どうでも良いと言えばどうでも良いことなんですが、飲茶に出てくる定番の「ポークスペアリブ」(豆鼓蒸排骨)ですが、どうしてもこの肉が手にはいりませんでした。バラ肉なのは間違いがないので、スーパーで売っているバラ肉でも良いじゃないかとは思いますが、やっぱりお店で食べる豆鼓蒸排骨とは違うんですね。お店のあれは、小さな骨が入っていたり軟骨らしきものがありますが、普通に売っているバラ肉は軟骨なんて付いていませんし、部位が違うのは明らか。
豆鼓蒸排骨
お店で使われているこの部位を調べてみますと、どうも日本では「パイカ」とか「ソーキ(沖縄)」と呼ばれる「軟骨」であることがわかりました。でも豚の軟骨なんて聞いてことも見たこともなくて、仕方がないのでその画像をスマホに入れて中国人の肉屋で探しました。以前は画像だけ見せた所、それは「ロングスペアリブ」だと言われてこれを買ったことがあります。
でもやっぱり違う。そこで次に違う写真に中国語で言う「軟骨」の意味である「脆骨」という文字を入れた画像を持ち歩きそれを見せました。これです。
そしてとうとう、昨日見つけました。マーメイドウォーターのユーエン(八百屋)の隣の肉屋です。それがこれ。
これに間違いがありません。でも結構骨が多く、量が多いように見えますが4分の1ぐらいは大きな骨でしょうか。でも一番上に見える白いのは脂ではなくて柔らかい軟骨です。
この肉を英語でなんと呼ぶのか?と聞いた所、「Soft bones」であるとの答え。店頭には並んでおらず、奥の冷蔵庫から持ってきましたが、まぁまぁ、それは大きな袋に入っていまして、我が家の冷蔵庫は満員で入りきりませんので、とりあえずこの量だけ買ってきました。でも上に書いたように骨が結構多くて、これって二人前ぐらいにしかならないかもです。そもそもこの部位は一頭の豚から500g程度しか取れないそうです。では高価かというとメチャ安。捨てられることも多い部位。(笑)
それと前から狙っていたHockを買ってきました。豚の下肢ですか?これが実はかなり美味しいというのをユーチューブで見ておりまして、どうにか作ってみたいと思っていました。またクアラルンプールで生まれて初めて肉骨茶(バクテー)を食べた時にもこの部位が気に入りまして、肉骨茶にも挑戦しようと思いました。
豚のこの部分。きっと前足ですね。後ろ足はナックル、つまり関節が付いているようで、これはこれでまたいろいろ料理があるようす。
しかし肉骨茶の素がどこにも売っていません。中国食材店を見て回りましたがありません。こちらではマレーシア料理も流行っていますし、中国食材店ではマレー、タイ、インドネシアなどの食材も扱っていますから肉骨茶の素ぐらいはあると思ったのに・・・・ (┰_┰)
ま、とりあえず下茹でしてから味付けは考えようと思います。洋風でも良いかな?
牛肉って部位によってはトロトロになりますし、アキレス腱やスジ肉はゼラチンたっぷりで美味しいですが、豚肉ってそういう部位を普通食べませんよね。トロトロとかゼラチンとかで思い出すのは角煮ぐらいしか私は知りません(豚足もそうでしたね)。ところがこの軟骨はかなり時間を掛けて煮ると、トロトロになるそうで、青森や秋田では名物らしい。またそれを使うラーメン屋もあるとのこと。
楽しみ~~~~~~。もちろん低糖質食品としては100点でしょう。