中国はもう危ないと言われてそれなりに踏ん張っていますが、また今までとは違うニュースが出てきました。
今、地方政府初め、借金で首が回らない自治体や企業が多いですが、政府の規制によって資金繰りが難しいんですね。で、シャドーバンキングと言われる金融が大きくなってきた。これは高金利をうたい資金を集める投資信託であったり、規制を逃れるために間にダミーを入れての取引だったり。このシャドーバンキングが大きいだけでも異常ですよねぇ。
中国では10%以上の高金利に誘われて理財商品に金を出す投資家が急増。日本でも高金利の投資信託の販売がスタートしている。
ただ、高金利、元本保証という約束でも倒産してしまえばパー。これが地方でちらほら見えていたのだけれど、とうとう北京でもそれが始まったとのニュース。
北京ロールインという会社は10-13%の高金利で理財商品を売り、破綻。詐欺だ、騙された、金を返せと北京の警察に投資家が押しかけているとの事。
また今年中にシャドーバンキングの返済が1170億元、約2兆円あり、この手の破綻はこれから急速に増えるであろうと現地のメリルリンチのアナリストの弁。
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さてさて、中国経済の「終焉の始まり」が見えてきたというところでしょうか。
国内の暴動の数も毎日20件以上あるとのことですし、なんとあの巨額の軍事費より国内の保安維持の方が金が掛かるという現状。国民の鬱憤を外に向ける必要性が高まるのと同時に、尖閣あたりで何か起こす可能性も増えてきているんでしょうね。またアメリカの高官が続けて韓国に訪問し北朝鮮関連の話をしているようだし、中韓では国防ホットラインの設置を急いでいる様子。安倍さんは集団的自衛権行使容認を急いでいますし、水面下でいろいろ動いているような気がしてしかたがありません。
北朝鮮の張成沢の処刑も関係しているんじゃないですかね。彼はパイプ役だったみたいだし。
北朝鮮が暴走するのか、またそれを中国が裏で操るのか、裏の話はわかるわけもないですが、何か見えないところでみんながゴソゴソ動き出したような感じがします。
そうかと思うと、またアメリカのデフォルトだとか、ドルからアメーロ(欧州のユーロみたいな北米共通通貨)への移行が始まるような噂がちらほら出ていますし、なんか世界中がきな臭いです。
今年は日本では消費税のアップもありますし、どうもいろいろとややこしいことが起きそうな感じ。
さてさて、何がどう動いても生活防衛ができるかどうか。真剣に考えないと簡単に吹き飛ばされそ。