ここがチャンスってわけじゃなくて、私の見方では絶対に出撃しないのですが、出撃したい形になっているので面白いかと。
この赤丸で囲んだインジケータが作るパターンって「叩き売る」には絶好のパターンなんですね。
でもそれはしない。
理由はローソク足のパターンからです。こういうヨコヨコの動きの時にはインジケータがサインを出してきても私は一切無視します。ヨコヨコってことは上か下か参加者が悩んでいるからヨコヨコになるわけで、いつ何のキッカケで方向性が出て来るかわからない。仕掛ける方はブルベア双方とも虎視眈々とチャンスを狙っているし、力を溜めているんでしょう。
今の陰線の次の陽転でドカンと上がるパターンでもあるんですね。
日足パターンとしてはその方向の方に注目するべきかもしれなくて、私がトレンドを見ている3つのライン、そしてHMAとの位置関係からしてもその可能性は大いにある(今の位置は3つのトレンドラインの上)。ですから、ここは様子見の場所であって、相撲で言えば4つに組んでジリジリ動いている場面で、どちらに動くか見極めるのは難しい場面と私は判断します。
でもトレンドが見えている時に、こういうパターンになったら絶対に逃してはならないパターンだと思います。
これは日経平均がどう動くかって話じゃなくて、あくまでチャートの形として「ショートしたいけれど見逃すパターン」としてオモシロイと思ったので書きました。どちらに動いても、チャートは綺麗な形になる。
でも私のやり方だと、ここぞと思うのは数ヶ月に一度でしかなくて(笑)、日足トレード向きじゃないのね。自分の好きなパターンが出るまで待てる人ってかなりの変わり者のはず。でもねぇ、20年以上前ですが、それをする人がいたんですよ。IBMを退職してかなりの資産持ちだったのが相場で裸になり、なけなしの5万円を握りしめて復活を果たした(オプションの買い)人なんですが、私に多大な影響を与えたジーさんトレーダーでもある。この人は待つことに関しては全く平気な人で、それが出来ない私に
「ダボさんて、いつか一度裸にならないとわからないんだろうね」っていつも言っていました。
でも当時はデイトレなんて超マイナーで、そんなアホみたいなことをするのは証券会社のトレーダーぐらい。でもその後、デイトレが出来る環境にどんどん変わっていったんですね。
商品種はいくらでもあるし、手数料は安いし、FXもあるし、インターネットがあるし、いい時代になったもんだ。いろいろ考える必要もなくて、目先の力関係を見るだけで利益に結び付けられる時代になったんですね。