この日記をこのブログの目立つところへおいて、初めて来た方に読んで頂こうと思います。
まず、一般的なマレーシア関連の情報を私のブログから得るのは不可能だと思って間違いがないです。そもそもまだマレーシアに住んでいませんから、私も情報収集の最中です。ただ、MM2Hは4年前にすでに取得済みでマレーシアウォッチング、情報収集はかなりやってきておりまして、正直なところ、もうおなか一杯ぐらいの情報は集めました。後はマレーシアへ旅たつだけの状態。出発が遅れているのは未だにリーマンショックを引きずっており、自宅も売れず、それが足かせになっています。
ではこのブログでは何を主に書いているかというと、オーストラリアからマレーシアへお国替えを決めた我々夫婦が一体何を考え、何を悩み、あっちに心が揺れ、こっちに心が揺れ、そして結果的にマレーシアに行くのか、行ったら行ったでマレーシア行きを本音では望んでないヨメサンがどうなるのか、そんな過程を書いています。
またマレーシアに関しては何もわからない私ですが、永住、移住、ロングステイ、またそれに関わる経験に関しては若い頃から日本脱出を考えてグアムやアメリカ本土をウロウロした時期もありますし、当地オーストラリアはゴールドコーストに1991年から永住者として居住しており、また小さな子供を連れて来て成人するまで育て上げましたので、その件に関してはいろいろ書けると思っています。
ただ、ジジババのロングステイという意味では大した内容でもないと思います。というか、ジジババは先行き短いですし、嫌になれば帰れば良いというこれ以上のお気楽はないわけで、楽しいことだけを追い求めれば良いだけで、あれじゃこれじゃと心配する必要もないでしょう。
ただ、私がそうであったように若くして早期退職、海外移住、それも小さな子供を伴って海外に出るとなると話はガラッと変わってきます。旅行の延長線上での楽しい話、嬉しい話、溢れんばかりの夢の話なんか何の役にも立たないからです。
でも私の話のほとんどは多くの方に取っては馬の耳に念仏で、頭に血が上っている人たちには私の話は届かないし、聞きたくない話ばかりだろうと思います。私とて、38歳で早期退職、海外脱出をし、知り合いもコネも仕事も全く無いオーストラリアに家族4人で(子供達は3歳1歳)来ましたが、あの当時に私みたいなオヤジのここに書いているような話を聞きたいとも思わなかったろうと思うからです。いや、聞くだけは聞いてみたかったような気はします。(笑)
私は子供命と公言するほどの親バカで、子供のために自分の命が削られても何とも思わない性格です。ですから、海外生活に関しても子供の為を中心に考えてやってきました。もし子供がいなかったらもっといい加減に生きてきたと思うし、楽しいことを嬉しいことを求めていたと思います。
海外生活には落とし穴が一杯あって、親が勝手に選んだ道ですから親が失敗、破綻、苦労するのは良いにしても子供がそれの道連れになるということを忘れてはならないと思うのです。そんなのは日本も同じだと仰るでしょう。でも日本に住んでいて、私は日本に住んでいる~~~なんて舞い上がっている人はいませんから、海外と日本とはまるで違うんですね。
こういう書き方は申し訳ありませんが、永住だ移住だ、海外脱出だという人は最近また増えていますが、私の目に入る方々の殆どが何か夢でも見ているように思えるのです。現実とまるでかけ離れているとでもいいますか。それで幸せを掴めるなら誰も苦労なんかしないだろうと言いたくなる程、足が地面から離れちゃった感じの方も少なくない。でも遊び中心のロングステイはそれでOKだし、皆で舞い上がることそのものも楽しみの内だろうと思います。
でも中にはいろいろ事情がある方々もいらっしゃって、私のこのブログが非常に役に立ったといってくれる人もいる。そういう方々は決して多くはないし、多分読者の中の1パーセントにも満たないと思うのですが、私はそういう方々の為に書いていこうと思っています。
ですから、マレーシアの情報、楽しい話、面白い話、そういうものを求めているとするならばこのブログを読むのは時間の無駄以外の何ものでもありません。有益なマレーシア情報や楽しい話に溢れているブログは数限りなくありますので、そちらを見たほうが良いと思います。
このブログではお金の事、投資や相場の話題も多く出てきます。それとマレーシアとどういう関係があるんだ?と思う方は無視してくれればいいのですが、実際に何十年も海外生活をしていてわかることは、やっぱり経済的基盤が何よりも重要だという当たり前の事に気がつくんです。
若くして海外脱出をもくろむ方々が多いのはわかるのですが、この経済的なことに関しても考えが甘いと思うことが多くあります。1億2億のキャッシュがあればそれでどうにかなると思っている方も少なくない。でもちゃんとシミュレーションしてみればそんなお金じゃどうにもならないのはわかるはずなんですね。でも海外だ、移住だなんて頭に血が上っているとそういうシミュレーションもまともに出来ない。そして海外に出て、最初の数年は良いでしょう。しかし段々と物価も上がり、国の発展と共に生活レベルも上がり、子供も大きくなってくるとその資産から生まれる利益だけじゃどうにもならず、すぐに資金の取り崩しが始まるはずです。この元金に手をつけたらあとは坂を転げるようにお金は消えて行き、10年もしないうちに、こんなはずじゃなかった・・・となるケースが非常に多いのです。私がゴールドコーストで見た来た多くの例もそうでした。
そして私自身、かなり危なかったのです。でもどうにか生き延びてこられたのはこちらで始めた仕事であり、また投資に対する考え方、やり方をガラリと変えたから。もしこれが出来なかったら、20数年前に知り合ったあの多くの仲間達が今はほとんど消えていってしまったのと同じように、私も退場するしかなかったかもしれません。
これは先行きの短いジジババも同じことが言える部分があって、年金や資産がごっそりあるなら話は別ですが、マレーシアは生活費が安いとか、たった3パーセントちょいの利息しかつかない定期預金でどうにかなると考えて本当に大丈夫なのか、為替の変動に耐えられるのか、インフレは大丈夫なのか等、いろいろ想定できる問題はあるわけで、しかしその時に慌てるだけじゃ困るわけですが、駄目なら帰ればいいさ、という人はそれで良いにしろ、あるいは預金を食い潰せばどうにか死ぬまでにゼロにはならないだろうとか恐ろしい計画を立てる人が多くいるわけで、私としてはちょっと考え方を変えるだけで、そして皆で知恵を絞りその中から何か良い手も出てくると思うのです。それの中心は何をするかではなくて、どう考えるかが大事だと思っていて、そういうことも含めて書きたいし、皆さんからのフィードバック、また出会いによって私も勉強させてもらっています。
オーストラリアは昔は非常に物価も安く、1991年に来た当時は天国だと思いました。バーベキューパーティを良くやりますが、イセエビやアワビを焼いてワイワイやっていた頃を思い出します。でもそんな時代はすぐに終って、オーストラリアがどんどん伸びて大きくなるに連れて、相対的に日本人の生活レベルは下がって行った様に見えます。それはやっぱり稼ぐのが難しかったから。インフレも凄いことになりました。そしてオーストラリアの所得税が高いというダブルパンチで、昔永住してきた人たちも苦労しているのが普通。
でも、世の中の変化に合わせて収入を確保できれば大丈夫なんですね。全く問題がない。
でもそれだけの投資効率を維持するのは神業に近いのが現実なんですね。また事業を始めても3年以内に潰れるのが日本でも普通ですが、文化も常識も習慣も違う海外にポッと出てきてうまく行く確率が日本より高いとも思えません。働きに出るとしても、そうそう日本人が良い仕事にありつけるのか?
十分だろうと思った資金があっても、現実を見渡すと四面楚歌と言っても良い中に飛び込んでしまったことに気がつくまでにはたいてい5年ー7年ぐらいは掛かるんじゃないでしょうか。でもその時に慌ててもどうにもならず、退場するケースが多い。逆に稼ぐ力があれば資金なんて全く必要ないわけです。普通みんなそうやって生きていくんですから。でも中途半端に金があると、早期退職だとか、金利、投資で食おうとか考え出すんですね。で、それは考えるほど簡単じゃないってことだと思うんです。でも食えてる人もいるわけで、その辺の情報交換もこの場で出来たらよいと思っています。
別れは辛いです。また帰る本人はもっと辛い。失ったのは夢だけなら問題はないわけですが、うまく見切って傷の浅いうちに帰れる人はそうそう多くは無い。
こういう事って海外では普通に起きていることですが、それが活字になったり番組になったりすることはほとんど無いんですね。活字やテレビ番組は良い事しか出さない。それどころか、退場するしかなくなった人は語ることさえしないのが普通です。言うとしたら「良い経験をした」という一言。
頭に血が上って夢に舞い上がってる人たちは、この「良い経験をした」という意味さえ汲み取れずに、私も良い経験をしたい、なんて思う人もいるようです。
本当に良い経験をし、そしてもし子供を育てるとするならば、かなり真剣に考えないと難しい現実に直面することになるのが普通だと思います。海外で育てれば子供はバイリンガルになるなんて思ってる親もいるようですが、普通に育てると子供はただの現地人になるだけで、バイリンガルなんて絶対に無理。どうにか頑張っても、親子の話には支障がないレベルだったりするのが多いです。酷いケースは親子で話が通じないなんてことさえ起きている。
子供が小さい内は大丈夫なんですよ。普通に現地語も日本語も操って、現地にも馴染んでこれならOK、将来が楽しみだと誰しもが思う。ところが中学生ぐらいになると子供はがらりと変わってくるんですね。親の話をそのまま素直に聞く子供なんか世の中に存在しないですから、日本語の勉強をしなさいなんていっても、嫌だ!と言われたらそれで終わり。
こんな話を聞いても、我が家は大丈夫だと思うんですねぇ。ここがまた落とし穴。
嘘だと思うのなら、現地で育った日本人を見てみれば良くわかります。小さな子供は駄目ですよ。15-20ぐらいの日本人子弟をよーく観察してみて下さい。その子達を見て、これが自分が目指す自分の子供の将来かどうか考えてみるのは良いことだと思います。もし、多くの日本人子弟を見て、これで十分と思うのならOKでしょう。もちろん、内の子もこんな風に育ったら良いなぁと思う子供もいますが、決して多くは無いのが現実でしょう。
我が家と同じ年代の子供を持つ親が友人に多いのですが、この話になると全員がニヤって笑って、まぁ、こんなもんだろうねぇ、って話しになります。内の子はバイリンガルに育ったなんていう親は一人もいません。我が家も同じ(笑)。っていうか本当の使えるバイリンガルってそれなりの教育を受けない限り無理なんですね。要は今の時代、専門性が問われるわけで言語なら当然それなりのレベルを要求されるし、単にそこそこ言語が使えるってのは何もできないのに等しくて、では他に何ができるの?って話しになるんですね。
まぁ、こういう話を書き出すとキリがないのですが、この手の話題もこのブログではたびたび出てきます。
つまり、マレーシアだとかオーストラリアだとか、別に他の国でも良いのですが、私が考える大事な情報ってのは現地情報じゃないってことなんです。行く我々がどう考えるか、どう準備するか、どう行動するかで将来の明暗がはっきりするってことなんですね。そして私達も老後の生活という経験の無い新しい世界に入っていくわけで、一体どういう価値観を持ち、どう生きたらいいのかわからないことばかりで、そんな心の揺れを書いて行こうと思っています。
私のブログはそういうところに重点を置いているブログです。
それと、私達はマレーシア行きを決めてMM2Hも取って4年(3年だっけ?)になりますが、正直なところ心は揺れるわけです。そんなことも良くある話ですし、ご主人と奥様と考え方が違うと中々うまく行かないわけですが、実は我が家もそれで、ヨメサンはマレーシアには行きたくないのが本音です。
そんな夫婦が最終的にマレーシアに行くのか、マレーシアで何が起きるのか、まさか別居なんて事が起こるのか(これも良くあるパターンなんですね)、そういうことも含めて、オーストラリアからマレーシアへのお国替えをする過程において一体何が起きるのか、何が変わるのか、そんなことも一つの歴史としてこのブログに残したいと考えています。
後はろくでもない趣味の話。(笑)
ここはそういうブログです。
もし徹底的にマレーシア、あるいはMM2Hに関して調べたいのであれば、泉SNSというSNSに参加することをお奨めします。
ここは延べ人数で参加者は1500人を超えているはずで、マレーシアに興味がある人、行く過程にある人、もうすでに移り住んだ人たちが集まって情報交換をしています。SNSですから情報を蓄積できてそれがすぐに取り出せるような形態にはなっておりませんが、一応それが出来やすいように情報をまとめてあるコミュニティーという場所もありますし、また、検索するとかなりの情報が拾えます。あるいは質問することによって、どっさり返事、回答を得ることが出来ます。
この泉SNSの情報量はブログのそれとは比較になりません。かなり細かな内容でも掘り下げて情報提供、話し合いがなされていますから、一人の個人のブログとは全く違う量であり質であると思います。
これを運営している団体は公的なものではなく、有志によって運営されている私的なものです。また個人個人のつながりを重視しておりまして、本名、顔写真の開示が参加条件になっています。ですから、ちょっと覗いて情報だけ頂こうという人向けではありません。
でもま、まずは入って見てみるのが良いのではないでしょうか。無料です。ダボのブログで見たとか、紹介されたとか言う必要もありません。
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まずはここでお友達を作るのは良いかもしれません。そして出来ることなら各地で開催されているオフ会に参加すること。かくいう私はまだ参加したことがありませんが(笑)、やっぱり情報交換って人と人の繋がりの中に本物があるのではないでしょうか。活字にできない内容も会えば話として出てきますし、同じ夢や同じ悩み、不安を持つ方々と知り合うのは大事だと思います。
また、マレーシアでのロングステイ、あるいはMM2Hに関する動画が世の中にいろいろありますが、私がこれは必見と思うビデオがいくつかあります。
それらはユーチューブに乗っているものですが、それのプレイリストは
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この中でも最後の Malaysia My Second Home 2011 という動画は必見。これでマレーシアロングステイの全てがわかります。
ここからも見れます。ただし全部見たら5-6時間かかるかも。(笑)