マレーシアに世界の縮図を見たような気がする

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マレーシアから帰ってきて一日が明けました。

やっぱり疲れが溜まっていて数日間はでれ~~っとなるでしょうが、脳みその方は疲れていないので早速ネットの中を徘徊していろいろ調べてはいるのですが、フト世界情勢を考えている中で自分の中に変化が起きているのに気が付きました。

今の自分の気がかりなことって、世界が、日本が、中国がどう動いていくのかであって、アメリカの利上げ(私はやっぱりこれには反対意見を持っている)、原油価格の低迷、中東の行方、消費税増税を含む安倍政治(私は消費税増税は無いと見ている)などです。それぞれ多くの専門家がああじゃこうじゃと書いていますが、私が感じたことは

「関係ないな・・・」

ってこと。つまりですね、マクロ経済がどう動こうと自分には全く関係ないと感じたのです。

これってオーストラリアにいる時にはそうは思わず、大きな流れがどうなるのかそれが気になっていました。特にゴールドコーストってある意味、昔の日本人が感じていた「一億総中流意識」みたいなものがあると私は思ってて、格差が大きいとは思わないのです。ですから、ここにいると「この大きな塊としての我々の生活がどう動くのか」が気になるんですね。

ところがですね、マレーシアみたいな格差社会を目の当たりにしますと、マクロの動きがそれぞれの生活にどう影響するのか考えることが無意味であると思うようになりました。

ま、考えてみれば当たり前といえば当たり前で、アメリカが本当に好景気だとしても、あるいは日本の景気が良くなろうと、マレーシアが2020年に先進国入りをしようと、中国経済が崩壊しようとしまいと、あのマレーシアで生きている人それぞれにその世界の変化がどう影響するのかを考えた時、答えは簡単で、良くなる人は良くなり、ダメな人はダメなままという格差社会の現実を見たような気がするのです。

要は世界がどう動くかではなくて、自分が属するグループがどうであるか、そして自分自身はどうであるかってことだけでしかないんですね。

自分が属するグループとして見た場合、マクロ経済が影響する部分もあるでしょう。たとえばそれなりの資産運用をしてて、株式や債券、不動産投資をしているグループだと仮定すれば世界の株式がどう動くのか、金利はどう変化するのかが大きく影響してきますから。そしてそれらが動く原因としての世界の情勢が気になるわけで、極論を言えば株式が上がっていれば、債券市場、不動産市場が壊れなければそれで良いだけのことで、世界の個々の出来事そのものが気になるわけじゃない。

でもその株式も債権も不動産も関係ない自分だとしたら、一体何が自分に影響をあたえるのか。

給料取りならその会社、業界がどうなるのかが気になるでしょうが、給料取りでもない場合は?

マレーシアを見ているとありとあらゆる職業の人がいて、格差が非常に大きい。つまり、人それぞれであってそれ以上でも以下でもないと感じるのです。あの大金持ちは世界がどうなったらもっと金を稼ぎ、どうなったら儲からなくなるのか。あるいは街にいる乞食や貧民層はどうなったら生活向上するのか。私が感じたのは世界の変化も彼らには影響が無いんじゃないかってことなんですよ。

これも当たり前といえば当たり前で、給料取りだとしても会社が儲かったからといって給料がドンと上がるわけでもなく、会社が安泰なら自分の首はそのままつながっているのか、収入も上がるのかは全く別問題。不動産が上がろうと下がろうと、自分が投資する不動産がそれをそのまま影響を受けるのかどうかも別問題。これはKLのコンドも同じで、どれもこれもが同じ割合で上下するなんてバカなことがあるわけもない。株とて指数が上がったからといって自分が持っている株が上がるわけでもない。

世界の大きなウネリを知ることは大事なのは間違いがないしても、それぞれの業界、職種、地域によってウネリは全く違っていて、そしてその中に存在する個々の我々も個々のウネリがあるわけで、その小さなウネリがどうなるかは、世界の大きなウネリとどれほどの関係があるのか。

マレーシアを見ていると、世界の動きと自分の変化には関連がないと感じるのです。きっと金持ちは金持ちのママ、貧乏人は貧乏人のママ。

結局、自分がなにを選択し、どう生きるのか、それだけが問題なのであって、世界が、国がどうなろうと自分には関係ないと思うようになりました。そんなアタリマエのことを感じたってことですね。(笑)

株式市場が上がっているのなら買えば良いし、下がりだしたら空売りをすれば良い。円安になると思えば円をショートすればよいだけのこと。不動産が危ないと思えば売れば良い。それだけのことなんですね。

自分で自分の行動を変えることなく、流れに身を任せたまま楽をしようと思うから、世界の動きが気になる。それだけのことなんでしょう。

自分は闘いぬくという気概さえあれば世界がどう動こうと「全く関係ない」んでしょうね。でもその気概がないと流されて落ちるところまで落ちる。

そんなアタリマエのことをマレーシアは私に思い出させてくれたような気がします。

 
 
 

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