アンコウを早く食べちゃわないとです。アンコウって多分、タラやサメと同じで自己消化酵素を持っているんじゃないですかね。ちょっと古くなるとアンモニア臭がしてきますので、急いで食べないと。(笑)
アンコウって癖のない白身ですからどんな料理にでも合うと思いますが、それだけに味が濃いと「全くなんの魚かわからない」状態になりますよね。歯ごたえだけで「これ、アンコウかな?」みたいな。でも先日の鍋で食べたアンコウは美味しかった。アンコウだというのがわかる味。
でも今日は鍋の薄味とはちょっと違う方向でチャレンジ。
塩麹につけておいて焼いて食べるなんてのが一番美味しいと思うのですが、あえてわけわからん物を作ろうと。
エスニック風味のフライにしました。
30センチ弱ありますから、一匹丸ごとだとかなり大きなアンコウ(Monk Fish)のはず。スーパーで買いました。
軽く塩を振って15分ぐらい放置。その後、50度のお湯で「50度洗い」。前に流行った「50度洗い」ですがこれ良いと思います。ヌルも綺麗に取れるし熱湯での湯通しより変質も少なく良い感じ。それを一口大に切り、水気を取って軽く塩コショウ。
これに片栗粉(我が家は最近コーンスターチが多い)をまぶす。
それを普通に揚げます。これは揚げずにフライパンで焦げ目が付くように焼くのが正解でしょうねぇ。そう思った時にはすでに揚げ終わっていました。
これをエスニック風味のタレでフライパンで和えますがタレは
◯ 水
◯ 酒
◯ ナンプラー
◯ オイスターソース
◯ ニンニクの刻んだもの
◯ 砂糖(代替甘味料)
◯ 赤唐辛子
で作っておきます。
これを熱したフライパンにジャバー-っと投入し、揚げたアンコウのフライに絡ませて終わり。チョ~簡単。上にコリアンダーを乗せて完成。
この写真を見て、何か変だと思いませんか?気がついた人は偉い!
コリアンダーのつもりで買ってきたものが、イタリアンパセリでした。orz
ったくもー、コリアンダーと書いてある棚にイタリアンパセリを並べるなよな~~。似てるから間違えるだろうが~~。って多分店のスタッフも間違えたんでしょうね。
美味しいと思えば美味しいですが、なんてことのない料理でした。でも気分は東南アジア。(笑)
アンコウの味がまるでしません。クセのない白身魚ってことだけ。
それとですね、フライパンでタレを絡ます時ですが、タレを熱いフライパンに入れますでしょ?するとジョバー-と沸騰するわけですが、この時の匂いが・・・・
ナンプラー(魚醤)そのもの。(笑)
この匂いが嫌いな人は逃げ出したくなるかもですね。臭いなんてもんじゃない。一瞬「くさや」を思い出します。
でも火を通して料理として出来上がると「臭さ」が「美味しさ」になるんですね。面白いもんです。
上にも書きましたが、これって揚げずにフライパンで焼いたほうが美味しいはず。
味付けとしては面白いので、いつか(数年後ぐらいには)他の魚でやってみようと思います。この料理でアンコウを使うのはアンコウが可哀想だと思いました。役どころが違うのね。
あるいは醤油味ベースで普通に唐揚げにしたほうが良いかも。でもやっぱりこのアンコウは塩麹につけて焼くのが一番だろうと思いました。