保守派が知りたくない日米中の本当の関係。中国の実力

中国が崩壊するぞって話はずい分前から出ていて、その内、その内と今まで引きずってきて、最近の動きを見て「とうとうその時が来た~~~」なんて私は思っていたんですが・・・・

期待が大きすぎるんでしょうねぇ。

中国が崩壊すれば嬉しいのか?と聞かれれば、ま、正直な所、やりたい放題言いたい放題の今の政権は変わったほうが良いと思うし、共産党一党独裁も良いとは思っていません。

でも本当に崩壊すると経済的にも政治的にも大混乱になるわけで、中国の歴史は「内から崩れる」のが常で、もし内戦にでもなろうものなら今ヨーロッパで大騒ぎしている難民どころの話じゃなくなりますね。また今の政権が倒れたとしても、では次は良くなると考えるのは全く根拠も無いわけで、今以上に恐ろしい国になるかもしれない。

だから本気で中国が倒れれば良いなんて考えているのは、一部の人たちでしかないだろうし、世界は中国の経済危機がソフト・ランディングしてくれることを望んでいるし、彼らを追い詰めるのではなくて、西欧社会の中に取り込んで段々と変わるべきところは変わるように持って行こうとしているんでしょう。そしてその過程でどの国もがっぽり稼ごうと思っているんでしょう。

南シナ海の昨今の動きから、とうとうアメリカが対中政策を変えてきたかのように見えますが、私はどうもあの南シナ海の動きは「出来レース」のようにしか見えないと前の日記に書きました。お互いの顔が立つようにお互いが動いているだけで、アメリカも「自由航行」を言うだけで、島から撤退しろとか、開発はやめろとかは言わない。

おかしいじゃないですか。

我々日本人はアメリカに一度煮え湯を飲まされていますよね。1971年でしたっけ?ニクソン大統領の日本頭越しの突然の訪中。あの時は世界が驚きましたが、元々アメリカと中国って相性が良いのは歴史的に見えているわけで、ましてや今のように大国になった中国はアメリカにとって一番気になる国のはず。

そしてお互いに絶対に戦いたくない相手。

アメリカと中国との戦力比較は結構目に止まることが多いですが、アメリカが圧倒的に上だと多くの人は言う。本当なんですかね?

確かに今はそうでしょう。でも10年20年のうちには逆転すると言われている。また、これからの時代の戦争は、今までのような陸海空だけではなくて、それに宇宙とサイバー空間の5種類の戦いをする時代。この宇宙とサイバー空間が今どういうことになっているかってところがよくわからないわけですが、宇宙には無数の軍事衛星が飛んでいて、もしそれを破壊されたら「何も見えない、何も聞こえない」状態になる。ミサイルも撃てないし、航空機も船も動けない。

それはサイバー空間も同じで、全てがコンピューター化されている今の時代、ハッキングされて動かなくなったり誤動作でもするようになったら戦争どころの話じゃなくなる。

この宇宙とサイバー空間がどんな状態になっているのか、ここがこれからの時代は一番大切なのがわかりますが、どうも米中の力は拮抗しているようで、戦争状態に突入しても最初の数日間で宇宙とサイバー空間で膨大な被害が出るとのこと。もちろん衛星も撃ち落とされ、コンピューターも動かなくなれば戦争を続行することもできなくなる。

これの研究は進んでいるようで、2011年の時点で米中はもう「戦争できない状態」であったとの話し。

結局、アメリカは大きくなる中国とどうにかうまくやっていくしかないわけで、中国を抑えこむのは不可能なんでしょう。

この辺の話を、私が以前から注目している評論家の「伊藤貫氏」が話しています。

米中衝突は起こらない!アメリカが日本を守らない理由

これが事実だとするとがっかりしますが、今までの事をいろいろ考えると思い当たるフシがいろいろありますよね。

ただこの話には一つの前提がありますよね。それは「今のままの状態が進む」という前提がある。今の中国の体制が崩壊することは考慮されていないし、日本の出る幕も無いという前提。

確かにその確率が一番高いわけですが、中国が混乱し、世界の表舞台から消えていく可能性は無くはないし、もし日本が核融合で世界をリードしたり、あるいはメタンハイドレートが本当に利用可能になれば世界の力関係、お金の動きは随分変わってくるはず。

でもそもそも日本は「再び立ち上がることが出来ない国」のまま維持しようとするのは世界の合意事項であって、日本は今後、常任理事国になることもなければ「敵国条項」が外されることもないだろうと私は考えています。つまり世界経済の助けになる国であって欲しいけれど、強い国、普通の国になることは世界が望んでいない。アメリカの属国のまま未来永劫、存在し続けるのが日本に世界が課した運命。

前にも書きましたが、アメリカの防衛戦略上「有事の際」は第一列島線まで下がるようになっているらしいですが、これって習近平がアメリカに行ってオバマに言った「太平洋を分けよう」という構図そのものじゃないですかね。あの時アメリカは相手にしなかったと言われていますが、それは現時点ではってことであって、将来そのようになるのは想定済みだし、時間稼ぎをしているだけだと私は想像しています。

中国が南シナ海で好きなことをやっていますが、ベトナムもフィリピンも、あるいはシンガポールもマレーシアも所詮何も出来ない。彼らが一つにまとまったとしてもアメリカの支援がなければどうにもならず、支援があったところでもし中国と対決するようなことになれば、戦争の火蓋が切られる前に重要な衛星は破壊され、ネットワークに侵入されて使いものにならないとしたら、戦争そのものができない。

戦争そのものができなければ幸せで良いじゃないか、なんて考える人も多いのかもしれないけれど、軍事が意味を成さないとなれば、ゴリ押ししたほうが勝ちになるし、南シナ海は間違いなく中国が言うとおり中国のものになるんでしょう。領海、領空も既成事実として定着するだろうし、あそこの島々には軍事基地が建設され、東南アジア諸国はビクビクしながら中国の顔色をうかがって生きて行くしかなくなる。

日本とて同じで、圧倒的な軍事力の差がいつか出来てしまえば、中国のペースで外交は進むようになる。話し合いでどうにか出来ることじゃない。

だからやっぱり中国は崩壊とは行かないにしても、政権も変わり、体制も変わるのが好ましいと思うけれど、これって日本人の「上から目線」の考え方のような気もしてくるのです。日本の価値観が中国のそれより上であるという前提で世界を見たら見間違えることがあるんじゃないですかね。

そもそも日本だって、極悪非道の国だと世界が断定し、日本もそれを受け入れたわけで、戦後の日本を世界はどう思っていたんでしょうね。消えて亡くなっても構わない国だったんじゃないでしょうか。戦後アメリカは日本を東アジアで一番貧しい国にしようと企んでいたわけですが、朝鮮戦争もあってアメリカは計画を変更し、日本を取り込んで共産主義拡散の壁に使おうとした。

だから自衛隊が出来たし今の日本があるわけで、今の日本を作ったのは日本人に間違いがないのだけれど、それが出来るように道筋を作ったのはアメリカであって、アメリカが最初の作戦通りにやっていたとしたら、東アジアで一番貧しい国のままでいるようにあの手この手で締め付けたはず。

結局、日本はアメリカの手のひらの上で転がされている国であるのは明白で、そもそも日米構造協議、年次改革要望書で日本はいじくり回され、近年はTPPで、いつもアメリカのペースなのは何も変わっていない。

今の日本の繁栄は日本人が作ったもののような気がしますが、そのお膳立てをしたのはアメリカであって、彼らのさじ加減ひとつで日本は変わってしまうのはなんら変わっていない。日米同盟も絵に描いた餅で、日本に何かあってもアメリカは動かないのでしょう。安倍さんはそれも読み切ったからこそ安保法制を急いだし、「アメリカの戦いに日本が巻き込まれる」のではなくて「日本に何かあった時にアメリカを逃がさない」方法を安倍さんは考えているのだろうと私は思っています。

そんな状態だからこそ日本は自主独立すべきで、核武装するべきだという議論が出てくるんだろうと思います。でもそれをやろうとしたらまさかとは思うけれどイラクやリビアの様に難癖をつけて潰されるのでしょう。だからこそ彼らは国連の「敵国条項」を絶対に無くすことはないと私は思うわけです。日本とドイツを叩こうと思えばいつでも叩けるのですから。常任理事国になるなんて絵空事。

中国とアメリカがアジアと太平洋を二分する時代が来るのかもしれませんが、その時が来る前に私としては黄泉の国に行きたいと思います。もうジジーであるのは有り難いことなのかもしれません。中国に罵られ、アメリカに利用され、彼らの顔色を見ながら生きて行く日本を見なくて済むのかもしれない。

あるいは日本がチャンスを掴み、浮上することがあるのか。

100年後はどうなっているんでしょうね~~。見てみたい気もします。

 
 
 

     
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