配布希望の方々に送り続けていますが、うまく表示できたというレポートもどんどん入ってきています。
ちゃんと動かない人は大変だろうと思いますが、こういうのを一度経験するとMT4がどういう構造になっているのか、どう扱うべきなのかかなり理解が進むと思いますのであきらめないでください。
今までご連絡いただいた方には全て送付しましたが、着いていない方は再度このブログからメールを頂けますでしょうか。
配布しているファイルは「Dabo_MT4_02.zip」です。この前に送ったのは破棄してください。
ある読者の方から面白いレポートがありました。
その方はこのブログで私が「これは使えるかもしれない」と書いたことがある「FXアスリート」というシステムを購入したそうです。私はこれを使ったことはないのですが、説明サイトを読んでいた所、私と基本的な考え方は同じだし、使っているインジケータもわかりやすく、そして「どう使うべきか」の説明がしっかりしていると思いました。ですからこのシステムは良いかもしれないと薦めたのです。
その方はそのFXアスリートを使い、手応えはかなり良いとのこと。紹介して良かった~~。(笑)
ただし、私が紹介した数年前より進化しているようで、今はどうなっているのかわかりませんが、一体どういう時にどうするべきかというのちゃんと書いてあるのが良いと思いました。もちろんそれなりの金額のするシステムですから当たり前と言えば当たり前ですね。
私のは無料だから・・というわけではないのですが、使い方を図解入りで表現するなんてとんでもなく難しい(面倒くさい 笑)ことは私にはできません。基本を書いたにしても、あの場合、この場合、というのが多すぎるんですね。使っているインジケータも多いですから、これがこういう形になった時は・・なんて書き出したらそれこそ1冊の本になってしまうくらいの量になってしまいます。
それだけ様々な使い方が出来るセッティングではあるのですが、だからこそややこしいと感じる方もいるかもしれません。
そういう意味で、今あえて「FXアスリート」を使ってみるなんてのもありかもしれないと思うのです。多分、その方がどういう時にどう動くべきかの理解は早いんじゃないかと思っています。
使ったことも無い私が薦めるのはおかしなもんですが、パッと見た時に「これなら勝てるはずだ」と思ったんです。こういうシステムって意外に少ないんですよね。興味のある方はぜひ調べてみたら面白いと思います。
同じことを何度も書きますが、相場で失敗するのは「自分の欲望」に勝てないからだと私は断言してもよいと思っています。どんな素晴らしいシステムや理論を知っていても、自分が真っ黒け、あるいは虹色のメガネを掛けていると想像してみてください。本質なんか絶対に見えてこないんですよ。
でもそのメガネを外すことができたら、あるいは「常にああしろこうしろとうるさいバカで欲張りの深層心理」の声を「はいはい、わかりましたよ~」と軽く流せるようになると、世界が変わってくるはずです。(笑)
そういう意味では私の配布するチャートなんか本当はたいしたもんではないってことなんですよ。
良いチャートやシステムがあればどうにかなるんじゃないかと思うのは良くわかりますが、答えはそこにはないんですね。自分の中に「勝てない理由」があるってことなんですよ。
でもこういう話をいくらしても「欲望にとらわれている人」には届かないのね。これも今まで随分経験してきました。以前はやる気があるならマンツーマンでとことんやりましょう、なんてやっていたこともあるのですが、それに参加してきた殆どの人は「ダボ流なら簡単に勝てる」と思っていたみたいなんですね。
機関銃の様に撃ちまくるトレーダーもいて、その一発一発がダボ流なら当たると思っていた人もいたくらい。(笑)
でもポイントはそうじゃなくて、下手な鉄砲は撃つなってことでしかないんですね。でもとにかく儲けたいという欲望にどっぷり浸かっている人は勉強しようという気も起きないんですね。何か良い話を聞いたら明日から勝てるのかな?ぐらいの気持ちでいる。
そんなうまい話があるのなら、損する人はただのバカってことになりませんかね。
ですからダボ流のチャートを使ったところで何も起きないかもしれない。いやその可能性のほうが高いはず。でも、もし勝てないのは自分の内面に問題があることに気がついた人がこのチャートを見ると、使いみちの多さにきっと驚くんじゃないでしょうか。
たとえば移動平均にはHMAを使っていますが、移動平均ならなんでも良いってわけじゃないんですね。いろいろあるわけですよ。科学的に優れたJurikや3rdGenerationの移動平均もある。でも結局私がこれがベストだと行き着いたのがHMAで、これは加速度が付いて動く移動平均ですが、このラインと値の位置関係をよーく見てください。このHMAだけでダイバージェンスも「はっきり」わかるんですね。力が強いのか息切れしてきたのかが「一目でわかる」。
デイトレの場合はじっくり考えている暇がありませんから、こういう「視覚に訴えるもの」が非常に重要なんです。デイトレではないにしろ視覚に訴えるものは「安心感、自信に繋がる」ってこと。私のチャートは全てそこを重視していますので、XXXの数値がいくつになったら買われ過ぎだとか、ゼロのラインを切ってきたからどうじゃどか、そういう低レベルの見方から脱皮できるはずなんです。単純移動平均線のラインが~~なんてのも今の時代では古すぎるんですよ。(でもなぜかEMAはサポート・レジスタンスに使えるから不思議)
いろいろとゴチャゴチャしているチャートですが、とにかく早く儲けようってな気持ちはちょっと横においといて、それぞれのインジケータがどういう時にどういう風に動くのか、それを数値ではなくて「パターン」で追って見ていって欲しいのです。そういう積み重ねが脳に蓄積されてこそ、見えてくるものがあるんですね。マニュアル片手にえーーとなんて思いながらやっているようでは何もわからないと思います。マニュアルもありませんが・・。(笑)
でも上に書いた「FXアスリート」みたいなシステムでやりこんだ経験がある人なら、ダボチャートを活かせるんじゃないかと思っています。
とにかく金、金、とそればかりで頭がいっぱいの人はどんなシステムを使っても勝てないと思います。金がほしいからこそ「意識を金から遠ざける」ことが大事だということです。
ま、何がなんだかわからない方は、トレンドを見る3つの指標。一目改と呼んでいる雲みたいなもの、そして一目均衡表の基準線(Doda_Donchianと同じ)、そしてTrendMagicとローソク足の位置関係を常に見るようにしてください。そしてその後、どうするかというのはこのブログに「これで勝てなきゃやめちまえシリーズ」(笑)がありますので、それを読んでみてください。
でもそれはまだまだ初心者レベル。まだまだ先、使いみちがありますよ~。
そして手応えを感じることができたらMT4は卒業してNinjaTraderとかTradeStaiton、CQGなど「まともな業者のまもとなソフト」を使い、「まともなデータフィード」からデータを入手し、先物の世界へ行くのが良いと思っています。
そもそもMT4ってティックチャートも無いし、近年世界的に大流行の練行足も無いし、トレーダーにわざと勝てない仕組みにしているような気がするくらいです。ティックチャートや練行足を知らない人がそれを見たらきっとびっくりするはず。
MT4って無料ですよね?なんで?
証券会社から儲けているわけですよね?ここを絶対に忘れるべきじゃないんですね。
それとFX業者も同じ。基本的には彼らは株式や先物のように、売手と買手の間に入って手数料を稼ぐ商売じゃないんです。我々が買っても売っても、その相手はその業者そのものなんですね。つまり、競馬のノミ屋と同じ(CFDも同じ)だし、彼らは「相場参加者の多くは負ける」という統計の上に成り立っている商売。
その証券会社が「こういう利益が出るシステムがありますよ」なんて薦めるわけですから、世の中面白いと思いませんか?
インターバンクじゃECNがどうじゃなんてのは宣伝文句の一つとして考えるのが我々レベルでは妥当で、ちゃんと売り手と買い手の間に入っていますって言う割にはデータがおかしいじゃないですか。1秒間にデータがどれだけ入ってきます。下手をすれば数秒に一度でしょ?
こういうのをおかしいと思わないほうがおかしいと私は思うんですよ。FXの規模ってどのくらいあります?EUR/USDの取引高の凄さ。それが世界中で1秒に一回程度しか取引されていないなんてことがあるわけがないじゃないですか。
こういうのは先物をやったことがある人ならすぐわかるんですね。特にE-miniなんて取引が多いですから、データは機関銃のように入ってきて、チャートはピコピコ動きっぱなしです。それが当たり前なんですね。
ではどうしてFXの場合はデータ量が少ないのか?答えは簡単で、証券会社が間引きしているってこと。つまり本当に売買されている値じゃないってことだと思っています。CFDもそうですよね。ソニーじゃトヨタじゃとありますが、実際に株が売買されているわけじゃない。ノミ屋と同じ。
バイナリーオプションなんてカジノと同じでしょ?結局、今我々が知っているFXとかCFDも規制緩和で生まれた新しい業界でしかなくて、世界がノミ屋を認めたと同じだと言って良いと私は思うんです。
でもそれがあるから裾野が広がった、一般の人も簡単にアクセスできるようになった、低額からでも出来るんだ、なんてのは彼らの主張でしかなくて、要は「カモを頑張って増やしている」ってことだと思いませんか?
でも儲かれば良いという考え方もあるでしょう。
ただ私としてはそういう業界はインチキにしか見えないし、詳しく書くことは控えますがMT4だって証券会社のサーバー用の「いろいろな(怪しげな)プラグイン」があるのは間違いが無いようで、規制もあるとは思いますが、カモからカモる業界でしか無いと私は思っています。それに加担しているのがMT4を提供している会社ってこと。
今は金利が安くなりましたが、前はスワップポイントも大きかったですよね。そもそも手数料はゼロ、スプレッドもゼロに果てしなく近くなって、どうやって証券会社は利益を出すんです?
ま、それでも良いとしましょう。
でもFX、CFDも大問題があるんですよ。それは出来高がわからないってこと。株でも先物でも閑散としている時と大騒ぎになる時と出来高がまるで違うのは当たり前ですが、FXの場合はその情報がまるで入ってこないんですね。ただ値動きからそれを想像するだけ。出来高って非常に大事で、それがあるのと無いのとではチャート分析もまるで変わってくるんですね。でもFXには出来高は無い。
そしてなおかつその値動きは証券会社が作った値の動き。
良くこんな世界でまともにトレードしようと思えるのか私には不思議でしかたがないんですよ。
ま、遊びのつもり、パチンコにでもいくつもりでやるのなら一向に構わないのでしょうが・・・。
その辺も気になる方は、このブログにシドニー在住のトレーダーが説明している動画も紹介しましたので見てください。英語ですが・・。
彼はFXをやるなら先物でやれと言っていますが、私もそれが常識だと思っています。巷のFX業者と取引をして、自分は銀行じゃ大企業じゃ機関投資家じゃと一緒の土俵で売買していると思ったら大間違いだと思います。
ああ、それと支離滅裂で申し訳ありませんが、チャートの下の方にBB_MACDってのがありますよね。あれもかなりスグレモノで、緑が赤になったとかそういうところに注目するのではなくて、ボリンジャーバンドみたいになっていますが、そのラインと玉の位置関係が非常に重要です。また、このグラフになぜMFIが他にもあるのに重ねているのか、その辺もよーく見てください。
結局こういう使い方がわからないとどんな道具を持っても意味が無いわけです。
とりあえずBB_MACDの使い方の動画を出しますね。これも英語ですが、英語に弱い人でも見ているとわかるはず。
BB_MACDの使いたかの動画はここから(クリック)。
最後に大事なことを書いておきます。
トレードの手法は参加者の数と同じぐらいあると言ってよいくらいで、私のチャートも私流でしかないってことなんですね。そしてそれは「性格」が基本にありますから、決して万能でもなければ万人向きでもない。その辺もしっかり考えて、自分の性格に合うものを作り上げる必要があるはずです。
でもここでもまたバカな欲望が出てくるんですよ。もしその欲望が喜ぶような方向でシステムを作ろうとしても駄目なのははっきりしています。
自分に合うチャートでなければならない。でもバカな欲望を抑制出来るチャートでなければならない。欲望とは自分自身ですから、自らに相反するものも作らなければならない。ややこしいでしょ?(笑)
とにかく、自分の中にはバカなもう一人の自分がいると考えて、そのバカのいうことをよーく観察してみたら良いと思います。でもそのバカは強力で、すぐに本体を乗っ取りますので注意。(笑)
だから論理的な欧米人はシステムトレードを中心に置くんですね。それもソフトで自動売買をさせる。これなら自分の欲望が入る余地がありませんから。この辺は私も興味は尽きないのですが、一般的にフォーラムで意見交換されているようなシステムでこれは凄いと思ったのものはありません。
でも世の中にはいろいろな自動システムがあるわけで、それをうまく使いこなす人もいるんですね。
このブログで知り合った方で、今、ゴールドコーストに家族で長期休暇に来ている方がいらっしゃいます。その方のブログを紹介しますが、こういう方法もあるんですね。
株式投資を証券会社が提供するシステムだけに任せて毎年8桁を稼ぎだす人。
こういう現実を見ますと、よーーし、自分もって思いますよね。ほらほらほら~~、欲望がすぐ出てくる。(笑)
でも欲望にとらわれている人は何をやってもうまくいかないと私は思うわけです。