米国債がデフォルトだなんて起きてはならないことですが、このまま行けばそういうことになってしまう。
でも市場動向としては、私には市場は「そんなことは有り得ない」と読んでいるような動きに見えます。
アメリカ経済や政治がわかっているわけではないので、「デフォルト」の可能性を聞いただけで私みたいな小心者はビビるわけですが、これは単なる民主党と共和党の駆け引きの道具になっているだけだというのが市場参加者にはわかるんでしょうか。つまり、デフォルトするほどアメリカ経済は悪くないってところ。
それ関連のニュースを。
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米国債の債務不履行が世界恐慌を招きかねない理由 ←クリック
Bloomberg 米国デフォルトなら未曾有の大惨事-リーマン・ショック凌駕 ←クリック
昨日9日ですが、進展が見えてきたようでNYダウS&P500も反発して上がってきたとのこと。一体どういうことかというと。
ロイター 米民主・共和党議員、財政協議の進展に希望見いだす ← クリック
ロイター ダウ・S&P総合500種が反発、米財政協議進展への期待で ← クリック
NYダウ CFD 日足。これで反発していると言うんですかね?
S&P500 CFD 日足。これも反発して上がったようには見えない。
ところが日経225は昨日反発してますね。なぜ?
ドル円 日足。ドル高・円安に動いている。日経225はこれと歩調を合わせたってことなんでしょうが、反発したと言われているNYダウ、S&P500が上昇らしい上昇を見せていないのが不思議。
デフォルト関連では為替が一番敏感なのでしょうが、まだ予断を許さずだと考えています。私は「万が一」から逃れる作戦に変更無し。
米国債デフォルト懸念ってことになれば金(ゴールド)が大きく反応するんじゃないかと思うのだけれど、ほとんど動かず。それどころか下げトレンドに変わりはない状態。今の時点で私は金(ゴールド)のヘッジ玉(売り玉)を持っているわけですが、さてどうするべきか。金が上がるとすればヘッジ玉を外せば良いのだけれど、このままの状態ならどう動こうが利益も無ければ損も無し。私としては下手に「読まず」にこのままで良いと思っています。ただ、上げトレンドへの転換が見えてきたらヘッジ玉は外すつもりですが、デフォルトじゃなんじゃとそういう懸念で相場が動くとするならば、私は高見の見物をしていたいと思います。
金(ゴールド) CFD 日足。
波乱はチャンスなんて思っていた若い頃が懐かしいですが、ジジーになったら守りに入るのが当たり前で、でもそれは何もしないという意味ではもちろんなくて「積極的に守る」方向で考えています。
波乱があるとすればそれはデイトレが面白くなる可能性も高いってことで、そっち方向での参戦はいつでもOK。ただ所詮デイトレはデイトレ、ましてやスキャルパーですから大勢に影響なし。おまけはおまけでそれが主になることは無しってところでしょうか。