ソフトバンクの債権を買わないかと薦められた

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取引のある銀行から、ソフトバンクの米ドル建ての債権を買わないかと薦められました。

表面利回りは6%ですと。去年の中頃に売りだされたものかな?期間は10年ですから9年半ぐらい残っている。価格はほぼ100とのことでほぼ6%は確保できるらしい。

詳しく調べようと思ったのですが、あの孫さんが・・・と思うと勘ぐっちゃいますよね。日本円の債権ならめちゃ安いクーポンでも売れるのに、なぜ米ドルで6%も付けるのか。

まぁ海外で使いたいから外貨で・・ってことなのかもしれませんが、これほど日本の金利が低いのになぜ米ドルなのかがわかりません。つまりソフトバンクに取っては「米ドルのほうが有利」だとするならば、彼らは米ドルは下がり、円は上がると読んでいるってことになりませんかね。

ま、そんな単純じゃないでしょうが、下手をすれば「円で借りて」「米ドルで投資する」なんてキャリートレードも考えたくなるほど金利差があるのに、あえてここで米ドルで6%付けるってなんなんでしょう。

高利回りの商品が他通貨であるとすれば、それに投資して為替はヘッジをするなんて理屈ではそうなのでしょうが、我々みたいな個人は面倒なことをしたくないから債券投資をするわけで、ヘッジがどうじゃこうじゃとそれが上手く行くくらいなら、為替で利益を出すのを考えたほうが良いはず。ま、この辺は金(ゴールド)のファンドを数年間持ちながらヘッジをいろいろ試したあげく、自分にはヘッジのあるべき姿もわからないし有効性もわからず、それなら最初から金(ゴールド)を売買すれば良いという結論になった私ですから、きっと投資の基本から離れた考え方なんだろうと思っています。

またこのソフトバンクの債権が売りだされたのは去年で、債券価格に今の時点で大きな動きがないってことは、市場は「ソフトバンクの債権なら6%が妥当」と読んでいるってことですよね。社債はその会社の信用度によって利回りがかわるわけですが、ソフトバンクってそんな程度なんでしょうか。リスクも高いってこと?

ま、ソフトバンクって最近は優良会社と見られていますが、かつてはわけわからない会社だったんですよね。今はSBIのトップになってソフトバンクからは距離を置いているように見える北尾さんですが、彼が野村證券にいるころに孫さんが目をつけて無理やり引きぬいたと聞いています。その後は二人三脚で錬金術を駆使してソフトバンクをあそこまでにした影の立役者。あの人ってちょっと普通じゃないと私は思っていまして、あのホリエモンがフジテレビを買収しようとしてゴタゴタしたときに、俺が話をつけると出てきたのが北尾氏。SBIという会社もちょっと普通じゃないやり方をして伸びてきましたが、ま、そんなこともあって、ソフトバンクって基本的には「生き馬の目を抜く商売をする会社」だと私は思っています。

そのソフトバンクが米ドルで6%ですか・・・・。まぁ、あの会社ならその程度というのが業界の基準なんでしょうが、あえてそれで社債を発行するという裏にどんな読みがあるのか気になりますよね。

でもま、私は全く持っていませんが日本円の資産があるなら、円高の時に他通貨に乗り換えようと思うのは当たり前だと思うし、しかし私の人生訓として「大衆は常に間違える」というのがありまして、「これ、いいなぁ」なんて思った時ほど注意しないとならないと思っています。(笑)

ということで、私はこの件は保留。

もしこの債権を買うとしたら、マレーシアリンギットで投資する予定のものをこちらに回すって感じかな。

 
 
 

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