円安だ、ドル高だと言うけれど、全体を見てみると波乱としか言い様が無い感じ。それぞれの通貨の基調に大きな変化が起きている。
この60日間の各国通貨の力関係を見てみると、最近の円安は円が安くなっているのであって決して米ドルが高くなったのではないのがわかる。と、同時にいじめられっ子みたいだった豪ドルがかなりの勢いで上げてきている。
その反面、ユーロ、スイスフランが大きく下げてきて、そうかと思うとイギリスポンドが強い。
何これ?
各国通貨がそれぞれ勝手な方向へ動き出したようで変な感じ。それもかなり勢いがある。
スキャルパーには関係ないけれど、長期投資をしている人たちは気になるんじゃないかなぁ。
ちなみにリンギットは5月から安くなっていて、下のチャートを見てもわかるように2年前と比べて一時は35%のリンギット高が今では18%程度まで下がってきた。胸をなでおろしている日本人ロングステイヤーも多いかもしれないですね。
リンギットはFXもないので、米ドル建てで円安を防御しようとした人はこの4ヶ月で10%の利益が乗っちゃったのと同じ。
それと昨日書いたドル円ですが、伸びきったオシレータから陰転する可能性を書きましたが、4時間足ではオシレータが陰転するも値はほんのちょっとしか下がらず、すでに陽転して再び上昇に転じたのがわかります。でも日足ではこの動きは見えない。それだけ勢いがあるということ。
これは上に出したチャートからわかるように、ドル高が強いというより、円を売る力が強いということ。
久しぶりの100円突破!
何が起きてるんだろう・・・・・。この大きな動きを説明しているニュースソースが見つからない。
大きなうねりが出るのはスキャルパーとしては上でも下でも嬉しいのだけれど、全体的なこの変な動きは世界的に何か大きな変化が起きている匂いがするわけでヒジョーに気になります。