マルチクッカーを買ったのは8日でしたか。今日、届きました。3日目に着くなんて驚異的な早さ。凄い。
これです。
ここから買いました。
早速出してみましたが、ペラッペラの安物なのがすぐわかるような調理器具。軽いのは良いけれど、内鍋もペラペラ。電源を繋いでスイッチを探したのですが、スイッチがありません。でも前面にあるPowerのインジケータは点灯してます。よくよく見たら電源をつなぐと電源オンになるという、そういえば昔こういう機械があったっけなんて子供の頃を思い出しました。電源スイッチは時間設定ダイアルを0にすればOFFになるのがわかりました。
まずは水を入れて沸騰するまでどのくらいの時間が掛かるか計ってみました。蓋をして温度は100度に設定。
温度計を持ちながら見ていたのですが、65度で過熱のインジケータが消えました。どうしたのかと見ていると、思い出した頃に点灯してまたすぐに消えます。これじゃいつになっても沸騰しません。
マニュアルを見てみますと、Boilするときには設定ダイアルを220-240度に合わせろと書いてある。この器具の沸騰温度は220度なのかと思いつつ(笑)、その通りにしてみますと加熱インジケータがオンになり、そのまま過熱を続けました。結果的に約20分で沸騰。水を入れた量ですが、内鍋の3分の2ぐらいの量。
蓋を外してみますといつになっても沸騰しません。ワット数は1500ワットですからそれなりに強力だと思うのですが、ま、こんな程度。
私がやりたいのは80度ぐらいでのホールドですので、お湯を捨ててまた水を入れ、温度設定ダイアルを80度にし、放置して今様子を見ています。30分以上経ちましたが過熱インジケータは付いたり消えたりしながらやっと70度。まぁ、これがスロークッカーだと思えばゆっくり温度上昇するのはそれで良いのですが、どうもサーモスタットの働きが期待通りではなさそう。
ちなみにスロークックをするときには温度設定を120-140にしろとマニュアルに書いてあります。これも不思議ですよね。一般的なシチュー系でしたら100度を超えることもないでしょうに、どういうふうになっているのかさっぱりわからず。
フライヤーとして期待しているのですが、揚げ物の場合は180-220度に合わせろと。ま、それはそれで良いにしても、私としては170度、180度、190度の3つの温度を使い分けたくて、温度が下ればすぐ設定温度に回復してくれるのを期待していましたが、それは駄目そうです。
オモチャだろうとは思っていましたが、これじゃ遊ぶことも出来ません。
買ったお店のそのページにレビューが乗っていますが、全部で99件。評価は星4つ半で4.7 outo of 5という、珍しいほどの高得点。私のが壊れているのかなぁ。
ま、温度設定ダイアルの数字を無視して、自分の温度計で温度を計りながら適当に調節するしかなさそうです。
でも考えてみますと、私みたいなド素人が低温調理に目覚めて、温度調節が正確でないとダメだなんて騒いでいますが、世の中ってそういう風にはなっていないのかもしれないと思いました。ヨメさんが私に「温度男」という素晴らしい(笑)ニックネームを付けましたが、温度を気にしながら調理する人って少ないんでしょうね。まぁ、温泉卵じゃローストビーフじゃと普段作る人は多くはないだろうし、まさか1-2度の違いで出来上がりが全く違うなんて知らない人のほうが多いのかも。で、その時その時出来上がりが違っていても、「おお、今日はうまく出来た」なんて感じでやっているのでしょうか。
これとほぼ同じものが日本のアマゾンでも売られていますが、まぁまぁの好評価。そんなもんなんでしょうか。
自分の存在が「場違い」の様な気がしてきましたわ。(笑)
でも私のが壊れているとは思わないんですよ。やっぱり・・って感じで、わけのわからないマニュアルですが、その通りにやれば普通に料理が出来るのはわかりますし、ただ単に作るだけならフライだろうがシチューだろうが作れるわけで、温度がどうちゃらこうちゃら言う人って極々少数派なんでしょうね。もしサーモスタットが壊れているとしたら、マニュアル通りに作ったら大変なことになりますもんね。だからこれはこういう器械なんだろうと思います。
意外にヨメさんはこういう機械を使いこなすかもしれないと思いました。理屈ではなくて結果だけを見る人ですから、特徴を見抜いて使いこなせば良いだけなのかも。
でもやっぱりおかしいですよね。車だって時速100キロと表示されれば100キロじゃないと困るし、クルーズコントロールを100キロに合わせているのに実際には65キロで走ってるなんてあり得ませんもの。
さてさて、これを使いこなす方向で行くべきでしょうか、それともさっさと見切りをつけるべきでしょうか。