最近、USD/JPYの動きに関して何度か書いていますが、根底にある考え方として
「収斂の途中にある」
ということでした。これはトレンドラインを引けば明確で、方向性がはっきりしていない動きだと判断。
しかし、ここへ来て、とうとうそのトレンドラインを突破した。
これはチャート上では大きな意味がある動きで、そういう変化が起きたということは心に留めておくべきだと思います。
もちろん今の動きは小学生が見てもわかるとおり、上昇トレンドに乗っている。いや、乗り始めたというべきか。どちらにしても向いている方向は上で円安方向。
ただし、オシレータを見ると伸びきっていますので、ここは超目先の動きとして陰転して下がってきても(あるいは立ち止まる)全くおかしくない場所ですが、トレンドは上と見ますので、ロングポジションがあるのなら超目先的に撤退を考えても(一度降りて様子を見ても)良い場所。しかし新規にショートポジションを組む(逆張り)場所では決してないという考え方で行くべきだと思います。もしここから陰転し下がりだしても、ショートポジションで出撃しなければ利益になりません。でも利益になら無いということで損が出るということではないので、読み方としては出撃するとしたら↑方向のチャンスが来るまで待つべき場所でしょう。
儲けにならないことを悔やむより、損をしなくて良かったと言えるようになるのが相場の肝だと思います。
日足で見るとチャンスは少ないですが、数ヶ月に一度の頻度で全力投球しても良い場所は必ずありますから、「待つ」技術を養うことを真剣に考えるべきだと思います。
待つのが嫌いな人はデイトレの世界へ~~。(笑)
でもチャンスがいくらでもあるデイトレでも「待てない人は勝てない」のは同じこと。いや、言葉を変えましょう。「待てる人は勝てる」。
それといつも書いていますが、日足を見る場合の難しさってのがあって、日中足の様に買いと売りの力関係だけで動くことは稀。つまり重大指標発表があったときと同じで、何かがあると一瞬に流れが変わるのね。
ではファンダメンタルズが重要かと言うと、前の大幅円高の時はシリア情勢という分析でしたが、そのシリア情勢に変化が無いのにその後上がったのは何故か?これを見るのが難しいんですね。
で、私のスタンスはというと、理由はどうあれ相場が動いたほうへ付く。これしかないと思ってます。