肉たっぷり、野菜たっぷりのシチューを食べようと思いました。
野菜は家にいろいろありましたので、って入れるものはタマネギ、人参、セロリだけですが、肉だけ買ってきました。安い煮込み用の肉。
いつもは肉も野菜もしっかり焼いて焦げ目を付けてから煮こむのですが、今回はそれをやらずにやってみることに。でもタマネギだけは別途かなりの量をキャラメライズして入れました。イメージとしてはオニオングラタンっぽい味になったらいいなぁと思いつつ。
またいつもはビーフストックを骨から取りますが、それも手抜きして余っている市販のチキンストックを使いました。
やっぱりこれじゃ駄目なのでブラウンルーを作って入れてみました。
煮こむこと8時間。低温調理機+スロクッカーのハイブリッド機で90度に設定。
楽しみにしていたのですが、牛の旨味が全く無い。肉も美味しくない。柔らかく煮えているのですが美味しくない。
あれだけ大量に入れた牛の味の濃さも深さもなく、そもそも手抜きで始めましたし、途中でギブアップ。ヨメさんに後はやってもらうことにしました。
ヨメ 「うーーむ、これじゃカレーにするしかないかもね」
ダボ 「はい、お好きなように・・・」
ヨメさんがカレールー以外に何を入れたのか知りませんが、カレーとしてはまぁまぁ。でも元が大したことありませんから美味しい~~~って感じじゃない。普通のカレー。でも具沢山ってだけ。
やっぱり手抜きは駄目なんだろうけれど、牛骨からスープを取るとか、肉や野菜をキャラメライズさせてとかって面倒。
何か手抜きでチャチャッと美味しく作る方法は無いもんだろうか・・・。
料理好きには怒られそうだけれど、化学調味料、牛スープの元とかで何か良いのがないもんだろうか。
最近、思うことなんですが、まぁ、プロがちゃんと作るときにはどうやるのかってのを知りたいと思っていろいろ実験してきましたが、そもそもそれって私が進むべき道とも思えず、っていうか、あまりにも大変な道のりなのがわかるし、どうせ料理というより調理実験でしか無いのだから、このさい、化学調味料なり、XXXの素なりを使って作る方向性の方が私に合っているかもしれないなんて思うんですよ。
ベトナムのフォーボー(牛のフォー)は手をかけるとかなり美味しいのが出来るようになりましたが、コストも時間も半端じゃなくかかるんですね。そんな時にヨメさんが見つけてきた安いインスタントのフォーを食べたら結構美味しいわけですよ。あるいは近くのショッピングモールの中にあるベトナム料理屋のフォーもかなり美味しい。でも彼らが毎日何十キロの牛骨や肉を使ってスープをとっているとは思えないんです。コストも手間も大変ですから、肉もたっぷり入れて12ドルぐらいで売っても大して利益にならないはず。
つまり、プロなら誰でも知っている、そして使っている「XXXの素」みたいなのが絶対あるはずなんですね。
これはマレーシアで食べたパンミーもそうで、鶏パンミーが美味しかったですが、スープの色とか味から判断すると、あの味の濃さは鶏丸々一匹使ってもスープ一杯分にも足りないと思ったんです。店によっては化学調味料がすぐわかる店もあったけれど、それを感じさせないけれどやっぱり「XXXXの素」は大量に使うってのが絶対あるはずなんですね。
そんなのは美味しくない、なんてのは本当のグルメの人たちだけであって、私には十分美味しいと思うんです。味の素は胸焼けするから食べたくないという長男でさえもそういうインスタント物とか街の安い店で美味しいって食べるし。
世の中には味の素みたいな、牛フレーバー、チキンフレーバーの良い物がいろいろあるんじゃないかと思うわけです。でも韓国のDASHIDAにしてもどこでも売っているチキンスットクの素とか、どうもイマイチ美味しいとは思えない。もしかするとあれにまた何かを足すとガラッと変わるのかもしれないとおもったり。
そっち方面を調べて、何か見つけて作るほうが、ジジーの調理実験としては良いかと思ったり・・・。