消費税を増税して税収が増えるなら、この際、80%にすれば良い

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安倍さんはまだはっきり言っていませんが、ま、決まりと言って良いんでしょう。でも単なる延期じゃ私は意味がないと思っていて、凍結が必要じゃないですかね。それプラス、減税か大きな財政出動が無ければ日本の景気は上向きにはならないだろうと思っています。

でも財務省が猛烈に反対してくるんでしょう。

ま、野党も「増税の延期」を言い出しましたから財務省も消費税増税に関しては諦めているんでしょうが、私にどうしても理解できないのは「増税ありき」であるということ。これが財務省の歴史と言っても良いくらいで、「財源確保のための増税」ばかり言う。当然、「財源がない支出は出来ない」という論理が常に抱き合わせで、もちろん「赤字は増やさない」のが大前提になっている。

でもねぇ、消費税を上げればその分、増収するなんて馬鹿なことを未だに言い続けるっておかしいと思いませんかね。過去のデータを見れば、増税で増収したことはないのがわかるのに。でも財務省は「増税ありき」なんですね。そして「不安にかられた国民」もしょうがないと諦める人が多い。でも増税して増収が可能だというのなら、この際、80%にしちゃえばいいじゃないですか。

「我社の利益が無く赤字続きなので、利益確保のために値上げしましょう」と同じ。

えーーー、そんなの無理無理って思うのが普通で、そんなことをしたら景気が・・、誰も消費しなくなるって誰しもが思う。つまり、ここで2%の増税をしても同じことが起きるってことじゃないですかね。考え方は同じ。でも2%という小さな%なら・・というのが切り口なんだろうけれど、前回の3%で大打撃を受けたのを思い出すだけで、今回2%の増税でも大変なことになるのは簡単に想像できる。泣きっ面に蜂、あるいは泥棒に追い銭みたいな。

凍結が大事だと思う理由は簡単で、先延ばしってことはいつかやるってことだし、そもそも消費税って恒久財源じゃないですか。つまり、未来永劫それを国民は払い続けるわけで、ここを甘く見ちゃだめだと思うんですよ。つまり、単年度でちょっと金をバラ撒こうが財政出動をしようが、そんなので調子に乗って金を使う脳天気な国民はいないってこと。いつか、そして永遠に取られると思えば、臨時収入は全て貯金にする。少なくとも私ならそうする。

ま、最近は膨大な日本政府(日本ではない)の借金も、借金だけを見た言い方であって、資産は無視して「カネがないことを煽る」方法をずーっと続けてきていて、それに慌てた国民も、最近は「日本政府の借金を大げさに考えることはない」というのが浸透してきたようで、私としてはちょっと安心。

つまり、日銀が買い取っているってことは、日本政府としては「金を刷っているのと同じ」で現実的には借金ではない。あくまで帳簿上の話。極論を言えば、政府の「紙幣発行権」を使って金を発行しているのと同じ。つまり、この手はいつでも使えるわけで、なおかつ自国通貨で国債が発行できる国は有利。ここがEUや他国通貨で借金をしないとならない国との大きな違い。中国を含め各国がお金をガンガン剃っても文句をいう国はいない。

でも金を擦り続ければ金の価値は下がるのは当たり前で、為替に問題が出てくる。でも、今はまだ円の信任がなくなったなんてこともなく、世界に何かがあれば「円に逃避してくる」という筋書きは変わらない。暴落するぞと国民を脅かした国債も全然下がらない。

だからまだ今なら「勝負」を掛けても大丈夫だと思うわけです。ここでまずは日本の体力つくり、生まれ変わりが出来る方向付けをする時期に来たと思うんです。今のままで内需を上げようとしても無理だし、そこのところはGDPを右肩上がりで上げてきた他の先進国を見習う必要があって、もう国民は「買いたいものもない」なんて後ろ向きの考え方から日本は脱皮しないとダメじゃないですかね。「もう買うものがないから物は売れない」ってのが事実なら、じゃぁ、他の先進国はテレビや洗濯機冷蔵庫を数台ずつ、あるいは高額商品ばかり買うようになったのか?ってことになる。

つまり「(借金をしての)大型の財政出動」と共に大戦略の変更が必要になるはずで、これは多分、安倍さんも同じ考えのはずで、それの根回し、世界で歩調を合わせて・・ってやりたかったのだろうけれど、残念ながらそうはならず、イギリスのキャメロン首相には「危機感を煽るべきではない」なんて釘をさされ、またドイツは財布の紐を緩める気配はなし。

だからサミットは「歩調を合わせた財政出動」という文言にはならなかったけれど、「財政戦略を機動的に実施し、取り組みを強化する」というところでは各国が足並みをそろえるところに持って行けたのは、今回のサミットは成功だと私は見ています。

でもま、「ここは勝負どころ」なんてのは商人の考え方で、国が果たしてそれでよいのかどうかは難しい所。だから今までも財務省の言い分を聞いて、そして堅物の前日銀総裁のせいで日本はここまで追い込まれた。私が思うに、日本の最大の欠点は「社会保障費が異常なほど多い」ってところじゃないかと。これを抜本的にいじることなくして、また内需を増やす積極案がなくて(でも移民の大量受け入れには反対)増税しようが他の部分を削ろうが焼け石に水で根本的解決にはならない。でもそんな大治療をしようとする政治家はいない。先延ばしを続けるだけですね。抜本解決を言い出したらまず選挙には勝てないんでしょう。天災の多い日本だから「国土強靭化」は絶対に必要だと思うのだけれど、いつまでも「公共事業反対」と騒ぐ人たちがいる。だからどうしたって先送りが続く。ババ抜きみたいな。これは安倍さんとて同じで、安倍さんの頭の中は「憲法改正」だけと言ってもいいくらいじゃないですかね。

さてさて、環境整備は整った安倍さんが具体的に何を言うのか楽しみですね。6月1日にどこまで言及するのか。

解散総選挙は先送りかな?同日選挙は無しかな?

しかし最近出てきた「舛添事件」はタイミングが悪いですよね。これが下手に大きな話なれば、当然、自民党にも火の粉は飛んでくる。後ろ足で自民党を蹴って出て行った舛添氏を除名したのに、東京都知事には後押しをしたんですから。どうも辞めさせたい意向は政府の中にもあるらしいけれど、「次の(勝てる)候補」がいないかぎり辞められたら大変なことになる。ということは野党はそこが「攻めのポイント」になるわけだから、この舛添事件が下火になることは無いはず。

ところがもし舛添さんが辞めたとしたら、時期が非常に悪くなる。選挙がまた参院選と重なればややこしいことになるし、私は野党はそこに持ち込んで舛添氏を推した自民党も糞味噌に叩いて戦いたいと思っているんじゃないかと思うのだけれど、東京としてはかなりうまくない。だって「その次」の都知事選挙はオリンピックの開催直前となるだろうから。

でも8月下旬、9月ならばOKなんでしょう。

民意の移り変わりとか時期的なものって選挙に大いに関係しますから、「いつ」「どうするか」ってのはもう計算に入っているんでしょうね。

私としては舛添氏は都知事の席にしがみつくだろうと思っていて、「法的に問題ない」を最後まで押し通すだろうと、昔から舛添ウォッチングをしていた私としては可能性が高いと思うわけです。また今のところ「法的に問題がありそうな事」って出てきていないはずで、選挙民としては嘘だろ?って思うけれど、政治資金規正法がそういう法律なんだからどうしようもない。泥棒が泥棒を規正するために作った様な法律。

彼をやめさせるためには「リコール」しかないという評論家もいて、私はそれもアリだろうとは思うのだけれど、「文句は言うだけ」で行動力がない選挙民がそこまで出来るとは思えず。150万票ぐらいの署名捺印を集められるだろうか。私が東京にいたら喜んで署名捺印するんだけれど・・・。

でもあちこちの団体がそれに向けて動き出しているようで、もしかするともしかするかも。

しかしまぁ、世界も日本もいろいろ起きますねぇ。私の記憶ではこれほど重大なことが重なり、将来が見えなくなった時ってないような気がするんですよ。

そしてそれらは単なる「事件」ではなくて、「世界が大きく変化する兆候」と言っても良いようなインパクトがある。

アメリカの大統領戦もそうだし、中国の先行きはまったく未知数だし、どうなりますかね。

私としては「変化こそがチャンス」だと昔から考えるタイプですが、ここのところの世界の動きは「きな臭い事が起きそうな予感」がして仕方がありません。

世界中が「金」のことばかり考える時代に入ったし、どこの国も好きなことをやりだして、人類の終わりの始まりかな?

 
 
 

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