まぁ、仲良しクラブってあちこちに出来るわけですが、最近またちょっとあるグループ内でろくでもないことが起きていると風の噂が入ってきました。
風の噂なんて書くなよ、ってことでしょうし、その通りで、内容を書くつもりはないんですが、仲良しクラブって本当に仲良しなのか、盛り上がっている方々を見ていると心配になってくるんですよ。
不安があるから皆で力を合わせて助け合い、教えあい、支えあってとその目的は良くわかるし機能している部分も多いのはわかるんですが、たまに変なことが起きるんですよね。
特定個人への誹謗中傷であるとか、排斥運動とか。
グループの中心人物は神に近いと言っても良い位で、誰も面と向かって反論する人はいないし、逆にその中心人物がその話を聞きたくても周りの忠臣がまず止めに入る。でもそれはまだ良いほうで、神がちょっとでも小言を言おうものなら、ある特定の人をグループとして簡単に切ってしまう。ま、中には、神そのものが「今後あの人を呼ぶのはやめましょう」と言うこともあると聞く。
これって当たり前なんですかね。ゴールドコーストでもそんなことはいくらでもあって、うちのヨメさんがそれの標的になったこともあったし、住んだこともないマレーシアで私自身が排斥運動の的になったこともあったくらいで、日本人社会って本当に怖い。
駐在さんの婦人会はどこでもそうだ、なんて話は良く聞くけれど自分のグループも同じかもしれないって思うことは大切かもね。
そんなことが・・って思うかもしれないけれど、排斥するほうは排斥するに十分な理由があると主張するのね。で、それを判断するのは中心人物であって、それに反対しようものなら火の粉は自分に飛んでくる。民主主義なんかそこには存在せず。
で、海外でそういうグループから排斥されるとどうなるかってことだけれど、大部分は「こんなところで住みたくもない」ってなことで帰っちゃうんだろうと思います。そもそも、そういう優しい人たちがいるから自分でも大丈夫かもしれないと思って渡ってくる人は、排斥された瞬間、海外で自分だけ孤立している恐怖に襲われるのね。って、それが海外ではそもそも本来の姿なんだから怖がる必要も無いのだけれど、日本人社会から出て行けといわれるってことは死刑判決とほぼ同じこと。
で、違うグループの反対勢力のところに行ってはこれまた仲間同士でグチを言い合うみたいなことも起きる。
不安があるからみんながくっ付くんだろうけれど、そうしたらパワーが集まるわけだから、絶対に落伍者は出さないと決めてもいいはずなのに、落伍者には知らん顔で、合わない人は平気で追い出すのね。常に不安の塊ってことなんでしょうねぇ。で、もちろんリーダーににらまれたら大変だから服従するか、いつの間にかそのグループからは離れるか。この離れ方もうまくやらないと後でなにを言われるかわからない。
どちらかというと芸能人のファンクラブに似ていて、下手にその芸能人を悪く言おうものなら集中攻撃を受ける。改善策なんて言おうとしても、そんなの誰も必要だと思ってないと一刀両断とかね。
ま、誰しもがそんな道を歩いていくのが普通なんだろうけれど、その途中でヘマをやって排斥運動の渦中に入った人は真っ青。それを皆が知っているから、先輩先輩って古い人を立てて逆らうなんてこともしない。
こんなことに先輩も後輩もあるかっつーーーの。
でもそんなことは言わないほうが身のため。 (笑)
みんながそれぞれ言わ猿、見猿、聞か猿のお面をかぶって生きているって面白いね~~~。そんな日本の村意識を引きずって海外に住んで面白いんだろうか。まだ日本に居る頃の方が言いたいことを言っていたなんて人の方が多そうな気がするんだけど。
それと一番困るのが、ああいう人たちって海外在住の日本人を見ると、自分と同じ価値観を持っていると思うのね。でもそもそも海外に出る奴なんてどこか変わってるのが普通だし、他人の意見を聞いて、はいそうですね、なんて素直に聞くような奴もいないし、それぞれ一家言を持っている。それに何十年も海外にいると、あるいはそこで生まれ育った日本人もいるわけで、見た目は日本人でも中身は現地人そのものって人もいるわけでしょ。そういう人たちに、自分の日本的価値観を押し付けてそれが通じない、いやそれどころかここは海外ですからそういうことは言わないで下さい、なんてピシャリとやられると気が狂ったように怒り出すのね。
最近はそういう場面に自分が出会うことはほとんど無いのだけれど、そういう話はいつになっても変わらず出てくるから面白いと思います。はい。
-----------
秘密コメントで、この話はあそこのことですか?と聞かれました。
いえいえ、あそこの事ではありません。というか今はいろいろなグループができているんじゃないですか?地域であったり、遊びであったり、趣味の集まりであったり、食べ歩きの会であったり。で、ごたごたが起きるとそれが耳に入ってくるってことです。そういうことって海外に限らず日本でもどこでも同じだと思うんですよ。でも、排斥するってことの重大さが海外の場合はまるで違うって事に気が付いて欲しいんです。付き合いが広い人ってそんなにいないでしょ?何十年も住んでいるんじゃないんだから。
やっと仲良くなれた小さな輪の中でこの排斥が起こるから怖いんです。逃げ場がないじゃないですか。
つまはじきにされるようなことをする奴が悪いというのは間違いが無いでしょう。でも考えてみて欲しいんです。狭い世界でつまはじきにされたらどうなるか。
で、これが恐ろしいのは誰もそんなことをしようと思っていないし、自分が排斥の的になるなんて想像もしていないんですね。だから誰がどう悪いというより、これが起きる種を我々が持っているということ。だからと言ってみんなの顔色を見ながら生きるなんてことはすべきでは無いし、それぞれが常識の範囲で・・って、それぞれがこれが常識だと思うからこれが起きるのであって、どういう内容だろうと海外に出て同胞を排斥するようなことだけは無いように細心の注意が必要だと思ってます。
問題が起きたら解決する。でも排斥という方法は取らないという考え方があってもいいんじゃないかなぁ。