買ってきたアジで「なめろう」を作るのは決まっていて、ではアジを捌こうと思ったのですが・・・・
「俺、アジを捌けたっけ?」
思い出してみるともう15年以上魚を捌くなんてことはやっていません。昔は釣り好きでしたからしょっちゅうやっていましたが、いつの頃からかメサンが捌き専門職人。
う~~~む、ま、どうにかなるでしょうと捌き始めましたが、どうも調子が悪い。
大名おろしというより、子供のオママゴトと言う方が当たってるかも。(笑)
でも2,3尾おろしたところで調子を思い出しました。皮も指で引っ張ればすぐに剥けましたし、問題は無かったんですが、やっぱり面倒ですよね。毛抜で中骨を抜いたり。
大きさバラバラ、形もバラバラ。(笑)
「なめろう」の薬味はこれだけ。生姜、ミソ、(貴重な)大葉、ニンニク、ネギ。それぞれの量はいつもの脳内シミュレーショで決めました。(笑)
これに削ぎ切りしたアジを3尾分混ぜてまな板の上で混ぜる。叩く。混ぜる。叩く。混ぜる。叩く。ねっとりするまで。
ねっとり感はすぐに出てきて、おわん形に整形して皿に盛りました。飾りの大葉は大変貴重なのでケチって2枚だけ。
「おおお~~い、なめろうが出来たぞ~~~~」
「え~~、さんが焼きは?」
「それはまた次に・・・。とりあえずなめろう。」
「なめろうならいらな~~~い」
「・・・・・・・・・・・」
これですもんね。ヨメサンはほとんどナマ魚を食べないのだけれど、なめろうは食べるだろうと思ったのが計算違い。
どうすんだよ、3尾分も・・・・・。お茶碗一杯以上の量なのに。
でもま、私はアジ好きで、日本に帰って寿司屋でアジが美味しいと6貫や8貫はペロリと食べちゃうので、一人でこのなめろうを食べるのは決して無理ではない。(笑)
ということで、なぜか顔はニヤニヤしながら一人でなめろうを・・・・・
うまっ!!!こんなのは本当に久しぶり。でもちょっとミソが多いというか塩気が強い。減塩醤油で食べてもまだ塩辛さが残る。でもミソの味が濃いわけでもない。失敗だ・・・・・・・・・。
ま、いっかと思っている内に、完食~~~~~。
でもなめろうって量で言えば三口か四口分あれば十分ですね。この量の半分でも多いかもしれない。やっぱり刺し身か普通のタタキの方が良いなぁ。今回はちょっと塩辛かったけれど、ご飯のオカズか、なめろう丼なら良いかも。ああああああ、卵の黄身を乗せるっていう手もあったか~~~~。時すでに遅し。アホだ・・・・。
アジですが、脂が乗っている感じはありませんが、「やっぱりオーストラリアのアジじゃ・・・」みたいな感じはなく、十分美味しいと思いました。これなら全く問題なし。
アラというと大げさですが頭や(身が一杯ついている)骨をオーブンレンジで焼いて、それで出汁を取ろうと思っていたんですよ。でも捌くのに疲れて全部放棄。
そして姫サザエ。よくよく見るとかなり小さいです。中には2センチ以下のも混じってる。こんな子供まで食べちゃって良いのか、みたいな気がしないでもないですが2つのお鍋にわけて「水から」煮ます。
こういう蓋が付いている貝って、熱湯に入れると一気に縮むんですよね(貝は皆同じか 笑)。だから水から煮る。それと醤油(強い塩分)もショックが大きいのでしょう(鮑も塩で洗うとカチンカチンになる)。蓋がギュッと奥の方に入っちゃうので味付けも最初はしないで、昇天したころを見計らって(笑)調味料(塩や醤油)を入れる。日本酒とミリン少々を入れて、一つは塩味、もう一つは醤油味。
良い感じに煮上がりました。^^v
これも美味しかった~~~。私はこういう貝のキモが好きなんですよ。変な色でグルグル巻になっていて気持ち悪いという人もいるけれど、これがなんとも言えず。
私は身よりこのキモの方を食べたいくらいで・・・。^^
日本人の魚屋さんが出来たおかげで、随分と食生活が変わりそうです。
いつでもアジが食べられる生活って最高~~~~~。\(^o^)/
日本人の魚屋-Real Fish。カラーラのCoco’s shopping centreの中。
数日の内にまた行きまして、茹でていないタコを買う予定です。で、それを「生」で刺し身にしてみます。っていうか「洗い」か「しゃぶしゃぶ」みたいな。楽しみ~~~~~。