炭水化物が人類を滅ぼす

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糖質制限の話題が続いていますが、炭水化物は一切必要がないと言う医師がいます。これはいくらなんでも極論だと思いますが、その医師がビートたけしのTVタックルに出演した時の動画を見つけました。

私もこれを見て「あまりにも極論すぎる」と思うのですが、まぁ、このぐらいのインパクトがないと注目されないということなんでしょう。番組にもならないし。

また、時間に制限があるテレビですから十分な話がされないですが、「ケトン体」の話が出てこなかったのが残念に思いました。血糖が少なくなれば番組でも言われていた「糖新生」で糖が人体で作られるということとは別に、脂肪を分解して「ケトン体」という第二のエネルギー源ができることには言及していない。

でもこのケトンの話は本当にややこしくて、ちょっとやそっと話を聞いたり読んでも理解するのは難しいですから番組では無理だろうと思います。

でも昨今は、このケトン体が面白いという話が出てきてるわけで、ケトン体って何かがわからないと話の進み様がないんですね。ココナッツオイルがアルツハイマーに良いという話が出てきても「ココナッツオイルを摂ればいいのね?」という単純な理解で終わってしまうと、本来の主役はケトン体なのにそれの理解がスッポ抜けてはうまくないと思います。

また炭水化物を食べなければどうしたってタンパク質と脂質が増えるわけですが、それでコレステロールや中性脂肪が増えるとういことがないとしても、腎臓に疾患を持つ人は大変なことになる可能性があることを、この番組で言わないのは片手落ちだと思いました。

ま、こういう番組も否定的な先入観を持って見れば、答えは自ずと決まってしまいますが、これをそのまま鵜呑みにすることなく、しかし今まで常識とされていたものに何か落とし穴があるんじゃないかという目で見たらまた違うものが見えてきて面白いと思います。

    

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