市場の動き 大きな変化が来るのか

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まだ東証が動いている時間なので、今、書くべきではないとは思いますが、ちょっと気になる動き暇なので書こうと思います。

先日、方向性は良くわからないものの転換点であるのは間違いがないと書きましたが、Nikkei225がかなり売られています。

Nikkei225CFD 日足 (これは本家の日経225とは違う形になります。CFDですから基本的に24時間)
2014-02-14_14h49_22Nikkei225

またNikkei225は相変わらずUSD/JPYの動きに連動していて、円高に動いている。でもNikkei225の下げはかなり強い。

2014-02-14_14h50_14USD

ところがアメリカNYダウはというと、のんびりしているような、我が道を行っている感じ。

US30CDF 日足
2014-02-14_14h48_26US30

これから何を感じます?

私としてはここのところ「海外ではアベノミクスに失望」とかいう記事を読んで気になっていましたし、日本国内の目線で見ても、第一の矢は良いにしても第二の矢は従来の公共投資部門だけが動いていて、東北復興とか強靭化の方に手が回らない状態で、当初の予定通りに動いていないように思っています。まあ第三の矢はわけわからず状態。確かに様々な指数は上向いているようだけれど、強さは感じられないし、消費税増税前の駆け込み需要があるからだと言われればそれだけの事の様に思うし、では増税後はどうなるのか想像すると寒気がしてくるわけです。海外から見ても、安倍氏のやる気は買っていたものの、化けの皮が剥げたと冷静に見だしたのかもしれない。

そしてアメリカのテーパリングによる新興国の不安。ボロが出始めた中国。

こんなことを考え合わせると、かつての日本の円高不況に戻りつつあるような気がしないでもない。でもま、日銀がどう動くかで為替操作は可能だと思うけれど、アメリカのルー財務長官が円安に文句を言ったのは記憶に新しいし、日本は為替操作国であるという勢力もあり、為替の動きに日銀が合わせて動くのは難しいんじゃなかろうか。

でもま、世界をどう読むかは私の仕事じゃないわけで、チャートだけを見てみるとこのNikkei225の下げ、USD/JPYの下げにしても、下げトレンドの中のその方向に沿った下げであるのは間違いがないものの、前回の日記に書いたように、他の指数チャートを見ていると同じ下げトレンドの中の反発にしてもかなり力強いのは明らかで、Nikkei225はかなり売られているものの、もしかしたら上昇トレンドが始まって、今の動きはエリオット波動でいう修正第二波なのかもしれない。この考えを捨て切れません。これはこの小さな下げ波動がどこまで行くか(下値を割るのか)、また次の上昇波が直近の高値を抜くのかを見ない限り分からない。

でもその可能性に賭けるのはありかも。ただ本来のダボ流では上昇トレンドが確認できていないロングは駄目で、まぁギャンブルのつもりというか斥候隊を出すつもりで次の陽転時にロングして様子を見るのもよいかも。

ただし、やっぱり今の状態がはっきりしないと思うのは、ゴールド、シルバーが動き出したということ。これを見逃すとうまくないはずで、新興国から逃げたお金は商品市場に流れてこちらが主戦場になる可能性もあるんじゃないかと。WTI原油先物も上がっている。

特に金銀はすでに上昇トレンドに乗ったと見てよい動き。

ゴールド
2014-02-14_14h43_36

シルバー
2014-02-14_14h42_46

どうなるんでしょうね。大きな流れが変わるのか、それともこれもまだ迷いの段階なのか。

しかしまぁ、こんなお金の動きで国の将来が左右されたらとんでもないことなわけだけど、世界中が仕手株状態の今、どこかにはっきりした動きが出てくればそこにお金が集中してくるのは間違いがなく、ゴミ投資家もそれに乗るしかないはず。嫌な時代になったもんだ。

私としてはファンドを持っているせいもあってゴールドに注目したいのだけれど、1200ドル辺りの底固めは出来たように感じています。あの辺りにはかなり大きな壁があるようで、悪いニュースが出ても踏みとどまる動きが見えていた感じ。さて、今後はどうなるのか。ゴールド・シルバーの長期投資も良いんじゃないかなぁ。

ただ今飛びつくべきじゃないと思っていて、金銀両方共かなり伸びきっている状態で、ここは修正波(下げ)が来ても全くおかしくない状態。でも動きが強い時にはズルズル押し目らしい押し目もなく上がることがありますから、そして長期投資するなら分散して買うべきだろうし、とりあえずここで買うなら斥候隊レベルにしておいて、次に来るであろう押し目を待つのが得策かと。

どちらにしてもトレンドの変換点にあるわけだけど、トレンドが間違いなく変わるのか、戻るのか、迷い続けるのか、それは私には知る術も無し。

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