え~~~、またぁ?という声が聞こえてきそうですが、(恐怖の)鶏の首だけをまた買ってきました。
実は前に書いた時にコメント欄でも話題になったのですが、日本では鶏の首の肉を「せせり」と呼んで、それなりに珍重されているんですね。
でもずーーっと不思議に思っていたんですよ。日本のせせりほどこちらで買うネックには肉らしい肉がついていませんから。骨の周りに厚さ1-2ミリの肉が付いているだけなのに、また茹でたものをカジッても肉が簡単に取れるわけでもありませんから、日本で売っているせせりって、もしかしたらこの首の周りに付いている肉じゃないかと思っていました。
でも鶏の解剖図や動画を見ても、どうも首の周りに肉が付いているようには見えないのです。
ということは、せせりとして売っている鶏の首はかなり大きい、長くて太いものかもしれない。いわゆる若鶏ではなくて、親鶏、ヒネ鶏のたぐいかと思ったり。
そんな時に、いつもはスーパーで買うのですが、鶏専門店で見たネックが大きかったのを思い出したんです。
じゃぁ、それを買ってみるしかないですよねぇ。
買ってきました。普通は一本のネックなんですが、これは一口大に切られています。そして間違いなくいつものより太いし肉が付いているのがわかります。
見るからに、「肉~~~~」って感じがしますでしょ?1キロ3ドル。300円。\(^o^)/
でも実際はそんなに肉がついてるわけじゃないのですが、少なくともスーパーで売っているものよりは肉が付いている。
大きなひね鶏だとしても、私はひね鶏の方がスープが出ると思っていますし、肉質は硬いにしてもこの方が美味しいんじゃないかと期待しました。
出来上がりはこれ。ああ、違う。これは茹で上がった時の写真です。
今までのはこれ。随分違いますでしょ?
作り方は同じで
1 茹でこぼして、流水で綺麗に掃除する
2 茹でる
3 茹でている間に、ゆずポン(あるいは醤油、酢、かぼす汁等)、酢、ミリン、(絶対に必要な)柚子胡椒を用意する。
4 熱々のネックをタレに入れて混ぜて混ぜて混ぜ続ける。
5 常温になったら出来上がり
食べてみたところ、間違いなく肉がいつものより多い。でも「薄い肉しか付いていない」という感覚は同じで、大差がないと言えば大差なし。
そして味なんですが・・・・・・・・。正直な所、いつもスーパーで買うほうが美味しいと思いました。鶏の風味がちゃんとするのね。でも今回のはなんだかイマイチ。
茹で過ぎかなぁ・・・・・
こんな鶏のネックに拘るブログなんて世界広しといえどもこのブログぐらいだろうと思いますが、これ、見た目は悪いけれど本当に美味しいんですから~。是非試してみてください。
読者の方で「定番になりました」というコメントを買いてくれた方がいらっしゃって、私としてはヒジョーに嬉しいです。(笑)