自宅を売るのに弁護士を付けたのは正解

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私は不動産関係って全くの無知なんですが、売買に弁護士を付けるのか付けないのか、そういうことも良く知りません。

過去においては一度だけ、今の自宅を買うときに弁護士を付けました。それは「そういうものだ」と聞いていたから。それだけの理由。あの時には紹介された弁護士事務所に行きまして、いろいろ話をした時に、百万円を超える数字を言われてひっくり返りそうになりました。でも巷ではどのくらいか聞いていましたので、「それならこの話は無かったことに・・」と他の弁護士に当たってみようと思ったですが、それを言ったら突然、大幅な値下げ。いくらぐらいだったか忘れましたが、ぶったまげるような金額ではありませんでした。

結局は弁護士が出る場面もないぐらいすんなり行きましたし、司法書士に頼むだけ(700ドルぐらいだとのこと)でも良いそうなのですが、オーストラリアに来てから弁護士費用をケチってとんでもない失敗をする例(不動産ではない)をいくつか見てきましたし、今回は慎重であるべきと思って弁護士を頼みました。

弁護士でも提示する額はいろいろでしたが、万が一のことがあった場合を想定するならここが良いというところに決めました。

でも正直なところ、これも高いなぁという印象。しかしこれが今の時代、高いのか安いのかもわからず。

基本料が3000ドルで、それプラスGST(売上税)プラス諸経費。そして何か起きた場合の相談料として、それぞれの立場の人に動いてもらうと1時間にこれだけ掛かると。
Principal $395
Associate $350
Solicitor $300
Paralegal $215

私はこの歳になるまで裁判とか弁護士に出てきてもらうようなゴタゴタって一度も経験がありませんので、良くわかりません。また弁護士が必要な何かが起きても、「こういうことがあった」なんてペラペラ喋る人はいませんから、世の中に何が起きているのかもわからずです。

ただ、買った時には全く何もしなかった弁護士ですが、今回は担当が日本人女性で話はわかりやすいし、説明は丁寧だし、細かい所には気がついて(当然ながら)「私としてやっておいたほうが良いこと」「相手に確認をとって書類にしておいたほうが良いこと」などのサジェスチョンをいろいろもらいました。

細かいことをここに書いてもしょうがないですが、私としては「なるほど」と思う内容で、さすが弁護士と感心しています。

結局これって保険と同じで、「何も起こらないだろう」という前提ではなくて「何かが起きるかもしれない」という考え方って非常に大事だと思いました。つい先日も(ブログに書きましたが)保険をケチった人がいて3000万円以上の出費を余儀なくされた日本人の話を聞いたばかりで、正直なところ私もビビってます。(笑)

私は基本的に保険嫌いなんですが、今回はかなり慎重にやっています。

どうか何事も無く、すんなり行きますように・・・・

---------(後記)-----------

過去に弁護士に頼んだことはないと書きましたが、ありました。飲酒運転で捕まった時。20年近く前かなぁ。当時は今みたいにさほどうるさくない雰囲気があって酒も血液中の濃度が0.05とかの数値以下ならOKだったのですが、私の数値は0.051で当時の常識としては見逃してくれるレベル。だから「運が悪かったね」と言われるような時代でした。

裁判所に出頭したのですが、日本みたいに簡易裁判ではなくて、まさにあのハイドンみたいなカツラを付けた裁判官が出て来る普通の裁判。私は被告台に立たされ、原告は警察で陳述が始まったのですが、用語が難しすぎてアホな私にはさっぱりわからず。で、横にいた原告の警察官に耳打ちしたんですよ。「英語が難しすぎてわからないので出直ししたい」と。そうしたらその警察官がそれを述べてくれまして、その日は閉廷。後日また裁判所に行くことになりました。

で、私にはどうにもならないと思って、裁判所の周りにたくさんある弁護士事務所に飛び込みで入りました。これこれしかじかと説明をし、弁護士の質問に答えて終了。裁判当日はある意味面白かったです。飲酒運転なのに私の経歴、人柄、そんなことを弁護士は長々としゃべるんですね。要は「こいつは悪いやつじゃない」って話。「コミュニティーにもちゃんと貢献している人物だ」と。飲酒運転って「コミュニティに対する攻撃」だという認識があるんですね。それを裁判官に言われて、なるほど確かにその通りだと改心して(笑)、それ以来、真面目なドライバーになりました。(笑)

結局、罰金、免停で終わりましたが、その時の弁護士費用は確か500ドルポッキリでした。

それともう一回、また裁判所に行くことがありましたっけね。今思い出しました(笑)。それも今年の1月に。これまた交通関係で、私の免許が停止状態になっているのに気が付かず運転して捕まった時。これって簡単に済むのかと思ったらやっぱり普通の裁判。無免許運転なんですね。

この時は息子を通訳として連れて行って、弁護士は頼まずでしたが、もう裁判所は行きたくないです。

 
 
 

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