ゴールドコーストはそれなりに海産物があるわけですが、やっぱりマッドクラブは(旅行で来たとしたら)外せない海産物だと思います。
私も蟹は大好物なのでマッドクラブはよく食べました。ってレストランではなくて家の真ん前の川でいくらでも捕れたから。過去形なのはこの10年ぐらい全く捕らなくなりましたから今でも捕れるのかどうかわかりません。なぜ捕らなくなったのかですが、やっぱり汚染が気になるから。なんせ住宅街を流れる川で捕れる蟹ですし。(元々は汽水域に生息していてマングローブの林を好む。別名マングローブ蟹)
ですからマッドクラブって高いお金を出して食べる蟹ではなかったのですが、レストランで食べるとそれなりの料金なんですね。主に中華ですが。
でも久しぶりに食べてみました。安くしてくれると友人のオーナーが薦めてくれましたから。(笑)
かなりの大型。どの蟹にするのかは自分で選べます。
爪も大きい。
でも綺麗に掃除して皿に並べられて出てくると、「こんなもん?」という感じですねぇ。殻が大きいだけで見た目の満足感はなくなっています。
中華で食べるときにはだいたい炒めものなのですが、この店では「火鍋」で食べました。鶏+豚のスープがベースの白湯と辛いスープの二種類。
本当にマッドクラブは久しぶりだったのですが、なんだか満足感がありません。3人でちょっと噛じりついただけで終わり。
自分の家の前では数時間で大型のが3匹ぐらいは簡単に捕れましたので(メスと小型の蟹は捕ってはいけない法律がある)、ガッツリ食べることもできましたが、料理屋だとそうもいかなくてストレスがたまりました。また、味も「久しぶり~~~♪」って感じではなくて、「こんなもんだっけ?」みたいな。まるで盛り上がらず。
これを食べながら思い出したのがクアラルンプールのSS15にあるお店。BeeHo美好海鮮火鍋之家。ここのマッドクラブは小ぶりでしたが美味しかった~~。そして安い!!
なんだかオーストラリアのマッドクラブはもういいや、って感じ。特別なお客様が日本から来て「御食事」の時に頼むことはあるかもしれませんが、もう普通に食べる蟹ではなくなりました。
近年は魚屋で買っても結構高いですし、この蟹って癖があるからいろいろな料理に使えないんですね。家では塩ゆでとか蒸して食べるのが普通でしたが、マッドクラブ、つまり泥蟹ですので、綺麗にしないと泥臭いんですね。ですからそこらで捕れたとしてもすぐに鍋に入れたら大変なことになります。かなり前ですが寄せ鍋にマッドクラブを入れて、結局全て捨てることになったことさえあります。ですから濃い味付けの炒めものが合うと思うのですが、KLのマッドクラブの火鍋は美味しかった~~。
ゴールドコーストで蟹を食べるとしたら私は「スパナクラブ」の方が安くて美味しいと思います。日本で言うアサヒガニ(九州四国で食される)ですが、これは淡白で良い味がでて日本人向きじゃないかなぁ。
それともこれか。紀文のかに味。これほんとうに美味しい。(笑)