マレーシアで貧することがあるのか?

この話ってブログに書けるような話じゃないわけだけれど、こういう話を避けてマレーシア賛歌ばかり歌っているのっておかしいと思うので書くことにしました。

ある知人が日本人会に行った時のこと。ある老人が事務局でごちゃごちゃやっていたそうです。聞き耳を立ててみると、「もう仕事をしないと食べていけないんです。どうにか助けてください。」という話らしい。

う~~む、ですね。う~~~~~む、ですよねぇ。

まぁ、こういうことが起きても全くおかしくもなんとも無いわけですが、マレーシアの生活費は安い、年金で暮らせるという話ばかりが先走りして、それを自分の都合の良いように考えてとりあえず来ちゃいましたって人は絶対いると思うんだよなぁ。

まぁ、年金と言ったところで受給額は人それぞれで、私みたいに試算では65歳からの受給で年間35万円ぐらいしかないのもいる。年間ですよ、月じゃなくて。まぁ、これはサラリーマン生活がほとんど無いのと海外をプラプラしていたせいもあるんですが、国民年金だけしかないって人も実際にいくらでもいるわけで、年間80万弱?

年金で暮らせるって話は厚生年金を受け取っているというのが大前提で、それプラス企業年金をもらえる人もいて年間250万-400万円って人たちはどうにかなるって話でしょう。まぁ、現地の人たちは月収6万ぐらいで家族が生活するわけだから、年収が100万以下でも贅沢を言わなければ暮らせるのが当たり前なのかもしれませんが、また、それを考えるから自分でも大丈夫だろうって思っちゃうんでしょうね。

これに近いという自覚がある人は結構将来的に危ないはずで、また俺は大丈夫だなんて思っていても長い間には何があるかわからないし、MM2Hビザは長期観光ビザでしかないから働くわけにもいかないし、ましてや永住権でもないから国、自治体からの援助なんか何も無い。金を持っているから、是非来てくださいというビザなわけで、金が無くなれば野垂れ死に。日本に帰れば生活保護もあるしどうにかなるのかもしれないけれど、今更帰るに帰れない事情がある人もいると思います。ゴールドコーストでもそういう友人がいました。来た当時は夫婦でそれぞれベンツを乗り回して中心地で商売を始めたかなりの資産家だったのですが、あれよあれよと言う間に没落して、離婚して、最後は一人寂しく小さなアパートで亡くなった人がいた。

人生には上り坂、下り坂、そしてまさかの坂があると言います。

我が家はプラス思考で行きます!なんてので本当に大丈夫なんでしょうか。

実はゴールドコーストでも過去にそういう女性が出てきまして、さぁどうしようということで、有志の方々がその女性にホームヘルパー(家事手伝い)の仕事をしてもらうということでどうにか食べられるようにしていたこともありました。

私はこれって凄いと思うんですよ。ゴールドコーストでは有志が集まって運動を起こしてもっと多くの日本人に来てもらおうとか、日本でのロングステイの催し物や講演(昔からこれは盛ん)に出て宣伝することもなければ、仲間内で集まってそれを助けるなんてことも無かった。少なくとも私はそんな話を聞いたこともありません。

そういう運動が悪いって言うんじゃなくて、それはそれで良いと思いますよ。自分は最高に幸せを感じているのでしょうし、だからこそその幸せをもっと多くの人に分けたい、こういう生きかたもあるんだということを知ってもらいたいと行動を起こすのは良いと思います。

でもそれを聞いてその気になって来たわ良いけれど、思っていたところと違う、思っていた生活が出来ない、不便がある。地元に溶け込めない、言葉の壁を乗り越えられない。お金も底を付いた。そして日本人仲間から意地悪をされているとか村八分にあったなんてバカなこともあるかもしれない。

こういうことがあったときのバックアップ体制ってあるんだろうか。

こういう話になると、そういう個人的なことは個人で解決してくださいって突き放すのが普通のような気がするんですがどうなんでしょうか。

こういうところにオーストラリアとマレーシアに温度差があるような気がしています。

それは何かというと、マレーシアに来るのはロングステイ、長期滞在であって、マレーシアの土になろうとして来ている人は決して多くないってこと。それが関係しているような気がします。つまり隣人は友達ではあるけれど、決して運命共同体でもなんでもない。

ところが移民の歴史を見ると、移民って運命共同体的な考え方を持ってみんなが助け合った話がいくらでも出てくるんですね。オーストラリアの場合も、私達がそうであるように移民として渡った人たちはここの土になるつもりで来るわけだし、同胞はただの友達じゃなくて親戚以上の大事な付き合いをはじめる様になる。だから何かあったときに知らん顔はしない、出来ない。

なんていうのかなぁ。年寄りが海外でロングステイをする。これって今までにはなかったことで、移民とか長期旅行とかそういうのとも違う、新しいジャンルなのかもしれないですね。そういう中で起きるトラブルは一体誰がどうやって解決し、またどの程度、どうやって助け合うことが出来るんでしょうか。

これを単に自己責任で片づけじゃ駄目だと私は思うんですよ。

ただ、金が無い、住む家も無い、食べるものもないなんて人が増えても、いくら個人の集まりが頑張ったところでそれを助けるにも限度がある。だからと言って何もしないで見ているだけってのも変なもんで、何か受け皿的なもの、せめて、マレーシアは良いからおいで~~という勢力があるのなら、その反面、その良いはずのマレーシアで生きていくのが難しい人たちを救っていく動きも車の両輪みたいなもので、片方しかないとしたら駄目なんじゃないかと思います。

偉そうにお前に何ができるのか、って?

そういう風に突き放した考え方をするんじゃなくて、どうにかならないか、何ができるのか考えましょうよ、みんなで。

せめて日本に帰るなら、綺麗に帰れるように手助けをするとか、そして日本サイドに家も何もないのなら、まず帰ってから当面どう生きるのか、政府自治体の援助を受けるまで日本のNGOとバックアップ体制を作るなんてのも出来るんじゃない?

そういうのって保険みたいなものでもあるし、基金が必要なら私はそれに協力するのはやぶさかじゃないし、とにかく何もしないで見ているだけってのは止めた方が良いんじゃないかと・・・・

他人の不幸は明日のわが身かもです。

前にも紹介しましたが、老後の海外生活の闇の部分にも焦点を当てた書籍があります。海外でこの世の春を満喫している人もいれば、それと逆のこともあるという話。

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