撤退かぁ

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先週あたり、ブログ村に登録してあるブログの中で撤退に関して書いているところがいくつかあった。まぁ、病気になったらとか飽きたらとか、まぁ、皆さんそれぞれ。

それらを読みながらフト思ったのは、私には「撤退」そのものが無いってこと。つまり帰る場所がない。だから「出国」「お国替え」はあっても「撤退」ではない。また飽きたらとか、病気になったらと考えることもない。

いつの間にこんな感じになったんだろうか。

ずーっと自分は日本が大好きで、死ぬときには日本と思っているけれど、ではたまに日本に帰ると嬉しいのは最初の数日間で、その内、なんとなくゴールドコーストに帰りたいなぁと思うのが普通。で、ゴールドコーストに帰ってくるとホッとする。ではゴールドコーストを故郷と思っているかというと全くそんなことはなくて、ただ年数だけが伸びて、慣れ親しんだ場所というイメージしか無い。ここに一生住みたいとか、他の場所より絶対に住みやすいとか、そんなことも全く考えたことさえないし、もしここに一生住まないとならないとしたら、まっぴらごめんとさえ思う。でももちろん嫌いで、早く出たいわけでもない。

こういうのを根無し草と言うんだろうか。

マレーシアも私にとって外国でしかなく、気に入ったとしても自分のホームタウン、最後の地と思うまでには至らないはず。それともそうなるかな?ただ、いつの間にかオーストラリアを外国とは感じなくなってるのも面白い。でもここで死にたいとは全く思わない。

やっぱり日本?日本はやっぱり私の母国で母を感じる。だから死ぬときにはその母の腕の中で静かに消えて行きたい。

でも故郷の東京には付き合いのある親戚もいないし、友達もいない、生まれ育った新橋や長く住んでいた目黒なんてただ地名がそのままというだけで、思い出も何も遠い過去の話で、外国とは思わないけれど、知らない街と同じ。でもダボ家の墓は東京にある。これがちょっと引っかかってる。東京を、墓を捨てるわけには行かない。

マレーシアに行ったらとりあえず3年ぐらいは住んで、それからまたちゃんと考えて、日本に帰るならそれも良いと思うのだけれど、なんだかマレーシアに行くよりハードルが高いような感じがする。また日本に帰るとなれば日本で死ぬ気で帰ることになるはずで、でも日本になんの拠点もないし、ヨメサンに迷惑をかけるのも嫌だから介護施設にそのまま横滑りできるようなシニアマンションにでも入るしか無い。そういう現実を考えると資金的にも簡単に決められることでもないし、マレーシアに渡ってからも生活費++を稼がないとならないはずだし、気が重い。

日本に帰りたいと常に言い続けるだけで、結局帰らないなんて可能性もありそう。日本に帰る場所も無いし。じゃぁ、どこで終わりを迎えるのかな?

正直なところどこでも良いと思う。ただ子どもたちと遠く離れたままというのが寂しい。テレビでたまに見る三世代で生きている姿を羨ましいと思う。ああいう生き方を選ぶチャンスってなかったかな?うーむ、東京じゃ無理だろうなぁ。世界のどこででも生きていける子どもたちになって欲しいと、そればかり考えていて、それはその通りになったとは思うのだけれど、それが幸せなのかどうかは全くわからない。子どもたちにとってもそれが本当に良かったのかもわからない。

流浪の民か・・・・。それに生きがいを感じることができれば良いんだけどなぁ。ヨメサン?あ~あ、どうなるんでしょうねぇ。腐れ縁が一生続くんだろうな。

「男子志を立てて、郷関を出づ、学もしならずんば死すとも帰らず、いずこの地に墳墓の地を期せんや、人間至るところに青山あり」

なーんてのを気取ったこともあるけれど、志なんてあったっけ?(笑)

あああ、マレーシアを最後の地にするのはあり得ないか。高齢者の歳になったら保険はないし、永住権もないからなんの社会保証もないし、大きな病気にかかったらうまくない。その時は日本が良いのか、オーストラリアの方が良いのか。でもマレーシアに住みながらオーストラリアの永住権を維持するのは難しい。

ったくもぉ、死ぬ場所選びも簡単じゃないなぁ。ヨメサンは頼りにならないし、また彼女も海外で一人で暮らせるとは思えないし、後々のことも考えるとやっぱり選択肢は日本しかないかな?移住じゃ永住じゃ、オーストラリアの土になるなんて言っていたこともあるけれど、結局はちょっと長めの海外ロングステイだっただけなんだろうなぁ。

いつどこで野たれ死んでも大丈夫(ヨメサンの生き方も)にして、好き勝手なことをしたいとなると、日本に拠点を確保するしかないか。

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