ベトナムのフォーが美味しいけれど、太ってきた・・

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全くどうしてもこうも自分は凝り性なのか、いささか自分でもバカじゃないかと思うくらい。

最近はベトナムのフォーに凝っていまして、2-3日に一度は食べています。もちろん米麺を食べますから炭水化物のとりすぎ。

しっかり太ってきちゃいましたよ。ったくも・・・・

痩せるのは大変なのに太るのはあっという間、頭にきますね~~~。

でも今日もフォーを食べてきましたが、あのスープのうまさってなんともいえませんね。私はラーメンを殆ど食べませんし、巷で流行っているラーメン行脚も全く興味がありませんが、あれと私のフォー狂いは同じことなんでしょうね。もちろんラーメンのほうが世界が広いから面白いのかもしれませんが、自分で作れるのかという点で私にはラーメンはハードルが高すぎます。でもフォーならどうにかなりそうなのでもう少し頑張ってみるつもり。

しかしインターネットでフォーのことを調べても日本語ではほとんど情報が出てきませんね。クックパッドのようなところに書いてあるのはあの米麺を使ったラーメンみたいな感じで、本当はスープに凝るのがフォーなのだというのが日本では知られていないと感じました。

フォーのスープは単純で、牛、鶏、魚、野菜の4種類ぐらいしかないようで、7割りは牛のスープでしょうか。使うスパイスもほとんど決まっていて、ラーメンの世界のような広さはないんですね。あえて言えば「豚骨ラーメンのスープに凝る」みたいな狭い世界の話かもしれません。ま、それだけにとっつきやすいと思います。麺がどうじゃこうじゃとウルサイことも無さそうですし。

フォーづくりに関してはまた逐一書いて行くつもりですが、これが面白いのはベトナム人のスープに対する情熱、拘りが伝わってくるからなんです。日本人に通じるものがあるのがわかります。そして美味しいスープはどういうふうに作るのかという点では理にかなっていて、フォーを学べばスープの基礎がわかると思うんです。逆を言えば美味しいフォーのスープを作れなければ、どんなスープもいい加減なものなのかもしれない。

でも和食の昆布や鰹節みたいな凝り方はないんですね。そういう風に他国の料理を知れば知るほど、日本人のこだわりの凄さってもしかしたら異常と言っても良いくらいなのがわかりますし、日本人に生まれてよかったなんてことも料理をしながら思ったり。(笑)

私は外人のレシピばかり見ていますが(日本人より説明がしっかりしているから)、プロのレシピや動画を見ても和食の世界のような拘りは無いと感じます。和食の場合は昆布にしてもなんという昆布で、天然、養殖、そして等級まであって、若いかどうか、あるいは産地の違いまで細かく拘り、それをまた寝かして熟成したり、それが業界の基準として存在すること自体、日本って凄いなぁって思います。

今日は長男と一緒にPho Bo(牛のフォー)を気に入っている店で食べたのですが、その店にはライムを置いていないんですよ。ですから今日は八百屋でライムを買い、それを持ち込んで絞ってフォーを食べてみました。

おいしい~~、やっぱりライムがないと~~なんて思ったのですが、「このライムは美味しくないね」という話題になりました。香りが少なくて酸っぱさが勝ってしまって、酢を入れたような感じになってしまいました。これならカボスの方が美味しいかもしれないとか、良いライムを使うと違うのだろうとか、そんな拘りは日本人ならではで、多くのベトナム人のプロも含めたレシピを見ても「こういうライムを使え」というのは見たことがありません。でもシソの葉もそうですが香りのある食材っていろいろなんですよね~。

スープを取る骨にしても部位に関しては言及してもどういう牛であるべきかの話は出てこない。日本人だったら「XXX牛が良い」なんてプロなら必ずいうんでしょうが・・。鶏のスープもそうで、日本人なら素人でもスープを取るときにはどんな鶏が良いのか考えますが、外人でそこまで考えている人は本当に少数派。美味しいか否かは個人の好みではありますが、日本人の探究心の凄さが海外の料理を勉強するとよくわかってくるから面白いと思いますし、どうして日本にはミシュランの星を持つレストランが世界一多いのかもわかるような気がします。

本当に料理って面白い科学だと思います。

でも太るんだな、これが・・・・。orz

 
 
 

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