日本では2月12-15日の間、「カメラと写真映像のワールドプレミアムショー」シーピープラスが開催されていますね。
いろいろなイベントが行われて、決して新製品の発表の場所ではないわけですが、新製品のレポートは出てきますので楽しみにしています。
新技術の紹介とかもありますが、私が今回のCP+で興味をもったのはそんなに多くはなくて、
○ パナソニックのスマホとカメラが合体したLumix CM1
一般的なスマホにカメラが付いていますが、やっぱりオマケ機能だと私は感じます。私としてはスマホにカメラではなくて、カメラにスマホ機能があったら良いと思っていました。前にもサムソンがその手のものを出しましたが、今回のパナソニックのものは実用になるかもしれない。
カメラとしては2010万画素、センサーは1インチ。レンズは35ミリ換算で28ミリF2.8。10センチまで寄れる。動画は4K対応(15P)でFHDは30Pまで。マイクはステレオ。
カメラで大事なのはレンズだと思っていますが、どんな感じなのかはわからず。でもライカ銘が入っています。
ポイントはセンサーが1インチってところ。これは最近の高級コンパクトデジカメの潮流と同じで、普通のデジカメ、スマホのカメラとは大きく違う。ダイナミックレンジ、暗所対応、ボケ味で有利になるはず。
残念なのはレンズがF2.8だというところ、これがF1.7まで頑張れれば私の「命」である(笑)「ボケ味」はもっと出る。でも明るいレンズは大きくなりますし、F2.8が限界なのでしょう。28ミリの単焦点となるわけですが、これに関してはストリートフォトグラファーとしては十分。
スマホ機能ですが、アンドロイド4.4を搭載でRAMは2ギガ。4G、3G、2Gに対応。
いくらぐらいになるんでしょうね。エンジンもカメラとスマホと2台積んでいるそうで、私の予想としては7~9万ぐらいかなぁ。10万超えるかな?
これがいついくらで販売されるのかはわかりませんが、私のスマホの買い替え時期とうまく重なれば購入を考えても良いと思いました。
○ 高画質高解像度のキャノンEOS 5Ds
自分としてはこういう方向へ行くつもりはないのですが、高解像度の写真って凄いと思いますし、今では写真を編集するのが簡単な時代になりましし、元絵が高解像であるというのは嬉しい。ただ3000万画素を超えてくるとレンズもそれなりじゃないと駄目でしょうし、私としては2400万画素あたりが限度かと。
○ ペンタックスがフルサイズ一眼を発売予定。
私は中学生の頃からジジーになるまでペンタックス派でしたので、ペンタックスの動向はやっぱり気になります。そしてペンタのフルサイズを何年も何年も心待ちしておりました。でもいつになっても出てこず、キャノンに行こうか悩んだこともあったのですが、いつのまにかフォーサーズやコンパクトデジカメに興味が移ってしまって今に至ります。多分、4年ぐらい前に売りだしていれば間違いなく飛びついたはず。
今はなぜかソニー製品を多く使っていますし、ソニーの動向が気になりますが、今回のCP+では気になるようなものはありませんでした。
今回のCP+で私が興味をもったのはこのぐらいでしょうか。新技術の話とかいろいろありましたが、自分の年齢を考えますと「間に合わない」。(笑)
私はやっぱり4K動画が気になります。動画そのものもそうですが、パナソニックが提唱している4Kフォトには非常に興味があります。昔から「動画から綺麗な静止画を抜き出せたら良いなぁ」と思い続けてきましたし、いつも書いていますが、素人が「シャッターチャンス」をつかむのは非常に難しいんですね。
スポーツや人物でもそうで、また私は最近料理の写真ばかりですが、これも同じなんですね。実は料理の写真でも最低でも1シーンにつき3枚は撮ります。ワンショットだけだとピントが合っていないとか、ブレている、構図が変とか、私は下手くそですからそれが普通。人物も「良い顔をする瞬間」って一瞬ですよね。その時にシャッターが降りている確率って私の場合はゼロに等しい。(笑)
ですから動画が良いわけです。人物もペットでも対象物がなんでも、数秒間撮っていれば、その中に「ここだ」という一瞬が映っていますから。その動画からそれを抽出すれば良いわけですが、今までだと解像度が低すぎるんですね。でも4Kなら800万画素ですからまぁまぁ使える。
でも実際には映像と写真って全く違っていて、同じカメラで撮っても同じじゃないんですね。そして映像の場合はシャッタースピードをかなり上げないと被写体が「止まらない」ですから(モーションブラーがでている)、その問題もある。でもま、私が欲しいレベルはそんなに高いレベルじゃありませんから、どうにかなるだろうと。
そして、やっぱりタイムラプスは一生続けていきたいと思いますし、簡単に撮れる機種が嬉しい。HDRのためのブラケット撮影機能とかも欲しい。そして小型でそこそこのボケも期待できるという点で、今の時点で私にとってのベストはパナソニックのコンデジLX100かもしれません。
フルサイズに関してはソニーのRX1Rを使って、凄いのがわかるのと同時に難しさもわかりました。私は「開放バカ」ですのでF2.0で撮ることがおおいのですが、かなり被写界深度が浅いんですね。だから人物を撮った時に、きっちり瞳にピントが合わずに、遠い方の目に合っていたり、鼻の頭に合っていたり、なかなかまともな写真が撮れません。酷い時には100枚撮っても使えるのはゼロだとか。(AFの瞳検出が欲しい)
難しさがあるからうまく撮れた時には感激(自画自賛)するわけですが、なかなかそういうこともなく難しいと思うばかり。
ですから気持ちとしてはフルサイズのA7sとか欲しい気持ちはあるのですが、使いこなせないだろうと思っています。
長生きして「カメラの進化」を是非見てみたいです。またヨイヨイになって寝たきりになっても「持つ喜びを追求」することになるんでしょうか。 (笑)