今日、日本から来ていた古い友人母娘が日本へ帰りました。
あっという間でした。我が家は120平米ぐらいしかない賃貸コンドで彼らを泊めることが出来なかったのが残念でした。売り払った自宅なら6人ぐらいの客は全く問題がなく、彼らが以前来た時には自宅に泊まり、毎日生活を一緒にしていましたから今回はなんだか変な感覚があります。滞在中に数回会って一緒に食事をした程度みたいな感覚。
それでも若い時からの付き合いで、子供が生まれる前からの親友ですから、久しぶりに顔が見れたというだけでも良かったのでしょう。彼らも喜んで帰っていったし。
でも「オーストラリアで会うのはこれが最後」ってことなんですね。彼らに取っては4回めのオーストラリアですが、今回で「一つの歴史が終わった」、そんな感じがしています。
次に会うのはマレーシアかな。それとも日本か。それがいつになるのかは全くわからないけれど、ま、我々がマレーシアで落ち着いたらご招待ってことになるんだろうと思う。
前を向いて歩かなくちゃって思いました。後ろを振り返ると思い出が多すぎます。(笑)
オーストラリアって我々にしてみると「外国」ではなくてもうすでに故郷になっています。息子たちは日本生まれだけれど日本での記憶なんかまるで無くて、オーストラリアしか知らない。そして彼らははっきり言います。ゴールドコーストが故郷だと。
そんなオーストラリアを捨てちゃって良いんだろうか。それがどうしても気がかりです。いつか来るときには「観光客」として入ってくるしか無い。
この感覚、わかりますかね。「日本に帰る時に観光ビザが必要」なのと同じなんですから。住むことは二度とできない。当然、滞在可能日数は限定的で、仕事もできなければオーストラリアの分厚い社会保障を受ける権利もない。
ま、実際の所、我々夫婦の場合は「永住権を放棄して【退職者ビザ】をもらう」ことが出来るみたいなんですが、息子はそうはいかない。オーストラリアとの関係は一切なくなる。
マレーシアに永住、移住しようなんて気は全くなくて、腰掛けでしか無いのに、そのために(自由に生きて一生面倒を見てくれる)オーストラリアとの縁を切ることになるってなんだかやっぱり「とんでもない馬鹿なこと」をしているような気がします。
でも、前だけ向いて生きていこうと思うし、オーストラリアを捨てるだけの価値がある「マレーシアへ行くことの利益」を追求するつもり。でもその利益と、オーストラリアを出ることによって失う「権利」「可能性」とどちらが大きいのかまでは考えていないアホ。(笑)
どうなるんでしょうかねぇ。