永住権:私のことじゃなかったんだ・・^^;

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私はいつも永住権の重要性を書いていますし、それも持たつずに海外で住み続けるのは「絶対に無理」という考え方を持っています。

ちょうどそんなことを書いた時に、このブログが登録してあるブログ村の上位の方が、【「永住権のことに触れないブログは無責任だ」と書くブログがある】と憤慨なさっているのを読んで、

やべ~~~~~~ 

と思ったんですよ(笑)。永住権の話って他のブログでは私は読んだことがないし、私はいつも生意気な断定的な書き方をしますから、こりゃ、私のことだと思ったんです。でも永住権のことに触れないブログは無責任って何?とも思いました。書いて字のごとく永住したい(あるいはかなり長期で住む)人のための永住権ですから、ロングステイヤーには関係がないんですね。ですからジジババのロングステイヤーの中で永住権の話題がでるはずもなく、ブログの話題にもならないはずで、それが無責任ってどういうことなのか。もちろん私はそんなことは書いたことがないし、おかしいなぁ・・と思っていたんですよ。

でもそのブログ上位の方の日記で、私のことじゃないとわかり、ホッとしました。

でも私以外に永住権がどうじゃこうじゃと書くブログってマレーシアがらみであるんですかね。私はかなりの数のマレーシアがらみのブログを読んでいますが、いまだかつてそれらしきものを読んだことがありません。

ですから、実際に「無責任だ」と書かれた内容がわかりませんし、そのことに私が言及するのも的がはずれると思います。

ただ、きっとその方も海外生活における永住権の重要性を理解していて、それの話には一切触れずに「海外生活」「家族移住」「海外起業」「海外就労」の薦めを書く人たちに対して苛立ちがあったのじゃないかと想像しています。私がそうですから。(笑)

誰が何をしようと、海外に行こうが行くまいが、何年住もうが好きにすれば良いのですが、それを「薦める」場合にはやっぱりそれなりの大事なポイントをはずしたら絶対に上手くないと思うんですよ。

そもそも「マレーシアの物価は日本の3分の1」説にしたってそうで、そういうことを書く人たちが多かったからそれが広まったわけで、また話題が欲しいメディアがそれに乗って煽ったからそれが定説になりましたよね。

でも現実は違う。私もゴールドコースト情報で似たような話に引っかかった口で(笑)、家族4人で一軒家を借りて、子供を学校に通わせ、月に15万円だと書いている雑誌を読んで、バカだと思いますがその気になっちゃいましたもんね。(笑)

その話を雑誌に書いていた人はこちらに来てから知り合って、一時期付き合っていましたが、その人が来た当時は確かにそういうこともあったんでしょう。だから決して嘘じゃないのだけれど、そういう話はひとり歩きしだすんですね。

メディアも悪いと思いますよ。真実を伝えるよりか読み手が「聞きたい話」「喜ぶ話」を書くのね。テレビもそうで、良い話ばかり。「聞きたくない話」「恐ろしい話」は書かない。要は、売れるもの、視聴率が取れる内容を最初から想定して作るんですね。酷いもんだと思います。

で、そういうブログも存在します。提灯記事みたいなことばかり書くブログ。

でもそういうブログの主は何らかの形態のサービス提供をしていたりする。つまり、「貴方のブログを読んでやる気が出ました」「もっと話を聞かせて下さい」みたいな人たちから何らかの収入を得る人。

こういうブログはちゃんと見ればすぐわかりますよね。コンサルタントだったり、不動産だったり、メールグループで別に情報提供をするという「おかしなこと」をしている。詳しいことはメールでとか。説明会へご参加下さいとか。おかしいじゃないですか。ブログで全部あからさまに書けっつーーの。出し惜しみしないで。

つい最近、マレーシアの不動産を扱っている会社のサイトを見て、思わず吹き出しちゃいましたよ。未だに物価が3分の1だと書いているんですから。面白いですよね。どんな脳天気な人でも現地に行ってみれば3分の1なんて大嘘なのがわかるわけで、つまり、その不動産屋は「うちの会社はいい加減です。釣り情報ばかり出しています」と白状しているのと同じですもの。

でもそれがまだまだ使えるフレーズなんでしょうね~。

海外生活のすすめも似たようなもんで、夢のある話ばかり、チャレンジせずになんの人生だ、毎日が充実している、もっと早く来ればよかったみたいなことを平気で書く。

でもま、それはそれで良いんですよ。自分がそうやって「今はそう思う」ってことなんでしょうから。でもねぇ、人生って長いのね。仕事もそうで3年5年上手く行っても20年続けるのはかなり難しいのは日本国内でも海外でも同じ。それどころか最初の1年で裸になる人の方が海外では多いはず。少なくとも私が見てきたのはそういう世界。

その理由の第一番として挙げたいのは、その気にさせて煽る人たちがいるってこと。これはかなり手が込んでいて、弁護士とかコンサルタントが横で繋がっていて、組織的に動いていると思えるようなこともあるんですよ。でも日本人ってなぜか相手が日本人だと信用するのね。ましてや弁護士だ、コンサルタントだなんて言われると、大丈夫だと思っちゃうんでしょう。

かつて弁護士やコンサルタントにも知り合いがいましたが、では彼らが詐欺師かというとそうでもないのね。結局ですね、頭に血が上った人たちが、「夢を叶えたい」と思っているから手助けをするだけなんですね。話がトンデモ話だとしても本人がやりたいということをやめろとは言わないんですね。難しいことでもやりたいというのならやる方向で話を進めるわけですよ。それが彼らの仕事ですから。そして現地のことがわからず不安だと客が言えば、では私が非常勤役員として入りましょう、給料は30万円でいいですとか、そういう話になっていく。すると「え?良いんですか?お願いしますっ!」みたいに話が進んでいく。

こういう時にですね、それはやめたほうが良いなんて言ったら、「専門家がそうおっしゃるなら・・」と考えを変えるかというとそうじゃないのね。「私の足を引っ張るんですか!!」ってその客は怒る。

私もおせっかいですから、日本からどんどん起業家が来ている時期にそういう人と何度かあったことがあります。「こういう仕事をするつもりです。よろしく」なんて自己紹介して知り合うことがあるんですが、こちらとしては「あららら・・」と思うことも結構あるんですね。皆、過去に似たような事を考える人がたくさんいて、皆、うまいことやられちゃったような話っていくらでもあるんですよ。

こちらに長くいると、自分もそういうのに引っかかりそうになったことがある経験を持つ人は多いし、「また新たなカモが来た。可哀想に」って思うわけ。

私もおせっかいだから、「考えなおしたほうが・・」なんて余計なことを言ったことがあるんですよ(私も会社を設立した時にそれを言われました。公認会計士に 笑)。その時、その人の顔色が変わってすごい剣幕で私に怒りだしたのが忘れられません。「私は絶対に大丈夫。私をバカにするな!」と。

NTTを早期退職して、水増し退職金ももらって来た人でしたが、その人はなんと3ヶ月後にはもういなくなっていたのが忘れられません。あれほど早く消えた人も珍しい。(笑)

詐欺ではないけれど詐欺みたいになってしまうケースも多いし、実際に詐欺師もいたんですよ。有名な人が何人か。

そういう人たちがどういう口ぶりで話すか想像が付きますよね。

「良いことしか言わない」「夢が広がることばかり言う」

面白いのはですね、日本でそれなりの事業をしていて、かなりのやり手でも引っかかることがあるんですね。

ゴールドコーストで日本人公認会計士(日本の大手監査法人から出向)の友人がいたのですが、「どんな人でも成田を飛び立った瞬間、人が変わる」と笑いながら言っていたのが忘れられません。

ま、こんなことは世界中で起きている話で、ごくごく普通の話でしかないんですね。常識と言っても良いくらい。

マレーシアでも同じでしょ?私もいくつか事例を聞いてことがあります。マレーシアに長い有名な人がいて、その人と組んで仕事を始めたらケツの毛羽まで抜かれたって話。(笑)

でも詳しく聞いてみると、どっちもどっちなのね。私としては「冷静さを失って舞い上がっていたほうが悪い」と思っています。悪く言われる人は、相手の「異常なほどの夢」に付き合っただけかもしれない。

ですから永住権のことに触れずに、海外生活のすすめを書く人も悪気はないんでしょう。でも目を輝かせて話を聞いてくれる人に囲まれていたいのだろうし、あえて悪い話はしないんでしょう。

でも私はそういうのは「誠意がない」と判断します。

どの国に渡った人も同じですが、夢半ばにして引き上げたとか、全財産失った人なんて山の様にいるんですね。その数のほうが長い期間観察していると圧倒的に多いのがわかる。でも来た当初にはそういうのが見えないんですね。だから自分も舞い上がった状態で、「舞い上がりたい人たち」にかなり偏った情報提供をしてしまう。

ここでの問題は、残ってうまく生き延びている人たちより帰った人たちのほうが圧倒的に多いのに、そういう帰った人たちはまず「何も喋らないのが普通」だってこと。ブログにも書きません。マレーシア関係でも子連れ移住でこれじゃ駄目だと思って進路変更をした人のブログがありますが、そういう内容を書く人って非常に珍しくて、多くは突然ブログが止まって終わり、とかなるんでしょう。あるいは、「飽きたから帰ることにした」「もう十分だと思った」なんて本音を書かなかったり。私みたいに「もうここではやっていけない、将来が見えない、だから逃げる」なんて普通、言わないわけですよ。(笑)

そういうのがあるのは誰しも薄々知っているのね。でもそれを積極的に分析して考えてみることは意外にしない。私の言うことが大げさだと思うなら、どの国でも良いですが、20年以上住んでる人に聞いてみてくださいよ。多くは語らなくてもそういう傾向があるのは否定しないはずですから。(笑)

だから「住み続けることに一生懸命に努力する」のは当たり前にしろ、「【意志に反して】(大病をして)(仕事に失敗して)(資産も食いつぶし)(子供が大事な時期なのに)(日本に仕事もないのに)帰らなければならなくなったらどうするか」ってのも常に頭に入れておかなくてはならないんですね。で、永住権があるのとないのとでは、「生き残り」のハードルの高さが変わるってこと。

ああ、しかし、ブログ村上位の方の憤慨ぶりはかなりのものだったし、それの原因が私ではなくて良かった・・。(笑)

そのブログ主さんは「私の好きなブログ」とこのブログを紹介していました。照れくさいけど嬉しい・・・。^^;

実はですね、そのブログ主さんも相場で稼いでいる人で、文章から見えてくる性格も私に似ている部分があって、そういう意味で気になっているブログでもあります。先日の夢の話なんか笑っちゃいまして、「私だけじゃなかったんだ、ああいう変な夢を見るのは・・」なんて思ったし。(笑)

このブログ村に参加して私は何年になるんでしょう。もしかしたら7年かな。大体順位って決まっていて、皆さん常連さんばかり。だから皆さんに親近感みたいなものがあるんですが、ではお付き合いがあるかというと無いのね。これって私がマレーシア在住じゃないからかと思っていたんですが、どうもマレーシア在住の方々でもそれぞれは面識がないようなことを書かれていていて、へーー、と思ったことがあります。

私の数少ないマレーシアの友人たちのブログは下位の方に沈んだまま。(笑)

 
 
 

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