私がオーストラリアの魚で一番好きなのは「アルファンシノ」だといつも書いています。多分、これは日本で言う金目鯛。
あの日本人の魚屋Real FishからSMSが入りまして、金目鯛、その他もろもろ入荷しましたとのことで早速行ってきました。
ありましたよ～。金目鯛。
オーナーに「刺身でもいける？」と聞きました所、大丈夫だけれど脂のノリがイマイチだとのこと。フムフム。
私としては煮物を考えていましたので、一匹買うことにしました。
フト横を見ると、いろいろな魚のアラも売っているのですが、そこに金目鯛のアラが・・・・
いくら？って聞いたら２ドル５０だというので迷わずゲット。（笑）
金目鯛一匹とアラが一匹分。大漁だ～～～～～。（笑）
煮物が良いけれど、アラはアラで潮汁にしようかどうしようか考えながら、お昼ごはんにすることにしました。
いつもの魚のフライね。
並んでいる魚の好きなモノを選べばフライにしてくれるのですが、金目鯛のフライも良いなぁと思ったもののそれはなく、アンコウ（Monk Fish)が目に入りました。よーし、それにしようと。そしてなぜか気に入っているイカリング。ここのイカリングは最高に美味しいと思います。フト、ウインドウを見たところもう揚げてあるのが並んでいたのですが、スタッフに「揚げたてを食べたいのだけど・・」とデカイ体をしているのに小声で聞いてみました。もちろん「OKです」との答え。＼(^o^)／
美味しかった～～～～。このアンコウってスーパーとか他の魚屋でもよく売っているのですが、フライにしてもここまでフワっとならないんですよ。もちろん揚げ方に寄るんでしょうが、私がアンコウをスーパーで買って家で煮ようが焼こうがフライにしようが、ちょっと身が固くなっちゃうのね。火の通し過ぎかなぁ・・・。
こちらの魚って前にも書いたカサゴもそうですが、火を入れると恐ろしく固くなる魚があるんですよ。アンコウもそうで、下手をすると硬くて繊維が強く結束しているのがわかるような出来上がりになっちゃいます。でもここで食べたフライはフワっとしていて美味しい。
なんで？
まさかアンコウが違うとは思えないんですよ。こんなものって言っちゃぁ悪いですが、ニュージーランドで獲れたアンコウがフィレ状態になって冷凍して多く流通しているわけで、ここのアンコウはそれとは違うとは到底思えません。やっぱり私の料理の仕方が悪いんだろうと思いますが、いつかここのアンコウを買って実験してみるつもり。
八百屋で買い物をしたり、肉屋をひやかしていたのですが、私が魚屋に着いた時には確か５匹あった金目鯛がいつのまにか一匹を残すだけになっていました。やっぱり売れ行きが良いんですねぇ。
でも金目鯛のアラをゲットしたのはラッキーでした。
ということで晩ごはんですが、身はまるまる一匹分、アラは二匹分もありますから、一度では食べられる量じゃありません。切り身にして冷凍という手もあったのですが、とりあえず金目鯛三昧をしてみようかと・・。
まずはアラを使って何かを作ろうと思ったのですが、長男が「鍋も良いねぇ」なんて嬉しいことを言い出しましたので、鍋にすることにしました。
さてさて金目鯛鍋みたいな超贅沢な鍋にするのもありでしょうが、ここはやっぱり貧乏性が出てくるんですね。そして私は寄せ鍋が好きなので、冷蔵庫、冷凍庫を漁って寄せ鍋にすることにしました。
いつになってもヨメさんが手伝ってくれそうもないので、全部自分でやることにしました。ちゃんと羅臼昆布で出汁を取って、冷凍庫から探しだしたメチャ安の韓国産の冷凍牡蠣。そして名前ばかり立派でかなり小粒なこれまたメチャ安の韓国産の冷凍ホタテ。あとは絶対に無いとダメな鶏の腿肉、それに豚バラもオマケ。それとイカボール。
いつもは美的センスがあるヨメさんが並べるのですが、今日はセンスのない私が全部並べました。まるで中国の鍋みたいで「ほら、食え」みたいな並べ方。（笑）
あ、そうそう、鍋といえば必需品の白菜がありません。シイタケは冷凍椎茸で生シイタケの数分の一の安いやつ。それともうそろそろ終わりの春菊に私のサラダ用のホウレンソウの葉っぱ。
これに讃岐うどんと豆腐を用意したのですが、お腹いっぱい。大満足。
メチャ安の牡蠣が美味しくて大好評でした。これってかなりの量あるのですが、１０ドルだったかな。それの３分の１ぐらい使っただけですから、コスパ抜群。韓国産は・・・・なんて余計なことを考えずに食べます。（笑）
ただホタテは案の定、小さいのがもっと小さくなるだけで、出汁を出すための生け贄みたいなものですね。それとやっぱり豚肉は不要でした。
全体の量が多いので、結局、本命の金目鯛はアラを一匹分使っただけ。２ドル５０。（笑）
でも良い出汁が出ていましたし、この金目鯛＋アラは大正解でした。
美味しかった～～～～～～～～～。ご馳走様～～～～～～～。
明日もまた鍋で第二回戦を開催予定。次回はちゃんと身を使います。（笑）
