在マレーシア日本大使館からメルマガが届きましたね。
イスラム過激派組織によるラマダン期間中のテロを呼び掛ける声明の発出に伴う注意喚起
~ 集団礼拝日(金曜日)の外出時は普段以上に警戒を心がけましょう ~
1 5月21日,イスラム過激派組織ISILは、ラマダン期間中(当地では6月6日から7月5日まで)のテロを広く呼び掛ける声明をインターネット上に公開しました。ISILは、昨年のラマダン期間においても同様の声明を発出し、期間中にはチュニジアで外国人38人が殺害されるテロ事件が発生(6月28日)したほか、中東・アフリカ・欧州でもテロ事件が発生しました。
複数の国で大規模なテロ事件が発生した6月26日は、集団礼拝が行われる金曜日でした。なお、本年のラマダン期間中では、6月10日、17日、24日、7月1日が金曜日に当たります。※外務省海外安全ホームページに掲載されている本件関連記事のURL
→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C1532 マレーシア国内では、現時点においてテロに関する具体的な脅威は伝えられていませんが、トルコでは6月7日に爆発事件が、またイスラエルでは6月9日に銃撃事件が発生し、それぞれ死傷者が出たと報じられています。
3 在留邦人の皆様をはじめ観光などで短期滞在中の皆様におかれましては、ラマダン期間中、特に金曜日には不測の事態が発生する可能性があることを念頭に置くとともに、宗教施設や空港・駅などの公共交通機関や大規模商業施設、観光地などの人が多数集まる場所へ外出する際は、テロ攻撃を含めた事件事故に対する警戒心を忘れないようご注意ください。
4 大規模商業施設や観光地等で発生が予想されるテロ攻撃に関しては、銃乱射事件・爆弾事件とともに、刃物を使用した無差別殺傷事件の可能性も念頭に置く必要があります。2016年に入り、刃物所持者による殺傷事件は、フランス、イスラエル、ドイツで発生しているほか、日本でも新幹線の車内で刃物を持った男性が暴れる事件が発生しています。
当館では、テロ事件及び各種事件に対する諸対策を進めるための参考資料として、下記の注意喚起文を発出しておりますのでご参照下さい。※クアラルンプール市内におけるテロ被疑者逮捕に伴う注意喚起:「刃物による無差別殺傷」も念頭に事件事故への警戒心を持ちましょう(平成28年1月20日発出)
(http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/Alert%20on%20Knife%20Massacre%2020012016.html)平成28年6月10日 在マレーシア日本国大使館