しないこと」です。(笑)

これって冗談じゃなくて、私の戦略は全てそこが原点です。だから私は長期投資が全く出来ないし、いつかゴールドコーストに来てお会いした、相場で生計を立ててらっしゃるあの方のオプション戦略が自分には手も足も出ないということ。

ま、考え方、手法も100人いたら100様だと思いますが、皆さんがご自分の流儀を築き上げて、それでがっぽり稼いでお金に左右されることのない幸せな人生を送って頂きたいと願っています。また多くの方がそうなる切っ掛け探しのお手伝いを微力ながらさせて頂きたいです。

がんばんべ~。

     
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