シェファードパイを作ってみた

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ヨメさんと息子はシェファードパイが大好きで、私が買い物に行く時に良く買ってきてくれと頼まれます。スーパーの冷凍食品のところにあるやつです。オーブンで焼くだけのやつ。

二人は美味しいというのだけれど、私にはそれが良くわからず。いかにも冷凍モノで美味しくないと思う。でも私より味に敏感で五月蝿い二人がいうのだから美味しいのでしょう。

ところがですね、先日「高級スーパーのフェリーロードマート」に行った時のことです。そもそもシェファードパイが好きな二人ですから、目ざとく見つけたんですね。場所はあの肉屋。小さなココットに入って、一人分の大きさ。

これを3つ買ってきて、私も食べたんですよ。

美味しい~~~。やっぱりフェリーロードだけあるわと思った。ましてや使っている牛肉は和牛とのこと。

その後、数日経ってまたフェリーロードマートに行きました。「あのシェファードパイをいくつか買っておきたい」のですと。

確かに美味しいんですよ。でも料理そのものは難しくないはずで、シェファードパイっていうぐらいですから「羊飼いのパイ」なんですね。だから手が込んでいる料理じゃない。そして本来はアイルランド料理らしくて、羊飼いだから肉はラムを使うらしい。でも牛を使うってことは?カウボーイパイってことですかね?(笑)

ま、どちらにしても作ってみるしかない。

フェリーロードマートのは和牛が中に入っていると言いますが、我が家には和牛がないので、スーパーで買った「Silver side」を使うことに、この部位は日本で言うと「腿」ですね。外腿かな?

本来は普通の牛ミンチで良いと思いますが、このSilver sideの塊が冷蔵庫に入っていましたので、それを刻んで使うことに。このミンチを作るのに、刻んだ肉を出刃包丁で叩いていたんですよ。それを見つけたヨメさんに「それをやらないでって言ったでしょ。見てよ、これ」とミンチの下にある、まな板の上にいつも置いて使うプラスチックの薄いまな板を私に見せました。ものの見事に切れて真ん中に穴が開いていました。(T_T)

穴はミンチで隠して写真を撮った。(^_^)v

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これを少量の油を入れたフライパンで炒めます。火が通れば良いってもんじゃなくて、しっかり焼けて焦げ目がつくくらい。そもそもこれは後で煮込みますし、この焦げが美味しさを作るんですね。

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で、これは横に置いといてミレポアを炒めます。ちょっと大きめで歯ごたえが若干あるぐらいのほうが良いと思って、ちょっと大きめに切りました。でも量が多すぎたような・・・。

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これも軽く塩コショウしてしっかり炒めます。

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ここに先ほどの牛肉を入れて炒め続ける。そして適当なところでニンニクの刻んだものをフライパンの端に入れて炒めてから混ぜる。次に真ん中に穴を開けて、そこにトマトペーストを入れてそれもしっかり炒めてから混ぜる。そして赤ワインをいれて炒める。

適当な所で牛ストックを入れて煮込んでいきます。この時にベイリーフを入れる。

水分が飛んできたらOK。1時間弱煮込んだかなぁ。味見をしたら結構良い感じ。ここで最終的な味を調整。ウースターシャーソースも少々入れる。

ここで気がついた。小麦粉を入れるのを忘れた~~~~。下手に入れると粉臭くなるのでどうしようか悩んだのですが、フライパンの端っこで小麦粉を炒めることに。それでも数分間程度。そしてそれから全部に混ぜ込みます。するとやっぱりまとまりが良くなって、良い感じ。

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このミレポアと牛肉を煮込んでいる間にマッシュポテトを作ります。しかし、面白いもんで、何度も作ったことは無いのに、なんだかいつも作っているみたいに簡単に出来ました。

あまりスムーズにしないでところどころジャガイモの塊があるような感じに。

マッシュポテトが好きなヨメさんに味見をしてもらったんですよ。そうしたら「もう少しお塩を入れれば十分。美味しいわよ。でもバターが多すぎ~~」ですと。

なことを言われるとよっぽどバターを入れたみたいですが、欧米人が作るマッシュポテトに比べたらバターの量は半分程度のはず。

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でも味付けで難しいと思ったのは、マッシュポテトはマッシュポテト、餡は餡で丁度よい味にすると駄目なんですよね。一緒にして食べるわけですから、味の強弱を考えないと駄目。でも私としては I have no idea。(笑)

ということで、餡はちょっと濃い目でマッシュポテトは薄塩って感じに仕上げました。餡が余ればあとで普通のミートパイみたいに焼けば良いし。

ダボ 「おーーい、準備完了。いつ焼いたらよい?」

ヨメ 「今、何時だと思ってるのよ」

ダボ 「えーと、二時半」

ヨメ 「今焼いたらそれはオヤツ?晩ごはん?」

ダボ 「・・・・・・・・・」

ヨメ 「・・・・・・・」

冷たい言い方をするヨメさんは毎度のことだから諦めるとして、どうしましょうかね。焼いてみたい。

ということで、フェリーロードマートで買ってきたシェファードパイの入れ物で小さいのを作ってみることにしました。瀬戸物のココットです。

まずは餡を7分ぐらい入れて・・・。

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その上にマッシュポテトを乗せて・・・・、どうしようか悩んだのですが、粉のパルメザンチーズを振ってオーブンで焼くことに。

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出来上がり~~。ちょっと焼きが足りない感じがしましたが、これ以上やっていつもみたいに焦がすと全部がパーなのでこの辺で良いかと。

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美味しい~~~~。フェリーロードのとどちらが美味しいか?う~~む、わかりません。でも十分美味しい。

ヨメさんに味見をさせたら、美味しいじゃん、ですとさ。

そして今、この日記を書いていたらヨメさんが部屋に入ってきたんですよ。

ヨメ 「あのさ~、あの小さなココットが結構あるんだけれど、あれに入れておいてくれないかなぁ」

ダボ 「いくつ?」

おめ 「あるだけ」

ダボ 「それどうするの?」

ヨメ 「冷蔵庫に入れておけばいつでもすぐに食べられるし」

ダボ 「今晩、みんなで食べようと思ったのに・・・・」

ヨメ 「お願いね」

ダボ 「・・・・・・・・・・・」

これってハラスメントじゃないにしても、私って一体この家のなんなのか・・・、そんなことを考えてしまいます。orz

でもま、主婦っていう仕事は、そうやってたった一人で孤独な作業を延々何十年もやってきたんですよね。それも毎日。

それを考えると、私が愚痴を言える立場じゃないのがわかりますが、なんだかねぇ・・・・・。

ウソでもいいから「パパ、凄い!美味しい!!今日は私も頑張って何か作るからみんなで食べようね」なんて言ってくれないだろうか。

そんなのは30代までか・・・・。

そのうち、「ご苦労!」なんて言われるんじゃないかと・・・。(T_T)

 
 
 

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