作曲したり編曲したり、コンピューターで音楽をいじるのが大好きだったのを封印したことがあります。というか、音楽そのものも殆ど聞かない、CDも買わない、新しい音楽を追うこともしないと、音楽と距離を置こうと思ったことがあります。
その理由はちょっと横においときまして、最近、ビデオのBGM用に音源を探すことがあるのですが、著作権の問題がありますから使ってOKなものを使うしか無いんですね。最近は「著作権は放棄しないけれど、自由に使っていいよ」みたいなのがごっそり出てきて、玉石混交ではあるものに中には良いのがあるんですね。
また天才と言ってもいい人を見つけたと前に書いたことがありますが、今日もまた一人、すげーーと思う人を見つけた。
彼もコンピュータを駆使して音楽を作るんですが、凄いなんてもんじゃ無くて、なんせジャンルが多岐に渡っている。こういう人って珍しいと私は思うわけで、ジャズならジャズ、ロックならロックって普通好きなジャンルってあるじゃないですか。ところが今日見つけた人はクラシックからジャズ、ロック、ソウル、R&B、イージーリスニングまでなんでもあり。狂っているとしか言いようがない。
Kevin MacLeodという名前なんですが、その人のサイトはここ(クリック)。
そして作るスピードが凄いんです。きっと毎日PCの前に座ってやっているんじゃないかと思いますが、どんどん作品が出てくる。
でもま、その分、完成度はどうか?というといろいろなわけですが、それだけに私は面白さを感じたんですよ。完璧な音楽ならそれを聞くしかないですが、完成度がそこそこということは、「ああすればよいのに」とか「ここは残念」とかあるわけですよ。
で、著作権フリー(ちょっと意味が違いますが)で世の中に出しているってことは、例えば私がその曲をいじれるってことなんですね。リミックスをしたり、音源を変えたり、どういじっても良いってこと。
これって実は曲を作る方からするとすごい楽なんですね。ネタがもうあって、それをいじるだけですから。
例えばその人のこの曲。私の趣味にピッタリなんですが、途中のシンセの音色が気に入りません。メロディーラインを変えたい所もある。パーカッションもいじってみたい。このベースが刻むリズムは山下達郎がよく使うリズムですよね。これ好きなんだ~~。
この映像にマウスカーソルが出ていますが、その動きを見るだけでも作者がどれだけ音楽が好きなのかがわかりますね。私はこのマウスカーソルの動きを見て、この人の大ファンになりました。(笑)
これをいじっても良いようになっています。面白いと思いません?多分、2,3時間で自分の好みにぴったしのが出来ちゃうんですから。
私は前にもそういうことはやっていて、これも原作者はいるんですが、私が勝手にいじりました。この曲はベースと途中のピアノソロ。これに痺れまして、いじった曲。
真ん中あたりのピアノソロを聞いてみてください。これは私のPCが演奏しているもので本物のピアノの音ではありません。
まぁ、パクリではあるわけですが、今の時代はリミックスというのがあって、元の曲をいじってどんどん変えていくって作業が一つの流行でもあるんですね。みんなで一つの曲を作り上げるなんてこともやってる。
他人様のアイデアを頂くってのは才能が無いものにしてみると非常に楽なわけで、自分だけでは絶対に到達できない場所に行けるんですね。これはコード進行だけをもらっちゃうのも同じで、私はそれを良くやりました。
例えば自分の好きな曲があるとして、それのコード進行だけをコピーするんですよ。これは著作権侵害にはならないのね。で、それにメロディーからドラムじゃベースじゃと自分でくっつけていくと、元の曲とは全く違う曲になるわけです。
例えばこれ。コード進行をパクった曲ですが、元は何だかわかりますかね? (笑)
これってメロディーだ伴奏だは全部自分で作りますから大変なんですが、コード進行だけでも基本があるとかなり楽なんです。これは確か2,3日で仕上げたはず。まだ改良の余地は色いろあるんですが・・・。
しかしまぁ、凝り性ですから趣味は絞らないと大変なことになるんですが、世の中って面白いことが多すぎますね。身体がいくつあっても足りない。 (笑)
ということで、ちょっとまたいじってみようかと・・・・・
作曲だ編曲だと普通考えたら頭痛がしてきますが、PCのDTM・DAWと呼ばれるソフトがあればゼロから作ることもできるし、誰かのアイデアをもらってちょっと変更するだけなんてのも出来ますし、興味のある方はやってみませんか?
楽器を自分では全く弾けなくても、自分の曲が作れる世界。例えばですね、普通の曲のメロディーラインを変えるだけでも全く違う曲になりますから、そんなに難しくはないはず。でもゼロから作ると恐ろしいことになりますが。(笑)
例えばですね、カラオケも簡単にできるんですね。メロディーラインだけを消せば良いんですから。歌の練習にもなるし、自分が楽器を弾くのならそのパートだけ消せばよいってこと。あるいは、音声はステレオですから、右だけは全てのパートの曲、左は自分のパートを消したものにするとか。左右の音量を変化させるだけで練習はかなり進むはず。また作ったのもをmp3の形にせずに、それを作るプログラムの中でいじるにはテンポやキーを変えるのも自由自在ですから面白いと思います。
たとえばこれ。ボサノバの有名な曲でBlue Boosaってありますよね。それのカラオケ練習曲を友人(ジャズを歌うのが好きな女性)の為に作ったことがあります。これは出来合いのものからメロディーを消したのではなくて、コード進行からそれぞれの楽器を全て自分で入力したので結構時間がかかりました。
Blue Boosaってこういう曲。
自分でゼロから作らなくても、著作権フリーというか、好きにしてもよいよという曲の中から「これ良い~~」ってのを見つけて、それを加工すればよいわけです。
もし興味のある方がいらっしゃいましたら、一緒に遊びませんか?
私の知っているノウハウはケチケチせずに全て出しますから。 (笑)