「豚足だけは家で調理しないでね。もし約束を破ったら家を出て行くから」、とヨメさんに言われていたので豚足大好きオヤジの私も我慢していました。それまでに自分で調理したことはなかったのだけれど、どうも調べてみると家中臭くなるらしい。
でもある日、買ってきたわけです。で、ヨメさんの反応を見て調理するなり捨てるなりすれば良いと。
その時のことはブログに書きましたが、ヨメさんはあの約束を忘れていたみたいだし、ろくでもないものを買ってきて・・という程度の態度(九州女のヨメさんも豚足は好物 笑)。これなら大丈夫だろうと思って、茹でたんですよ。それはそれは凄い匂いがするかと覚悟をしていたのですが、ぜんぜーーん、臭くない。普通に豚肉を茹でているのと全く変わりはなし。どうも私が買う豚足は下処理がしてあるのかもしれません。
今回買ってきたのもそれ。
ゴールドコーストに来て25年、あの叙々苑の豚足、というかどこでも東京では茹でて冷やしたものを酢味噌で食べる単純なのが普通でしたが、そういう豚足を食べたことがありません。豚足を扱う店も限られているし、韓国人の焼肉屋でつい最近初めて見つけたくらい豚足はマイナーな食材。でも味付けは甘辛で全くの別物。だからあの叙々苑みたいな豚足は自分で作るしか無い。
ところが叙々苑がどう作っているのかなんてわからない。(笑)
今まで何度か豚足を調理しましたが、茹で具合が難しい感じがします。圧力鍋で柔らかく煮て、冷した後に周りだけパリパリに焼く博多スタイルも大好きなんですが、あの茹でただけの叙々苑スタイルで食べたい。
まずはしっかり10分ぐらい下茹でします。アクが凄~~い。豚足のアクなんて恐怖さえ感じます。(笑)
これをしっかり水洗いしてからまた茹でますが、沸騰してアクが出てくれば綺麗にします。でもほとんどアクは出てこない。それを確認してから蓋をして圧力をかけます。30分。
うううう、柔らかくなりすぎ。orz
でもホイシンジャン(海鮮醤)とチリソースで食べたら美味しかった~~~~~。
ソースはなんで叙々苑スタイルの酢味噌じゃないのか?答えは簡単。ちゃんと叙々苑みたいに茹でることが出来た時には酢味噌にして、昔を思い出したいから。
六本木界隈で夜な夜な遊んでは叙々苑で焼き肉、豚足を食べていた30数年前が懐かしいです。防衛庁、じゃなかった東京ミッドタウンの反対側にあった叙々苑、今でもあるんだろうか。ビートルズのコピーバンドが出ていたキャバーンクラブもまだ相変わらずやっているんだろうか。うーーむ、あの当時、可愛くてキャピキャピしていた女性たちは・・・もうすぐ60か。できることなら再び会って酒を飲みながら昔話なんてのもしてみたい。(笑)
日本に帰って六本木に行ったら、あの当時のままの六本木が待っているような気がします。
なーーんて、豚足をかじりながら六本木のことを思い出すジジーって珍しいかもだ。(笑)