円高「90円」の現実味

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世界の動きは私が考えていた以上のことが起きるのかもしれないと、あるニュースを見て思いました。また円高で90円時代が来るかもしれないという話。

一体イギリスのEU離脱が世界にどういう影響をあたえるのか、私の頭ではさっぱりわからないのですが、前々から考えている「混沌の時代」に入って「秩序の崩壊」が世界中で起きていると感じているのはいつも書いているとおりで、今回のイギリス、アメリカ、そして他の国々に起きていることは全部繋がっていて「グローバリゼーション絶賛時代の終焉」であろうと思っています。

なぜか世の中って「経済重視」で動いている。当然、お金が無ければ何も出来ないのだから当たり前だけど、それの行き着く先がグローバリゼーションであり、新自由主義であり、規制緩和、市場原理主義だと考えているのもいつも書いている通り。人類が豊かになってきた理由、今後も同じですがそれは「技術的イノベーション」だと私は思っていて、これがない限り世界の「パイ」は大きくならず、奪い合うしか無い。だからグローバリゼーションで他人の懐の中にも手を突っ込み、規制緩和だと他人の家に乗り込むのも許し、全ては市場が決めるのだと、なんでもありの無法地帯にした。強い奴はどんどん勝てるけれど弱者は負け続けるのはアタリマエのことで、それが世界で顕著になってきた。そして弱者が立ち上がった。これが今の世界の現状だと私は思うし、この流れは益々大きくなる。 

「平民の逆襲」を我が人生の生きがいにしている私としては、世界で立ち上がった人たちにはエールを送りたい立場。これって保守派の私にしては逆じゃないかと思う人も居るかもしれないけれど、グローバリゼーション自体が私に言わせると保守思想に反するのね。だから今の世界の動きは私には「あるべきところに戻ろうとする動き」にしか見えない。

でも経済的には真っ青なのは当たり前で、今までグローバリゼーションの流れに乗って伸びてきた勝ち組はこの動きを止めたいだろうし、イギリスのEU離脱も「とんでもない出来事」と判断するはず。そしてアメリカのトランプやサンダースの出現に頭を抱える。ここで問題なのは、もうすでに勝ち組でさえも頭打ちになっている点。つまり「勝ち組のいない世界」が見えてきているってことだろうと。

経済を無視できないのは私の様なゴミみたいな存在でも同じで、今日のニュースで「円高が90円になる可能性」を読み、こりゃいくらなんでもうまくないと思った。円資産、円での収入が大きければ良いということでもなくて、日本そのものがどうにもならないところまで落ち込む危険がある。

その円高の理由は「アメリカが【量的緩和】に舵を切る」ということ。アメリカはそこそこ調子がよく、【利上げをする】ということしか私は考えておらず、まさか量的緩和に戻るなんてことは想像さえしておらず、この可能性は自分の中では全く考えていなかった。

でもこの理屈は筋が通っている気もするし、今後の行方をしっかり見ていないとならないと思った。当然、「投資」に関してもこれを加味して考えなくてはならないわけで、「過去の動き」、「一般論」は通用しないはず。

「金利の良い通貨で預金」とか「海外不動産投資」も同じで、「そもそもなぜそれが良いのか」という根本に変化が出てきたら大変なことになる。

コラム:米緩和再開で年内ドル90円の現実味=上野泰也氏 | ロイター

こういうこともあるから、どんな時代になっても「いかに日々の糧を得るか」、つまり「日銭を稼ぐ能力」、短期的に結論が出せる投資能力が必要だと私は長年考えてきたわけで、経済も為替も金利もどう動くかなんてわからない長期的なものに依存する生き方はやめようと思ったわけです。戦争が起きようが、大震災が起きようが、世界のどこかに流れて行かなくてはならないことが起きたにしても、その中で生き抜くサバイバル能力が必要だと。

だから「短期売買」。デイトレもその中の一つ。大波乱の時にはこれしか生きるすべはないと思う私。資産を切り崩して生き延びるなんてのは先が短い年寄りが考えることで、世界そのものが変わっていく波乱時には考えられないインフレや為替の大変動も起きる。

投資の上手い人はいくらでもいて、事業であったり株式投資であったり不動産投資であったり。でもこれからの時代は、そういう人でも「短期売買」「短期決戦」を考える必要があるんじゃないかと思って、私はそれに関してこのブログに書き続けてきました。

これって決して頓珍漢な考え方でもなく、我田引水でもなく、大企業が利益を抱え込んでそれを出さないのはそういうことだと思うんです。長期展望がない、今までのやり方では到底勝てないのがわかっているから貯めこむ。でも彼らは個人と違って短期売買じゃデイトレじゃとそんな馬鹿なことは出来ない。でも短期で利益がでることなら積極的に彼らも出てくるはず。チャンスを探しているはず。

残念だけれどそういう時代に間違いなく入ったという実感があるのです。「過去の経験」は役に立たない。「過去の流れ」に乗った投資方法は意味を成さない。そんな時代がとうとう来たと感じるのです。

イギリスもEUも、アメリカも中国も壊れていく時代。でもこれは私は「生まれ変わる途中」でしかないと思っていて、「サナギが蝶になる」段階かもしれない。でもその期間は決して短いはずもなく、我々にとっては「波乱」となる。

さて弱小個人はどうするべきか。

 
 
 

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