しかしまぁ、凄いですねぇ。まるで勢いが止まらない。
でもま、ちょっくらこの辺で日本円を多めに手に入れようと思います。
豪ドル/円。日足。現在は103.70辺り。
これは円安はここまでとかそんなんじゃなくて、とりあえず豪ドルとしては目先は目一杯伸びているので、日本円を買うには良い場所だと思うってだけのこと。
上のチャートの中段下段のオシレータですが、これってバカにできなくて、利益を出すとかそういう考え方じゃなくて、少しでも有利な両替という意味でも使い道はあると思います。オシレータが高い位置にあるときには買わない(円は売らない)。低いときには売らない(円は買わない)というだけで、結構良い場所で売買できるはず。
リンギットはどうなっているんでしょうか。
かなり大きく動いていますね。私としてはリンギットのバスケット制に当然日本円も入っているだろうし、そんなに大きく影響が出ないだろうと思っていたのですが、まるでそんなことは無いような動き。日本円の組み込み比率って大した事無いんですかねぇ。それもおかしなもんだと思うんですが。
ではリンギット対米ドルは?
対米ドルではさほど動いていませんが、直近の動きを対円と比べてみると面白いことがわかりますね。リンギットから見ると円安、米ドル安であるってこと。米ドル安と言っても大きな動きじゃないですが、方向性が気になります。
もっと時間軸が短いチャートを見てみましょうか。直近1年のチャート。対円。
直近1年のチャート。対ドル。
この数日間は、リンギットは対円、対ドルでも上がっているってこと。
これってマレーシア議会の解散によってこういう動きが出ているんでしょうが、中身まではわかりません。50年前後、与党が政権を持っていたわけで、今回の選挙でどうなるのでしょうか。与党優勢みたいな感じですが、2008年で3分の2を割ってしまったらしいですが、では今回は奪還できるのか、それとも野党に・・・なんてことなのか、マレーシアの情勢は全くわかりませんが、今の状態をマーケットは好感しているってことですよね。対円、対ドルでも上がっているんですから。
それとも違う理由なんでしょうか。
どちらにしても、海外生活を長く続ける為のリスク管理として、収入のある通貨で支出を固定するのはヒジョーーーに大事だと思います。つまり、円での収入だとしたら、円安になった分、リンギット建ての支出を下げるということ。これをやらないと為替って動くときには大きく動きますし、居場所の良い場所で長くとどまりますから、その内戻るだろうなんて思っているうちに、予算オーバーでゲーム終了なんてことが簡単に起きると思っています。
やっぱりこれほど大きく動いてくると、リンギットを持たないリスクが顕著化してきますね。理想としては円とリンギットで半々の資産があれば良いし、でも収入で半々となると年金生活の場合は同額をリンギットへの投資で稼ぐとなるとリンギットの資産にウェイトが掛かりすぎてしまうわけで、どの辺が良いのか判断は難しいところだと思います。
私としては豪ドルと心中するつもりですので、他通貨を多く持つつもりはありません。でも全く持たないというのもなんですので、持たないリスクを軽減する程度のリンギット投資はするつもりです。
なーんて気楽なことを言っていられるのは豪ドルが良い調子で上がっているからでしょうね。
うーーむ、リンギットと心中するという考え方はどうなんでしょうか。私は自分自身の問題としてそれはあり得ないので考えてもみませんでしたが、発展途上国に賭けてみるのも面白いかも。ポートフォリオだ分散投資だなんてみんな言いますが、あれって結局面白い結果はでないのね。
リスクを取って海外に出るくらいの腹つもりがあるのだから、ここは一発リスクを取るのも面白いかも。でも海外に出るというリスクを取ったのだから、資産・収入面では保守的になるのが正しいのかもしれないし、難しいですね~。
私だったら・・・・、う~~む、やっぱりリンギットの資産はほどほどで止めるだろうなぁ。その代わり、稼ぐ方法は別に考える。あるいは、収入と支出は常に見合うようにして、為替が変わればそれにあわせて支出も変える。やっぱりそれが海外生活者としてのリスク管理の定石なのでしょう。