マレーシアの永住権が取れる?

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どこの国でも長期で住むとなれば「永住権」を取るのが普通、当たり前だと私は思っていますが、マレーシアの場合はなかなか取れないと聞いています。

たとえマレーシア人と結婚しても簡単には取れないと。

ところが資産がある場合には可能な道があるとのこと。

永住権についてですが、200万米ドルを5年定期にするとマレーシアの永住権が取得できる

この情報はペナンでMM2H申請のエージェントをしているリカさんのブログで見つけました。

Bank Verification のみらなず、Job Verification まで!!: ロングステイ & MM2H イン トロピカルマレーシア
永住権についてですが、200万米ドルを5年定期にするとマレーシアの永住権が取得できる。 …

裏とりですが、このマレーシア政府のサイトに出ていました。この200万ドル云々以外の方法も書いてある。

Portal Jabatan Imigresen Malaysia – Entry Permit

ジジババのロングステイヤーには関係がないと思いますが、若くして、そして子供がいる場合には永住権の取得を考える必要があると思います。永住権があれば、

○ 就労の自由がある
○ 好きなだけ滞在できる
○ 社会保障を受けることが出来る

取得方法はいろいろあるようで、

○ 投資家 (これが200万USドルを5年間ってやつですね)
○ エキスパート
○ プロフェッショナル
○ 国民の家族
○ ポイントシステムで基準点をオーバーする人

冷たい言い方ですが、マレーシアにずーっと住もうと考えている人はこの条件をしっかり見てみるべきだと思うんです。もしこれに合致しない人は、「マレーシアには住んでほしくない」というマレーシアの意思表示だということをしっかり自覚する必要があって、自分が住みたいとかこの国が好きとか、そんなのは一切関係ないということ。

MM2Hは住人じゃないんですね。「お金を落としてくれるお客様」でしかなく、金の切れ目は縁の切れ目。起業して企業経営者用の雇用ビザを持っていても2年毎の更新で、会社がまともに動かなくなればアウト。病気でもして働けなくなったら家族全員で国を出るしか無い。

特に子供がいらっしゃる家庭はこの辺をよーく考えるべきじゃないでしょうか。そして子供が成人し扶養家族ではなくなれば子供は子供でビザを取らないとならない(要確認)。

いやいや永住するつもりはないとするならば、ではマレーシアの次にどこへ行くのかもはっきりさせるべきで、その時はその時という考え方を持っていても

「どこのどんな国だろうと、簡単には住まわせてくれない」

この事実をしっかり見つめて、計画を練る必要があるんじゃないでしょうか。

あなたの為ではなくて、子供のために。そうじゃないと「子供は難民になる」

また少数派だろうとは思いますが、マレーシアの税制を利用して色々考えている方もこの永住権取得は考えるべきだと思っています。MM2Hは誰がなんと言おうと実態は「長期滞在できる観光ビザ」でしかないわけで、日本に何年も帰らないとしても、「客船に乗って世界を回っていました」のと同じで「日本の居住者」と判断される可能性は(将来的にも)捨てきれないと思うのです。

余談ですが、このブログの読者は「日本には183日ルールは存在しない」のはご存知だと思いますが、非居住者認定を甘く見ないほうがよいと思います。届け出を出したなんてのも、そんなのは自己申告でしかなくて、当局がどう判断するかは全く別。

その国の永住権を持つということは、本人がその国に居住するという意思表示としては最高のものですし、もちろんマレーシアが「移住」「永住」を認めているわけで、「好きな国だから(仕事もせずに)住んで(遊んで)います」というのとは全く違うのがおわかりになるはず。

あるいはMM2Hを持つのではなくて、マレーシア法人(SDN. BHD.)を設立してビザを取得し、投資でも何でも始めてそこで収入を得て居住しているという形をとるべきで、「収入の源泉はどこにあるのか」も「居所」や「生活の拠点」を示す大事な証拠になるはずですから良いんじゃないでしょうか。そしてそれを将来的に「永住権」に繋げる。

これは急がないと子供が(多分)成人し扶養家族からはずれたら、子供は自分でビザを取るしかなくなるはずですので要注意(要確認)。

どちらにしても簡単に取れる観光ビザに毛が生えたようなMM2Hを過信しないほうが良いと思います。

マレーシアにおける起業とビザに関してはこちらが参考になると思います。

マレーシアでの起業と就労ビザについて。 | Malaysia Experts.netMalaysia Experts.net

子育て、あるいは起業、資産運用のアドバンテージをマレーシアに見出した方は、将来的には永住権を狙うべきなのが「当たり前」で、くれぐれも「マレーシアにMM2Hで移住しました~~。幸せ~~~。」という方々の話を真に受けないようにするべきでしょう。これはマレーシアに限らず、オーストラリアでもハワイでもどこでも同じで、その国に長期に渡り根をはやして生きるのであれば「永住権取得は絶対必要条件」だということ。

こういう考え方が「海外移住」では「常識」だということをお忘れになりませぬように。

ロングステイはロングステイであってたとえ何年滞在しても旅行でしか無いんですね。海外移住とは全く別物だと考えたほうが良いと思います。

私?

私がマレーシアに行くのは腰掛けの遊びに行くだけで、何年住むことになるかわかりませんが「移住」「永住」は全く考えていません。

なぜ日本語としての「ロングステイ」と「移住」を区別するかですが、我々は日本語圏に住んでいるんじゃありませんよね?では英語で「移住」をなんと言います?immigrate, migrateって言いますよね?移住者はimmigrant。これを我々が使った場合、「永住目的の移民」とみなされるのが普通なんですね。

この移民を意味する言葉をもし公的機関でロングステイヤーなのに使った場合、移民とロングステイヤーとは権利や義務が違うわけですからややこしいことになるんですよ。また証拠を見せろと言われてパスポートを見せれば、「違うじゃないか」と言われるんですよ。ヘタすると、虚偽の申告になる。

日本も同じで、永住許可を持たない中国人が「移民」を意味することを言ったら、かなりうまくないことになる。

そんなことはだれでも知っているはずなのに、どうしても「移住」という言葉を使いたいのね?でも移民だとは言わない。なぜ?聞く方は誤解するのがわかっているのにどうして?

私は、ロングステイを移住という言い方をするのはマレーシアで始めて知りました。本当にややこしい。オーストラリアに「退職者ビザ」で長期間滞在する人はかなりいますが、移住という言い方は聞いたことがありませんし、法律上も「Temporary Residence」なんですね。これは行政上にも違いがありますから混同してはマズイんです。日本の「在留届」もそうで、ロングステイと永住はカテゴリーが違いますでしょ?そしてマレーシアにも移住用のビザがあるんですから。

これは同じ日本人の中でもそうで、区別することが多いんですね。普通におしゃべりしたり遊ぶ分には問題がありませんが、深刻な話になると抱えている問題がまるで違うから話が通じないんですよ。日本人学校(&補習校)も同じで、「駐在組」と「永住組」は考えることがまるで違うんですね。だから学校運営上いろいろ問題が出てきます。それと同じことが日常でも起きてきます。「駐在組」と「現地採用組」も違うのと同じで、これは差別じゃないんです。でも区別しないと話しにならないことが多いってこと。

 

 

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