日本でドローンを使う場合、免許が必要になる

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ドローンが日本でも注目されるようになりましたね。いわゆる無線操縦で飛ばすヘリコプターというか模型飛行機というか、プロペラが付いているラジコン飛行機ね。これにカメラが付いているところがミソ。

世界中で広まっているのはこのタイプ。首相官邸に落ちていたのもこのタイプ。

dji_phantom

この広まりが半端じゃないスピードで、趣味人はもちろん簡単に空から写真や動画が撮れますので、写真・映像好きは喉から手が出るほど欲しいわけです。(笑)

またこれを商用に使おうという企業も出てきて、有名なのはアメリカのアマゾンがこれで宅配をしようとしている。オーストラリアではすでに書籍の販売にこれを使っている会社が出てきました。

でもねぇ、問題が大有りなんですね。こんなものがいくつも頭上に飛んでいたら危なくてしょうがない。重さは何キロもあるわけで、これが100メートル上から落ちてきたらどうなると思います?

こんな事件がアメリカでありました。前にも紹介した映像ですが、アホな初心者がマンハッタンのコンクリートジャングルで自分の部屋からドローンを飛ばして、それが墜落したんですね。

これに近いことはいくらでも起きていて、普通に飛ばしていても怪我をするわけですよ。

私も実はドローンは二台持っておりまして、小さい方はこんな大きさ(笑)。こんな玩具でももちろん無線操縦で小型のカメラがついていて画像・映像が撮れる。技術の塊。

RX100-04765=1505

こんなオモチャでもちょっと油断すると怪我をします。プロペラが高速で回ってますから。

RX100-04768=1505

これの大型のものが自分の頭のはるか上空を飛んでいるなんて想像しただけで鳥肌が立ちます。自分の幼い子供が公園で遊んでいる上でもこれが飛ぶんですから。私はドローンって自動車より危険だと思っています。自動車ならその場に止まることが出来ますが、これは止まれないんですから。また専用道路があるわけでもなく、空間を好きな様に飛び回るんですよ。モーターの調子1個でもがおかしくなったり、電池の出力が落ちたら間違いなく墜落します。絶対に過失なんか許されるオモチャじゃないんですね。

日本ではこんな感じで飛ばされています。

マレーシアでもこんな。バツーケイブです。恐ろしいと思いません?これの直撃を食らったら死にますよ。

でもこれが今以上に広がる前に、日本では免許が必要になるように法律を作るらしい。非常に良いことだと思います。安全確保とか、飛ばして良い場所ダメな場所をはっきり理解して、違反したら罰金、免許取消処分とかするべき。けが人が出なくても、墜落させた、衝突させただけでも責任を追求するべきだと思います。

飛行範囲広い機種に無線免許義務…官邸事件受け (読売新聞) – Yahoo!ニュース

ところがですねぇ、この内容を読んでびっくりしました。これじゃ意味が無いと。

この部分です。

飛行可能な範囲が5キロ以上と広いドローンの操作に国家資格の「無線技士」の取得を義務づける方針を固めた。

そもそも、私はこんな「高性能のドローン」の存在を知りません。普通は数百メートルの範囲でしか無く、1キロ2キロ飛ばすだけでもかなりいろいろ特別な機材がないと無理なんですね。ましてや5キロなんて、そんな長い半径で飛ばせるドローンの話は聞いたことがありません。

政府の連中は、アメリカが戦争で使ってるドローンと何か勘違いしているんじゃないですかね。

そもそも5キロの距離で無線でやりとりするには、それなりの使う周波数帯と出力が必要で、今の時点でも免許がないとそれを使えないはずなんですよ。

だから、この法律は全く意味が無いということになる。バカだよね~~~~。

でもこのドローンそのものを飛ばすのが駄目になるようにしてはマズイと思っていて、このドローンがもたらす革新的なビジネスもあるし経済効果もかなりあるはずなんですね。またこのドローンを人命救助や監視、観察にも使える(イギリス)し、人が入れないところを空から調査したり、また建造物なり土地なりの測量、それの3D化など、そして映画やテレビでもこのドローンがもたらす利益は計り知れないものがあるのは間違いがない。姫路の円教寺というお寺では重要文化財の建物の点検に使っていたり。

でもねーー、間違いなく危険。

私は写真・映像の方向からこのドローンに興味があるわけですが、スピード競技も行われているんですね。こんなスピードが出るドローンはいくらでもある。これが人間にぶつかったらちょっとやそっとの怪我じゃすまないし、車や家に当たるだけでもかなりの損害が出るのははっきりしています。

100キロのスピードで飛んでくるブロックに当たったらどうなるか?ましてや高速で回転するプロペラが付いているわけで、子供の指なんか簡単にちょん切っちゃいます。顔にでも当たったらただじゃすまない。

でもこういうのにも心惹かれるんですよね~~。(笑)

首相官邸に放射能を出す物質を仕組んだドローンが落ちていたのは大きく報道されましたが、善光寺の御開帳法要の行列に落ちたり(けが人はなかった)そういうことがもうすでに起きています。またどこかの玄関前に落ちてたなんてのもニュースになるぐらいですが、これからこういうのがどんどん出てきます。

ドローンっていろいろあって、手のひらサイズのオモチャもあれば、かなり大型のもあるんですが、これに飛びつく人たちは子供ばかりではなくて、かなりのジーさんもいるんですね。先日、どこかに落ちていたドローンの所有者を警察が探していたらしいですが、持ち主は77歳だったとのこと。

でもこれもわかりますよ。子供の頃から飛行機に夢中で、いつかは戦闘機乗り、飛行機乗りになりたいなんて思っていた人の数は凄くて、なんせカメラがついていますから、そしてその映像を見ながら操縦も出来るので、自分が乗っている気になるのね。この興奮たるや半端じゃありません。(笑)

「エンジンの音~~、ごーーごーーとぉ~、ハヤブサは飛ぶ~~~~」なんて歌いながら飛ばしているジーさんもたくさんいるはず。(笑)

こういうゴーグルを掛けてドローンから送られてくる映像を見ながら飛ばすんですが、自分が乗ってる気になりますよねぇ。

Fatshark

面白いですよ~~~、ドローン。

あ、そうそう。これらのドローンは高性能の電池を積んでいるんですが、これがまた怖いんですよ。普通の電池をイメージしてはうまくなくてかなりのエネルギーを貯めこんでいますから爆発すると凄い。墜落時に爆発する事故も起きています。

わざと電池に衝撃を与える実験をした動画。こういう危険物を搭載したドローンが頭の上を飛び回る時代が来るんですね。

私がなぜ自分のドローンでとった映像を出さないのか?

えへへ、まだ全然まともに飛ばせないんですよ。結構難しい。PCで飛ばす訓練をするシミュレーターも手に入れて練習しているんですが、意外とというかかなり難しいのね。高い機種なら簡単に飛ばせるいろいろな機能がついているんですが、完全マニュアルで飛ばすのは難しいっす。

ゴールドコーストの映像を撮りたくてウズウズしているんですが、もっと良い機種を手に入れないと駄目そ。

こういうのを早く撮ってみたいです。これはバーリーヘッズ。ここから南に30分ぐらい行った所。

 
 
 

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