バーナンキ議長の量的緩和縮小の決定発言から面白い動きになりましたね。
ただチャートで見ると結構難しい感じがします。今月始めの陰線3本からの反騰もそうですが、本数が短い中で大きく動かれると(手法に寄りますが)非常に読みづらい。でも私がいつも大きな動きを見るには4時間足を重視していると書いているように、4時間足で見ると見やすくなる。
上が日足で下が4時間足。日経225CFDです。赤い矢印の範囲が同じ時間ということ。
夜中は見ていられないにしても、また短期売買じゃないにしても、4時間足を見ると読みやすいと思うんですがいかがでしょうか。
これはスキャルパーの1分足も同じで、1分足でも動きが急すぎて見づらいことがあります。その時はやっぱり分解してみるとわかりやすい。つまりティック足とか12秒足を使う。これって時間軸を変えずにパラメータを変えて対応しようとするトレーダーもいるかもしれませんが、短時間の動きを見るにはパラメータを短くすれば良いってわけにはいかないんですね。この辺は臨機応変で、俺は5分足専門だとか、やっぱり1分足だね、なんて決め付けは意味がないと思います。動きが見やすければなんでもOKなはずで、拘る必要があるものなんて何もないはず。
しかしあの日の動きは凄かったですね。私は全く見ていなかったのですが、あとでチャートを見てびっくり。もしあの時間帯に参戦していたら手に汗を握る一瞬だったろうと思います。
バーナンキが発言した時間の5分足でこんな動き。USD/JPY、5分足。
こういうニュースで動くときに出撃するのを専門とするトレーダーが数多く存在するわけですが、私には全く理解不能です。また自動運転でこういう時に出撃する手法もあるようですが、どういうアルゴリズムで動かしているのかも全くわかりません。というか、そもそも全く興味がありません。
私としては、こういうときには何もしないで見ている派です。あんな一瞬で50PIPS以上下げられて、また次の一瞬で同じく50PIPS上がる、つまり100PIPS動くなんてとんでもない話で、心臓が爆発してしまいます。
でも落ち着いてから見れば、トレンドが出来ていたり、あるいは何も無かったように元に戻ったり、それはそれでいつもの一こまと考えれば良いと思っています。チャンスはいくらでもあるんだから慌てる必要なし。この時の動きをいつもの1分足で見ると、発表後、非常に長いトレンドが形成されているのがわかりますし、出撃ポイントもいくらでもありますから、発表の瞬間に出撃するのはギャンブルに近いと私は感じます。またチャンスを逃したと思うのは欲張りの考え方で、出撃しないから負けもしないというのは、それも「勝ち」の一種だと考える事が必要じゃないでしょうか。
ギャンブルの面白さを相場に感じたら非常にうまくないと思います。そして勝つ方法より、負けない方法を探すのが正解でしょう。
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スキャルだと大損することはあり得ないと前に書いたことに、どうしてですか?とご質問を頂きました。それに関してはその内、書こうと思っていますので、しばしお待ちを。
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