日経225の行方

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日経225というか日本株式に関して連絡を取り合っている読者がいるんですが、このギリシャ騒ぎでどうするべきかという話が出ました。基本的戦略としては「買いポジションの持続」なんですが。

2015-07-08_15h12_06

投資と一言で言っても、また投資対象が同じでも手法はそれぞれ違いますから、何が良いの悪いのってことはないと思うんですが、まず

◯ ギリシャがどうなるのか
◯ 世界がどうそれの影響をうけるのか
◯ 日本株式はどうなるのか

これが分かる人はいないんですね。でも想像するのは勝手。

この想像することに喜びを感じて、俺の読みが当たったの外れたのとすったもんだするのを「ギャンブル」と呼ぶのだろうと思います。また専門家でさえも難しい読みをにわか投資家に判断できるのかどうか。

私がこのブログでいつも皆さんにオススメしていることは、無駄な抵抗はしないってこと。(笑)

どう動くかわからない、難しい時にどうしてそれを判断しようとするのでしょうか。わからない時には何もしないこと。つまりポジションをクローズするってことが大事で、その後、それが失敗だったか成功だったかを考えてはいけないんですね。「わからない時には何もしない」ことが大事で、でも「何もしない」ってことはポジションがあった場合、それを放置するってことじゃなくて(笑)、怪しいなぁと感じたらまず撤退なんですね。

ま、そんなことをやっていたら自信があるときなんてそうそうないから、いつも見ているだけで終わりそうだという声が聞こえてきそうですが、それで良いんじゃないでしょうか。

常に動きが読める人は神様しかいないんですから、そしてピッチャーが投げるためを必ず打とうとするバッターがいないのと同じで、わからない時には手を出さないこと。見逃し三振はないのですから。

実は私もギリシャに関しては「日本への影響は限定的」と見ていまして、そんな話もしていましたが、ギリシャの影響を受けた投資家が日本株を手放す(売る)行動の影響力がそれなりにあるとのこと。なるほどですねぇ。

でもま、下がってくると怖くなって売りたくなりますが、また上がると飛びつきたくなりますが、そういうことを考えないで済むような手法を持つことが重要だと思うのです。

つまり「吹いたら売り」「突っ込んだら買い」が基本で、まだ上がるだろう、もっと下がるだろうという人間の心理が負けを呼びこむんですね。だからそういう状況にならないような売買タイミングで売買するのが大事だと思うのです。私がなぜオシレータを多用するかというのはそれが基本にあるから。オシレータが高い位置にあるときに買っては駄目なんですね。逆の売りも同じ。

とは言うものの、大きな目で見ると上がっている時には追いかけるべきだし、下がっている時には「もうこの辺だろう」と思っても売り叩くのも基本。つまりその大きな基本で売るべきか買うべきかの方向性を決めて、実際に売買するタイミングはオシレータを見るってこと。

どちらにしても「買ったら買いっぱなしで放置。あとは祈るだけ」みたいな投資で勝てるわけがないんですね。

つまり、【流れには順張り、仕掛けは逆張り】ってことで、こまめに面倒を見る必要があって、これは長期投資でも同じだと思うんですよ。

これはファンダメンタルズを重視する人たちも同じだろうと私は思っていて、ファンダメンタルズ重視でもチャートを見る人が多いのはそういうことじゃないでしょうか。

簡単な例ですが、私のチャートにX印を表示させています。これは非常に単純なストキャスで出しているだけなんですが、売りを考えるときは赤の☓、買い考えるときには青の☓あたりであって、上がっている時にはもっと上がって欲しいと欲張り、下がってくるとどうしようと恐怖に襲われるような状態から脱出しない限り、相場で勝つことは無理だと思います。

売り抜けるのが早すぎた、買い出動が遅すぎたとか、どうせピンポイントの売買なんて不可能なんですから、後悔するならそういう後悔の方が良いはずで、加熱していると買いたくなり、下げだすと投げたくなる心理をいかにコントロールするかが重要だと思います。そういう心配が出てきた時にはもう手遅れだということ。投資はババ抜きですから後手に回ったら負け。

今回のような動きで、下げだして慌てるのではなくて、吹いたところで売り抜けて、次にまた買場を探していたら、もっと突っ込んできたのでどうしようという悩みならまだ良いと思うんですよ。つまり、売買ポイントは限りなく逆張りだということ。でもこれって結構怖いんですね。私もいつもドキドキしてます。(笑)

これって冗談じゃなくて、心理的には上がっているものに飛び乗る、下がっていると怖くて投げる。これの方が気持ち的には楽なんですね。でもそういう「気分」を排除するのがチャートを使う理由でもあるんじゃないでしょうか。

それと買い出動も売り出動も、常に損切りする場所は決めておかなくてはならないのはお約束ごとの中でも一番重要であって、また動きに合わせてトレーリングストップでその値は動かすにしても、その値になったら考えること無く撤退するべきだと思います。ここも技術的にはいろいろあるわけですが、撤退しようと決めていた値になったときに「どうしよう」と悩むのが普通なんですね。これは「欲の仕業」ですが、まずは自分の深層心理が大騒ぎする「欲」と「恐怖」には耳を傾けないことが重要でしょう。

つまり、今回の下げも、トレーリングストップに引っかかったら、文句なしに売る。自分の見方ではまだ上昇トレンドは壊れていなくて、トレーリングストップに達していないならホールドでも良いと思います。でもトレンドの転換と考えていいような形になったら文句なしに撤退でしょう。これが出来ずに悩むってことはチャートを見る必要もないってことなんですね。自分の欲望と恐怖に動かされると必ず負けます。これは断言していいと思うのですが、チャートでは(自分の手法では)売り指示が出ているのに、「もう少し待ってみよう」なんて考えることがいかにおかしなことか。それって(負けるのが大好きな)深層心理に操られているという証拠だと思います。

ギリシャ問題がどうなるかわからない。だったらポジションはスクエアにして小旅行にでも行く。こういうお気楽なことが出来るのが個人投資家の最大の利点であって、波乱の中でどうにか利益を出さないとならない機関投資家たちの真似をする必要なんてないんじゃないでしょうか。

ニュースや評論家の話を聞いてどうしよう、なんて悩むより、俺の出番じゃないとさっさと遊びにでも行く方が「個人投資家」としては勝てるんじゃないでしょうか。

波乱があると勝負好きはドキドキしてやる気がでる場所だと思いますが、それって「ギャンブル狂い」と全く同じだと気がつくべきだと思うのです。

 
 
 

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