夕方にヨメさんが言い出しました。
ヨメ 「この前のフォーに使ったハーブ類だけれど、使わないとダメになっちゃうわね。」
私 「だな」
ヨメ 「またフォー作ってみる?」
私 「う~~~む」
ヨメ 「あのさ、この前言ったじゃん、骨からスープを取るんじゃなくてスープストックと牛ミンチから作れば簡単だって」
私 「うん」
ヨメ 「じゃ、それやってみよう~~」
ってなことになりました。
でも材料がないので買い物係の私は買い物へ。買ってきたのは
◯ ビーフストック 4箱 (箱に入ったスープ1箱3ドル99かな)
◯ 牛のミンチ 約600グラム (値段は忘れた)
これで作ってみることにしましたが、コスト的には牛の骨と肉を使っても似たようなもんですね。ただ面倒くさくないというだけ。ビーフストックだけでも良いかもしれませんが、しっかり牛スープの味が欲しかったのでミンチを足します。
さてミンチでどうやってスープを取るかですが、コンソメと同じやり方をしました。つまりミンチに卵の白身を入れてベチャベチャに混ぜてそれを煮るやり方。白身がアクを取るから綺麗なスープになるんですね。
これはヨメさんは昔から良くやっていたそうですが、私はヨメさんが作っているのを見たことがありません。ですのでヨメさん流のやり方でやってみることにしました。
まずは、ミンチを練ってそれにストックを入れて混ぜます。
これに前と同じようにスパイスを軽く炒っていれますが、今回は少なめにしました。使うスパイスは
◯ スターアニス(八角)
◯ シナモンスティック
◯ クローブ(丁子・チョウジ)
◯ フェンネルシード
◯ コリアンダーシード
◯ カルダモン
今回は何時間も煮こまないので(精々1時間)ですので最初からスパイスを投入します。それと玉ねぎとショウガ。
ここでヨメさんと私と意見に違いが出てきました。ヨメさんはそのまま放置しろと言うのですが、私は鍋の底に卵の白身がくっつくから混ぜ続けないと駄目だと。すったもんだしたあげく、私の方法でやることになりました。混ぜるというより底に白身がくっつかないようにするのですが、煮立ってくる前にはそれをやめて放置。もちろん弱火でコトコトと煮るようにする。
これを約1時間続けてから、漉します。
綺麗なスープが出来上がりました。
これをまた火にかけてパームシュガーやフィッシュソースで味を完成させていきます。今回はスパイスは少なめで長時間煮込んでいないのでスパイスのしつこい感じはまるで無いものの、物足りなさは若干あったかもしれません。この調節って本当に難しいと思います。
ハーブ類は前回の余り物ですが、一つ新たにライムリーフを買ってきました。ライムの香りがするのかと思ったらレモングラスに近い香りでした。
赤身の(安い)シャブシャブ肉をさっと湯通しして盛り合わせました。そして海鮮醤とチリソースを用意して出来上がり。
美味しかった~~~と言いたいところですが、フォー(米麺)で失敗して柔らかくなりすぎました。ということで私は讃岐うどんで食べてみることに。(笑)
でもやっぱり変ですわ。私はあの米麺があまり好きではないので、もしかしたら緑豆春雨とかほそ~~いビーフンみたいな方がモヤシにも絡んで美味しいんじゃないかと思ってます。
今回は骨とか肉の塊を使いませんでしたが、私の性能の悪いベロでは違いがわかりません。ということはビーフストックを使ったほうが面倒が無いですね。でもそれと安いミンチを使うにしても結構コストがかかりますよね。お店で食べれば13~15ドルで食べられるのに、家で作ってもハーブじゃなんじゃ買うと結構高いコストになってしまいますから。うーむ、そんなこともないですかね。5人分で40ドルぐらいかな?
お店もこんなにコストを掛けているとは思えないし、スープは「スープの素」も結構使っているんじゃないですかね。韓国人の家庭には必ずあるという「牛スープの素」で作ってみたらかなりのコスト削減になりますが、次回はそれも試してみようと思います。
そういえば韓国食材店ではアジア各国の食材を売っているのですが、Pho Boの素みたいなのがありました。でもオーストラリアは牛肉関係は輸入が難しいですからおかしいと思って内容物をチェックしてみました。すると、なんとアーティフシャルビーフフレイバーと書いてあった。つまり牛は使っていないんですね。人工の牛の味ってこと。
でも考えてみるとあの韓国人御用達の牛スープの素も本当は輸入できないはずなんですよね。まさかあれも人工で牛の味をつけたものかな?調べてみましょう。
今回はベトナム風シャブシャブにしたかったのですが、ヨメさんの反対に会い、それはまたの機会にということになりました。でも牛肉は結構食べました(200グラムぐらい?)。家で作るのは面倒ですが、やっぱり好きなようにできるのが良いですね~。